本の帯には,作品の内容が以下のように記載されています。
「96年デビュー作『不夜城』で第18回吉川英治文学新人賞 ナカヤマフェスタ等実在馬のエピソード」
偶然ですけど,先日読んだ「銀色のステイヤー:河崎 秋子 (著)」に続いて競馬を題材とした作品です。
北海道浦河町で競走馬の生産牧場を営む三上収と息子の三上徹が大切に育てた「カムナビ」という仔馬を巡る物語です。
パリ・ロンシャン競馬場で開催 . . . 本文を読む
競馬馬を題材にした小説は,古内 一絵氏の「風の向こうへ駆け抜けろ」や片野 ゆか氏の「セカンドキャリア 引退競走馬をめぐる旅」などを読みましたが,なぜかすべて女性作家の作品です。
それ故か,いずれの作品も競馬=ギャンブルという発想から外れた視点で綴られているようにも感じました。
本の帯には,作品の内容が以下のように記載されています。
「北海道・静内の牧場で「幻の三冠馬」を父馬に産まれたシルバーファ . . . 本文を読む
ブックカバーの折り返しには,その内容が以下のように記載されています。
「日ソ戦争とは,1945年8月8日から9月上旬まで満洲・朝鮮半島・南樺太・千島列島で行われた第2次世界大戦最後の全面戦争である。短期間ながら両軍の参加兵力は200万人を超え,玉音放送後に戦闘が始まる地域もあり,戦後を見据えた戦争だった。これまでソ連の中立条約破棄,非人道的な戦闘など断片的には知られてきたが,本書は新史料を駆使し . . . 本文を読む
小説の内容や著者には関係なくタイトルに惹かれて読んでみました。
あとがきを読んで知ったのですが,当初の題名は副題の「神々山嶺」だったそうです。
なぜ変更する必要があったのか。
映画化が原因となったようですが,残念なことです。
ブックカバーの折り返しには,その内容が以下のように記載されています。
「1924年,世界初のエヴェレスト登頂を目指し,頂上付近で姿を消した登山家のジョージ・マロリー。登攀史 . . . 本文を読む
上巻からの続きです。
ブックカバーの折り返しには,その内容が以下のように記載されています。
「『山から山へ』生活のすべてをなげうって,独特の単独行スタイルを築きあげた加藤文太郎。薬師岳から烏帽子岳,槍ヶ岳から傘が岳往復など,冬期登山草創期の常識を塗り替える驚異的な冬季単独縦走を次々と成し遂げ,昭和11年1月,運命の槍ヶ岳・北鎌尾根に挑む。残されたわずかな資料を越えて,加藤文太郎の真実に迫る完結編 . . . 本文を読む
加藤文太郎氏は,新田次郎の作品『孤高の人』の主人公として登場しているので,その人柄についてはほぼそのまま記載されています。
本書では,「序 悲報 昭和十一年一月」として加藤氏が槍ヶ岳にて遭難し,その捜索活動の詳細が記載されています。
その後,第一話から彼の登山歴が年代を追って続きます。
タイトルにある通り,彼は単独行者であるにもかかわらず,なぜパーティーを組んで遭難したのか。
新田氏の作品では後 . . . 本文を読む
著者はゴルフを始めて40年目にこの小説を執筆したそうです。
ボクは今年で50年になりますが,いろんな意味でゴルフをやってきてよかったなあと思っています。
ブックカバーの折り返しには,その内容が以下のように記載されています。
「バンカーで信じられない大たたきをしても,堂々と申告する硬骨漢。初めておとずれた優勝のチャンスに平静さを失う万年ブービー男。人生最後のプレーを終えた,老ゴルファーの後ろ姿。ゴ . . . 本文を読む
本書の内容については,本文最後に「読売新聞で2023年11月1日から7日まで計7回掲載された連載記事「変容する米国」と24年5月7日から18日まで計8回掲載された連載記事「米大統領選2024 論争の現場」と複数の単発の記事をベースに,その後の大統領選の動向なども踏まえて大幅加筆し,再構成したものである。」という記載があります。
そして,ブックカバーの折り返しには,以下のような記載があります。
「 . . . 本文を読む
数年前から騒がれ出した半導体不足。
自動車の納車にも影響を与えるなど,日本中が大騒ぎになりました。
そうしたことから半導体には興味を持っていたので読んでみました。
日本の半導体が世界のトップシェアを獲得してから今日の低迷に至るまでの経緯は,ほぼボクが得ていた知識の通りでしたが,その詳細を日立の技術者だった著者の記述によって知ることができました。
そしてボクが思ったこと。
日本の現状の原因を作った . . . 本文を読む
表紙はロシア人美女、そして蒼ざめた馬。
高校時代に「青春の門」をむさぼるように読んでいた著者の作品ですが,最近はエッセイや人生論のようなものが多いですね。
そうした中,ロシアに詳しい五木氏の作品を久しぶりに読んでみました。
いやあ,面白かったです。
氏は1932年、福岡県生まれ。
66年に『さらばモスクワ愚連隊』で小説現代新人賞、67年『蒼ざめた馬を見よ』で直木賞、76年『青春の門・筑豊編』で . . . 本文を読む