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長期研修作文5クラスのブログです。

日本のお茶              ハー

2016-11-27 21:30:58 | レポート
日本のお茶―現代のお茶の扱い方に注目して
                            ハー 
I はじめに
日本は、統的な文化である茶道で有名な国として知られている。しかし、現在、日本人は、和室で飲む茶道だけではなく、日常生活でもお茶をよく飲んでいる。また、雑貨やお菓子などにもお茶がよく使われている。お茶は日本人にとって、不可欠なものである。本報告では、現代のお茶の扱い方に注目して日本のお茶について調べたデータを報告する。

II 調査方法

本やインターネットなどで検索調査をやって、情報を集める。そして、自分でスーパーや自動販売機などでどんなお茶を使った品物を売っているか、観察調査をして調べる。さらに、知り合いの日本人の3人から聞き取りを行う。

III 調査の内容
1. 日本のお茶の歴史
2. 日本のお茶の種類
3. 現在のお茶の扱い方

IV 考察

 1.日本のお茶の歴史
 『おおしい入れ方から歴史までお茶の大研究』や『日本文化の基礎がわかる茶道・華道・書道の絵辞典』や「お茶百科のホームページ」によると、日本のお茶の歴史は以下のようである。
 お茶がはじめて日本に来たのは平安時代と言われている。当時日本は唐の国(今の中国)へ遣唐使を送った。その遣唐使によって、お茶をもたらされたと言われている。日本の『日本後期』には 永忠という留学増がさが天皇(786~842)に煎じたお茶を献上したと述べてある。
 鎌倉時代(12世紀末ごろ)お坊さんである栄西(1141~1215)が宋の国へ禅宗を学んで、お茶の種子を日本に持ってきたと言われている。帰国後、栄西は日本発初のお茶の専門書「喫茶養生記」を書いた。その中に、お茶の効能や製法について詳しく記述した。そして、栄西が持ち帰ったお茶の種子をまいて、1207年にそのお茶から取れられた種子を明恵上人(1173~1232、華厳宗の僧である)に送った。明恵は種子をまいて、お茶の栽培を始め、そのときからお茶栽培は全国に広がった。鎌倉時代の終わりごろから、何種類かのお茶を飲んで、種類を言い当てて商品をもらうという「闘茶」があって、盛んになった。「闘茶」のあとに、お酒を飲みながら、歌ったり踊ったりすることもあった。その時にも「わびちゃ」というスタイルが確立された。村田珠光(1423~1502)という僧によって作られた。珠光は、茶会でのお客の差別を禁じて、「茶道の祖」といわれている。
室町時代の終わりごろ、竹野紹鴎(1502~1555)は茶道具を見て、「わびちゃ」の素晴らしさを悟った。珠光の茶道は書院の茶なので、現代の茶道とまったく異なるもので、紹鴎が日本的な要素を追求した。そして、その後、千利休(1522~1591)によって「茶の湯」が完成した。
江戸時代に茶の湯が正式に取り入れられた。また、それまでは限られた階級の人にしか飲まれていなかったが、庶民へと広がった。江戸幕府を開いた徳川家康(1542~1616)は新茶以外の季節にもおいしいお茶を飲みたいと思って、お茶壷屋を設けて、効果な茶壷にいれたお茶を保存させた。しかし、当時、庶民に飲まれていたお茶は抹茶ではなく、煎じたお茶だったようである。この時代にも玉露の製法が生み出されたと言われている。19世紀中ごろには、今でも高級茶とされている玉露が開発されて、お茶に対する関心はますます高まった。一方、お茶の輸出が始まった。
明治維新の後、お茶の輸出量が増加した。1941(昭和16年)~1945年まで太平洋戦争で食料不足になった日本は茶畑を他の農作物を作る畑に変えていった。戦争の後、QHG(連合国妻子例会総司令部)は日本に食料を放出する代わりに、お茶を納めることを要求した。その時から、日本のお茶栽培は再出発した。
 2.日本のお茶の種類
日本はにはいろいろなお茶の種類があるが、全てちゃの木の新芽から作られる。  作り方によって、香り、色、形などが違うが、3つに分かれる。それは不発酵茶、半発酵茶と発酵茶である。お茶の種類の分類がいろいろ分類の仕方があるが、本報告で作り方による分類を紹介する。

表1 日本のお茶の分類
(「水土里ネット牧之原」より)

