アマチュア無線局 JE0KBP

サテライト通信やコンテスト、移動運用の記録等

YAESU D-450ADC ローテーターをG-800DXAに交換

2024-08-20 17:06:50 | 衛星通信(システム編)

先週8月15日に突然ローテーターが回らなくなりました。

ほぼ毎日、数機の衛星にアクセスするので3年ほどでダウンしてしまったと確信しました。

①注文して2日で新しいローテーターが到着


②梱包物一覧。中はピカピカです。


③ケーブルの配線

 

コントローラー側はピンにかしめて取り付ける。モーター側は直付のハンダ工作になる。

7芯ケーブルを自分で「1番ー黄、2番ー茶、3番ー青、4番ー白、5番ー赤、6番ー緑」と決めて両端の配線を慎重に行う。7番は使わないので黒い線は根本で切り取った。


④配線のチェック

ケーブルの配線が終わったので、本体とコントローラーを繋いで室内で回転をチェック。無事に左右の回転、スピードコントロール、プリセットなどが動くことを確認した。0点補正、プリセット補正、などは特に問題なく購入時の状況でOKだった。


⑤D-450ADCを取り外す。G-800DXAに下部クランプ取り付け

新ローテーターの準備ができたところで、動かなくなったローテーターを取り外す作業。

新旧2台を並べました。左側がG-800、右側がG-450。

G-800はトップのマストクランプが両側から挟み込むタイプ。UボルトのD-450ADCよりも耐久性が増している。G-800のマストに取り付ける下部クランプ(D-450と共通)は予備として前から持っていた。


⑥マストに取り付け

ついでに上部のマストを1mから1m50cmに拡大。数年前屋根に大雪が積もったときリフレクターが雪に埋もれたので余裕をもたせた。しかし、アンテナを付けたら結構重くてローテーターの上部クランプにマストを差し込むのに苦労した。ヘルメット、胴綱で安全は確保していたが、バランスを崩したらと思うと恐怖感があった。


⑦ケーブルを引き込みコントローラーを配置

ケーブルをシャック内に入れ、新しいコントローラーを定位置に収めての試運転も問題なくFB!


ところが・・・

取り外したローテーターの取説をパラパラとめくっていたら

コントローラー内部にヒューズがあるとの説明。

本体のヒューズは当然確認したがコントローラー筐体内部にヒューズがあるなんて考えもしなかった。

まさかと思いながらビス8本を外して奥に手をいれると確かに長さ2センチのミニヒューズがある。

「切れているではないか!!」

「ひょっとしてこれが原因か?」

手持ちのミニヒューズに取り替え、本体とコントローラーを繋いでコンセントをいれると

「ウイーン」と心地よい音を立ててローテーターは回りました。

100円もしないようなヒューズ断裂に気づかず、数万円の出費と数時間の交換作業。

まあ、ローテーターの性能はグレードアップしたわけで、今後も長く使えそうなのでいいか!

G-800DXAの取説を読み直したが「コントローラー筐体内部にヒューズ」という記述は全くなかった。

動くようになったD-450ADCを再運転。数分間にわたり左右の回転をさせたがヒューズが切れてモーターが回らないという事態は発生しなかった。何だったのだろう?? 

D-450ADCは予備機として保管し、移動運用で使ってみようかと考えている。

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衛星アンテナちょっぴりグレードアップ

2024-03-31 17:15:58 | 衛星通信(システム編)

サテライト用の145MHz八木を8エレメントから10エレメントに交換しました。

左が現在使っている8エレメント。右は今回交換する10エレメント(中古品が入手できた)

どちらもマスプロウエーブハンターなので輻射器エレメントは共通。

8エレのものを外して10エレに付け替えれば同軸ケーブルの処理がなく楽ちん。

435MHzは15エレメントで変化なし。

145MHzウエーブハンターのカタログ値

144WH8(8エレ)  利得8.6dB 重量1.2㎏ ブーム長1790mm

144WH10(10エレ) 利得10.2dB 重量1.4㎏ ブーム長2300mm

★ちょっぴりゲインが増えました。よく聞こえるようになるかは今後のお楽しみ。

サテライトを始めた頃のアンテナシステム(145は5エレ、430は12エレ)はこちら

最初のアップグレード(145は8エレ、430は12エレ)はこちら

2回目のアップグレード(145は8エレ、430は15エレ)はこちら

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TS-2000によるサテライト衛星通信システム(自分用備忘録)

2023-08-24 20:53:21 | 衛星通信(システム編)

