パソコンのHDD(Hard Disk Drive)をSSD(Solid State Drive)交換によるシステム全体のパフォーマンス向上は大変効果のある改造でありこれまで10台ほどのPCでクローン作業を行ってきた。
今回、ヤフオクで入手したPanasonic Let's note CF-NX3(Windows11Pro 64 Bit Corei3 4010U メモリ4GB HDD320GB)は移動運用で使用する堅牢なノートPCとしてちょうどよいスペックと安価(¥8K)なものである。
SSDもヤフオクで128GB(¥2K)を入手し、いつものように換装しようと思ったら1年前と随分状況が変わってきていた。
①これまでずっとお世話になってきたフリーソフトのEaseUS Todo Backupはクローン作業が無料ではなくなっていた。
②AOMEI Backupper standardもクローン作業に使ったことがある良いソフトなのでダウンロードして作業にかかった。しかし、Win10からWin10およびWin11からWin11ではできなくなっていた。発売時点でWin7やWin8のPCがアップデートでWin10になったPCからはクローンができるが当初からWin10や11のものはできないことがわかった。
③Macrium Reflect 7 Freeは使ったことのないソフトである。ダウンロードしてクローン作業をおこなった。ソフト自体は日本語化されているがRegistration Codeを取得するまでは英語のページなので少し手間取る。実際のクローン作業は3回連続失敗。
④手詰まりとなった。
⑤AOMEI Backupper standardの使用料金は¥5K。EaseUS Todo Backupの料金は30日間試用で¥1980。これなら仕方ないとPayPalで支払う。
⑥EaseUS Todo BackupのRegistration Codeを取得しアプリをダウンロードする。しかし、正規版なのにクローン作業に失敗。「なぜだ?」とネットをググって原因を探す。元のHDDのエラーを解消しないとSSDにクローンできないようだ。汚れたものを汚れたままコピーできないということか。
⑦Cドライブのプロパティを開け、エラーチェックのためドライブのスキャンを行う。
⑧スキャン後再起動。改めてPCにUSBでSSDを接続してEaseUS Todo Backupを走らせるとようやく「完了」の表示が出た。これまで約4時間。バッテリーの奥にあるHDDを取り外してSSDを装填。素早くWin11が立ち上がった。必要なソフトウエアのインストール、問題なく動くようだ。ホイールパッドのドライバなどはPANAのホームページからインストールする必要がありそうだ。
ひょっとしてCドライブのスキャンをしていればフリーソフトのMacrium Reflect 7 FreeやAOMEI Backupper standardでもいけたかもしれない。
ソフトの提供元が、フリーバージョンを次々と有料化・限定化している実態がわかった。無銭家には辛い。