  2.1 不発酵茶
摘んだ茶葉をすぐに加熱し、発酵させないようにしてつくる茶である。不発酵茶の中で一番多いのは緑茶である。日本で生産されているお茶はほとんどすべて緑茶である。緑茶の中にも、製造方法によって、いろいろな種類がある。よく使われているのは煎茶である。農林水産省「お茶をめぐる情勢」平成28年5月版によると、 煎茶が61.2%を占めている。
  2.2 半発酵茶
摘んだ茶葉を、天日にさらすなどしてある程度発酵させた後、加熱してつくる茶である。代表的なのは、ウーロン茶である。
  2.3 発酵茶
代表的なのは紅茶である。紅茶は昭和40年代まで、生産されていた。生産する土地によって、品質がちがうという性質を持っている。

 3.現在のお茶の扱い方
 現在お茶を使った品物がたくさんある。Aeonスーパーで観察したら、日本茶がたくさんあるということが気がついた。また、日本ではどこでも自動販売機がよく見られるが、よく見たら、いろいろな飲み物が並んでいる中で、コーヒー、水、お茶が多い。それで日本人がよくお茶を飲むと言える。また、埼玉県羽生市にホームステイに行った時、「お茶を飲んでいますか」とい聞いたら、「はい、毎日飲んでいます」と答えてくれた。「いつ飲んでいますか」と質問したら「朝と午後飲んでます」という答えだった。また、接客の際にもお茶を飲むというのが日本の習慣だそうである。埼玉県川口市に住んでいる日本人の家を訪問する、述べたした時にも、同様のお茶に関する質問をしたが、同じ答えだった。
 さらに、Aeonスーパーで観察したこと、自動販売機で売ってあるものとホームステイに行ったとき聞き取ったことに基づいて下記のようなことがわかる。
  3.1 お茶の製品
 お茶の製品にはいろいろな種類があるが、だいたいテイーバックと粉末テイーである。お湯を注いで、すぐ飲むことができて、便利だ。
  3.2 ペットボトルのお茶
 持ち運びできるボトルに入っているので、手軽に飲むことができる。自動販売機、コンビニ、スーパーでよく売っている。緑茶、ウーロン茶など、種類も豊富だ。
  3.3 お菓子など
 だいたい抹茶が使われている。お茶の香り、またお茶の味がして、人気があるものである。まんじゅうやおもちなどのような和菓子によく使われている。さらに、チョコレートやクッキーなどにも入れてある。楽天というショッピングサイトで抹茶チョコ(抹茶チョコレート)を入力してみたら、159件という結果が出る。
  3.4 その他
 お茶がいろいろ効果があると科学的に証明されているので、食品以外のものにも使われている。かわそうえんのサイトによると、せっけん、入浴剤、あぶらとり紙もある。

V まとめ
これまで日本の現代のお茶の扱い方に注目して日本のお茶について調べたデータについて述べてきた。日本ではお茶を使った歴史が長く、もう日本人の習慣になって、不可欠のものになった。そして、いろいろなお茶の種類を飲んでいる。また、お湯を入れて飲むという普段の飲み方だけではなく、日常生活のいろいろな品物に入れて使っている。日本で茶道で有名であるということが知っていたが、もっと一般的にお茶が盛んに扱われているのあまり知らなかったので意外に思った。

参考文献リスト
(1) 大森正司(2005)『おおしい入れ方から歴史までお茶の大研究』 PHP研究所
(2) PHP研究所(2009)『日本文化の基礎がわかる茶道・華道・書道の絵辞典』PHP研究所
(3) お茶百科のホームページ 「お茶の種類」、「お茶の歴史」
http://www.ocha.tv   2016年11月9日参照
(4) ocha museum のホームページ
http://museum.ichikawaen.co.jp/  2016年11月16日参照
(5) 水土里ネット牧之原
http://midorinet-makinohara.com/tea/bunrui.html  2016年11月16日参照
(6) かわそうえんのホームページ
http://www.kawasouen.co.jp/shohin/ochaseihin/ochaseihinmain.htm  
2016年11月16日参照
(7) 時事問題、ニュースもわかるネット百科事典 
https://kotobank.jp/   2016年11月16日参照
(8) 農林水産省平成28年5月版「お茶の情勢」
http://www.maff.go.jp/j/seisan/tokusan/cha/pdf/cha_meguji_h2805.pdf 2016年11月21日参照



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1 コメント

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私もお茶が好き (fumi)
2016-11-28 10:49:16
実は、前に、紅茶のアドバイザーの資格をとったことがあります。(もう、だいぶ忘れてしまったけど!)その時、私もいろいろなお茶について勉強しました。それぞれのお茶に歴史もあるし、新しい広がりもあるんですよね。すごくおもしろい!
ハーさんが書いているように、「抹茶(まっちゃ)」の入った食品もすごく人気ですよね。海外の人にもかな…。先日、成田空港では、お店全部、抹茶が入ったお菓子の店がありました!
日本での生活の間に、ハーさんも楽しんでね♪
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