現在のサテライトシステムは衛星通信を始めてからずっと使っているもの。

物忘れをしたときに困らないように画像と文章で記録しておく。


【1】リグTS-2000の設定


ケンウッドの取説 p52~54 (旧バージョン取説はp53-54)を読んでおく。PCでできる部分が多いので実際の運用部分はそれほど気にしなくてよい。 

  SATボタンを押してサテライトモードに入る。

  SATメモリーが10チャンネルあるので主な衛星をメモリーに入れる。衛星名を入力しておくと便利。

《とりあえずFM衛星》受信周波数が左側、送信周波数は右側

AO-91  受信 145.96MHz、送信 435.25MHz トーン 67.0Hz

SO-50  受信 436.79MHz、送信 145.85MHz トーン 67.0Hz

ISS  受信 437.80MHz、送信 145.99MHz トーン 67.0Hz

PO-101  受信 145.90MHz、送信 437.50MHz トーン 141.3Hz

TEVEL  受信 436.40MHz、送信 145.97MHz トーン 67.0Hz 

★TEVELシリーズは1号から8号まであるが、すべて同じ周波数、トーン

トーンはオレンジ色のファンクションキーとTONEキー(4)を押して設定する。変更はマルチキー回転。


《CW/SSB衛星=リニア衛星》

SSBはもちろんCWの場合も受信側はUSBで聞く。送信側はモードに応じて切り替え。

パソコンの設定により周波数やモードは自動的に変わるので気にしなくてもいい。


《リグの背面の接続》

◎アンテナの接続 145MHz(M) 430MHz(N)

◎COMポートの接続 

 片側が9ピン(リグ)-片側がUSBのRS-232Cストレートケーブルケーブル(PC)

◎USBIF4CWの接続 

  リグのKEY端子に3.5mmジャック、パドルはループ音の確認に必須、USBはPCへ。

◎電源ケーブルの接続

◎前面はマイクとヘッドホンを接続するのみ


【2】ソフトウエアの設定


(1)CALSAT32

衛星の位置計算のソフトウェアで最もよく使われ、優秀。JR1HUOさん作。画像をクリックするとHPにリンクします。

①ダウンロードしたらファイル → 「観測点の設定」をする。

 アイカラーのホームページは住所を入れるとGL/緯度/経度が分かるのでこれを利用する。

②ファイル→「衛星グループの設定」を行う。

一覧表から現在安定して使用可能な次の衛星をリストに加えた。

グループA A0-91 SO-50 RS-44 PO-101 ISS

グループB JO-97 FO-29 FO-99 等

グループC TEVEL3 TEVEL5 TEVEL6 等

③ファイル→「軌道要素ファイルのデータ取得」を行い、ダウンロードが終わったら「追加更新」しておく。

④このソフトウエアだけで周波数制御とドップラー補正ができるが、次に述べるCSATmateにその役割を負わせるため、ここでは割愛する。

(2)CSATmate

CALSAT32を親としてリグコントロールを行うソフトウエア。JE4IVNさん作。

単体では起動しないのでCALSAT32を立ち上げてから起動する。

下の画像をクリックするとHPにリンク。

(1)ダウンロードし、CALSAT32を立ち上げてから起動する。

(2)「設定(M)」をクリックして下記のように入力する。

◎CALSAT32のお世話になります

◎レジストリ方式

◎サテライト対応機を制御

◎TS-2000 VFOボーリング250ms

◎パソコンに追加したCOM番号を指定する。

◎ボーレート 9600bps(TS-2000の初期設定は9600bps)

◎リグの初期モード 受信側USB 送信側CW 起動時の追尾モード指定は「受信固定」

(3)「衛星追加/変更/削除(A)」をクリックして下記のように入力する。

★衛星の登録周波数 CW/SSB のリニア衛星のみ(FM衛星はリグのメモリーに入れた)

衛星名 UP   Down wIdth Beacon
RS-44 145935 435610 60 435605 
FO-29 145900 435800 100 435795
F0-99 145900 435880 30 437075
JO-97 435100 145855 20 145840

(4)衛星の登録画面で設定完了(Q)をクリックして閉じる。

(5)環境設定画面で設定完了(Q)をクリックして閉じる。

 

(3) CTESTWINの設定

(1)私の場合、CWの運用が大半なのでパソコンからCWを自動送信ができるようにCTESTWINというコンテスト用ソフトを使います。ダウンロードはこちら

周波数表示を145/435MHz や 435/145MHz にするにはどうしたら良いか不明。今のところ送信周波数を設定している。

(2)CW → CWパラメータ設定 から次のように入力

①F5 「CQ JE0KBP JE0KBP K」

②F6 「$c $g $g」$c=受信したコールサイン、$g=挨拶、$g=レポート

③F7 「$q TU JE0KBP K」$q=訂正した場合の再送信

④F8~F12は任意 

⑤CWポートはUSBIF4CWにチェック 

⑥その他はデフォルトでいいと思います。

⑦保存ボタンで分かりやすい名前(「SAT」など)をつけて保存する。

⑧OKボタンで閉じる。


【3】 実際の運用


《A》FM衛星(ISS,SO-50,AO-91,PO-101等)の場合

(1)衛星が稼働しているかAMSATのWebで確認。衛星名の履歴が青色ならOk。AMSAT

(2)TS2000の電源を入れる。SATモードにする。VFO/Mを押しメモリーモードに入る。

マルチつまみを回して目的とする衛星を選択する。

(3)トーンの設定。67.0Hz または 141.3Hz

(4)CALSAT32を起動してアンテナを衛星の軌道に合わせる。ヘッドホンをする。

(5)仰角が上がってきてサテライト局が聞こえたらコールサインをメモしてから呼ぶ。

   { 例 JK2XXKこちらはJE0KBP、59 。JE0KBP JK2XXK 59 。 ありがとうございました }

   1波しかないので簡潔なQSOを心がける。ヘッドホンから自分の声が聞こえることを確認して呼ぶ。

   最初のうちCQは出さない。聞こえている局を呼ぶことに徹する。フォネティックを使う。

(6)CALSAT32のAZを参考にアンテナローテーターを調節し、自分の信号が聞こえることを確認する。

(7)メモしたコールサインや時刻をハムログに入力する。

 

《B》リニア衛星(RS-44,JO-97,FO-29,FO-99等)の場合

(1)リグとパソコンをUSBシリアルケーブル(ストレートケーブル)でつなぐ。

(2)USBIF4CWでリグとパソコンをつなぐ。

(3)パソコンの電源を入れる。

(4)CALSAT32を起動して衛星(例えばRS-44)を選ぶ。

(5)CSATmateを起動する。

 TS-2000が自動的に電源オン、RS-44のUP/DOWN周波数、受信USB/送信CWが反映される。

 ★自動的にオンにならない場合はCSATmateのCOMポート番号(1とか2とか)を再確認。

(6)CTESTWINを起動する。

 「マルチチェック無し」を選択。周波数(144など)、モード(CW)を設定。

 「CTRL+R」でランニングモードにしておく。 

(7)ループを取るためにCSATmateのoffset値を調節する。

下は参考値(リグやPC、衛星の位置によって変化する)

衛星名  RS-44     JO-97   FO-99   FO-29
CW→  2200      2600   2000       0    
SSB→   1500     1900   1300   -700    

◎offsetの+を左クリックすると100HzUP、右クリックすると10HzUP、ーを左クリックすると100HzDOWN、右クリックすると10HzDOWN

衛星が可視圏内に入り、10°~20°程度に上がったら短点を1,2回打つ。ループが聞こえるように+ーを調整する。SSBの場合はCWからマイナス700Hzほどに調整。

(8)CTESTWINで「CTRL+F5」を押すと連続CQ送信。

(7)呼んできたらコールサインを入力してENTER 「$c $g $g」が自動送信される。

(8)CALSAT32のAZを参考にアンテナローテーターを調節し、自分の信号が聞こえることを確認する。

(9)CQを出している局を呼ぶときはF11で自分のコールを送信、F12で「R 599 TU」を送信。

(10)CTESTWINに記録したログをハムログにデータ移行する。

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どんなリグを使ってサテライト通信をしているのかな?

2023-08-06 20:56:30 | 衛星通信(システム編)

サテライト通信にQRVしている局はたくさんいらっしゃるが、その方法は様々であると感じる。

8月1日にQSLカードがJARLから届いた。hQSLはほぼ毎日チェックしている。そんなきっかけから

試しに、これまで頂いた紙カードやデータQSLの[RIG]欄を集計してみることにした。

【サテライト通信で使っているリグ集計】

第1位 IC-9700 (39人)圧倒的な使用率 144/430/1200MHz新鋭機、高性能SATモード対応

第2位 IC-910&911 (16人)少し前まで定番リグ144/430/1200(OP)MHz SATモード対応

第3位 IC-705 (10人)1.8~430MHzのコンパクト機 1.1㎏超軽量

第4位 IC-9100 (7人)1.8~430MHzの固定機 SATモード対応

第5位 FT-847 (5人)1.8~430MHzの固定機 SATモード対応

第5位 TS-790 (5人)144/430/1200(OP)MHzの固定機

第5位 FT-991 (5人)1.8~430MHzのコンパクト機

第5位 FT-736 (5人)50/144/430/1200(OP)MHz固定機 SATモード対応

第9位 TS-2000(4人)1.8~430MHzの固定機 SATモード対応

第10位 FT-817&818(4人)1.8~430MHzのコンパクト機

第11位 IC-820(2人)144/430MHz SATモード対応

第11位 IC-7100(2人)1.8~430MHzのコンパクト機

第11位 IC-2730(2人)144/430MHz FM機

第11位 FT-857(2人)1.8~430MHzのコンパクト機

第15位 ID-5100(1人)144/430MHz FM&D-STAR機

第15位 IC-706MK2G(1人)1.8~430MHzのコンパクト機

第15位 DM-5R(1人 中国局)144/430MHzFMハンディ機のようです。

 

ISSなどのFM衛星ではモービル機を使ってQSOされている方がいたり、オールモード機を2台使ってSSB/CWリニア衛星に出ている方も複数いらっしゃいました。CALSAT32やCSATmateは2台のリグを使うことができますが、詳しいノウハウを知りたいところです。

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ジャンク430MHzプリアンプ再生

2023-06-20 23:11:43 | 衛星通信(システム編)

ヤフオクでクラニシの「KG-430」という430MHz GaAs LOW NOISE PREAMPを見つけた。

「動作未確認、サビが非常に多くあります」という代物。見てくれは非常に悪いが「使えるんじゃないかな?」という勘が働き1600円で落札した。


電源コードを自作して通電するとちゃんとパイロットランプが点灯しスイッチ類も動作しているようだ。

錆びついたビスを外すのに少し苦労したが、内部を見るとサビもなくきれいな状態。

半信半疑で430MHzを受信すると聞こえなかった信号が浮き上がってきて効果抜群だ。

ケースを外して、2種類のペーパーを丁寧にかけると表面がツルツルになった。ダイソーでブルーのスプレー缶を購入。(110円で各色のスプレーが並んでいた。百均ってエライ)

時間をおいて2回塗装、ビスも交換したら新品のようになった。

TEVELシリーズやISSなどの受信に効果を発揮している。ジャンク探しはこれだからやめられない。

 

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430MHzアンテナグレードアップ

2023-04-01 10:23:38 | 衛星通信(システム編)

サテライト用430MHzアンテナを12エレから15エレに交換

★右側が取り外したマスプロ12エレ八木、左側は新調したダイヤモンドA430S15R2(15エレ)八木

エレメントが3本増えただけですが、ブーム長は152cmから224cmとかなり長くなりました。

ゲインは13.0dBから14.8dBにアップしました。どれほどの効果があるかは今後の運用で確認。

高所作業のため、ヘルメットや胴綱を着用して慎重に作業しました。

比較的簡単に取替でき、無事に終了したので一安心。

サテライトを始めた頃のアンテナシステムはこちら

145MHzを5エレから8エレにグレードアップした昨日までのシステムはこちら

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新しい衛星FO-118(CAS-5A)CAS-10(XW-4)の設定メモ

2023-01-11 16:39:17 | 衛星通信(システム編)

遅ればせながら新しい衛星をCALSAT32やCSATmateに対応させる方法を自分の備忘録として記述。

 ★VY TNX JE1CVL  JE9PEL 

1 軌道要素

CALSAT32の「衛星グループの設定と変更」を探してもFO-118(CAS-5A)CAS-10(XW-4)など新しい衛星名がありません。これでは、衛星の軌道を追尾することができません。

新しい衛星がCALSAT32の軌道要素ファイルに追加されるには、1ヶ月~数ヶ月かかるようです。サテライターの方々はどのように軌道を見つけているのでしょうか。

CVLさんのブログにTLEという数値の並んだものが掲載されていました。調べてみると「2行軌道要素(Two Line Element set:TLE)は,地球を周回する物体の軌道要素を表現するためのデータフォーマット」ということ。

これをどう利用するのかあちこち開いてみたらCALSAT32フォルダにELEMというテキストファイルがあり衛星名と2行軌道要素TLEを発見。ここに追加するらしい。

久下さんのブログ12月12日にCAS-5A、12月16日にFO-118、XW-4 (CAS-10)のTLEが掲載されていたのでこれをELEMに追加して上書き保存する。

CAS-5A                  
1 54684U 22167C   22345.97025093  .00007651  00000+0  49036-3 0  9999
2 54684  97.5399 120.9240 0013340 257.7647 102.2084 15.08731808   400

FO-118
1 54684U 22167C   22349.61792922  .00007674  00000-0  49105-3 0  9999
2 54684  97.5382 124.5066 0013592 244.0385 115.9444 15.08788469   951

XW-4 (CAS-10)
1 48274U 21035A   22349.57666509  .00020514  00000+0  25201-3 0  9994
2 48274  41.4739 194.5783 0004074 111.0935 347.0781 15.59787538 93120

再び「衛星グループの設定と変更」を開いてみると衛星が追加されたので、これをグループDに追加する。

これで、新衛星の追尾ができるようになった。

2 アップリンク、ダウンリンク周波数

衛星のUP/DWN周波数を「CSATmate」に追加してリグをコントロールしている。

周波数は、JE9PELさんの「Satellite Frequency List」に記載されていたので、これを入力する。

CAS-5A(FO-118)はSSBの周波数とFMの周波数の2種類があるので2つを入力する。

CAS-10(XW-4,HO-119)はVHF/UHF SSBの周波数を使う。

3 これでいいのかな? 

よく分からないまま、一応の設定をした。CAS-5Aは12月13日に初QSOができ、その後も数回使えているがFMのみでSSB/CWはこれから。CAS-10はいいパスに巡り会えず今後の課題。間違いがあれがご指摘ください。 

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FT-847 & CALSAT32 & CSATmate & CTESTWINでサテライト自動運転

2022-09-02 23:05:32 | 衛星通信(システム編)

現在固定ではTS-2000SX & CALSAT32 & CSATmateでサテライト自動運転(周波数制御とドップラー補正)を行っていますが、サブシステムとして及び移動運用に使用するためFT-847で同様のシステムを組むこととしました。自分の備忘録のためシステム構築のプロセスを以下にまとめました。なお、この記事ではCW/SSBリニア衛星での運用を主内容とします。また、この記事の内容は私の経験によるため、間違いや思い違いがあると思います。お気づきの点はコメントを頂けるとありがたいです。

Ⅰ FT-847とパソコンをつなぐ

(1)FT-847側の設定

ボーレートの初期値が4800bpsとなっているため、これを9600に変更する。(図参照)

リグのSATボタンを押してサテライトの設定することは不要。あとはソフトウエアが行う。

(2)パソコンとリグをつなぐケーブルを用意する

リグの取説には背面のCAT端子にRS-232Cケーブルをつなぐように指示されている。デスクトップパソコンにはD-Sub9ピンの端子があることが多いので両端D-Subのケーブルを使う。移動運用で使うのはノートパソコンでRS-232Cの端子はないのでUSBに変換する必要がある。私は、USBシリアル変換ケーブル(クロス)をアマゾンで購入した。もう少し安価なものもありそうです。

(3)ドライバのインストール

ケーブルに付属するCD-Rを使用してドライバをインストールする。インストール後再起動。

デバイスマネージャーを開くとポートが追加されている。このCOM番号を覚えておく。

(4)USBシリアルケーブルでパソコンとリグを繋ぐ。

 

Ⅱ パソコンへのソフトインストールと設定

(1)CALSAT32

衛星の位置計算のソフトウェアで最もよく使われ、優秀。JR1HUOさん作。画像をクリックするとHPにリンクします。

①ダウンロードしたらファイル → 観測点の設定をする。

 アイカラーのホームページは住所を入れるとGLと緯度と経度が分かるのでこれを利用する。

②衛星グループの設定を行う。一覧表から現在安定して使用可能な次の衛星をリストに加えた。

グループA RS-44 XW-2A JO-97 FO-29 CAS-4A CAS-4B

グループB XW-2F HO-113 FO-99 等

③ファイル→軌道要素ファイルのデータ取得を行い、ダウンロードが終わったら追加更新しておく。

④このソフトウエアだけで周波数制御とドップラー補正ができるが、次に述べるCSATmateにその役割を負わせるため、ここでは割愛する。

(2)CSATmate

CALSAT32を親としてリグコントロールを行うソフトウエア。JE4IVNさん作。CALSAT32を立ち上げてから起動する。下の画像をクリックするとHPにリンクします。

(1)ダウンロードし、CALSAT32を立ち上げてから起動する。

(2)「設定(M)」をクリックして下記のように入力する。

①CALSAT32のお世話になります

②レジストリ方式

③サテライト対応機を制御

④FT847 VFOボーリング500ms

⑤パソコンに追加したCOM番号を指定する。

⑥ボーレート 9600bps(リグと合わせる)

⑦リグの初期モード 受信側USB 送信側CW

(3)「衛星追加/変更/削除(A)」をクリックして下記のように入力する。

★衛星の登録周波数

衛星名 UP   Down MIdth Beacon
CAS-4A 435210 145880 20 145855
CAS-4B 435270 145915 20 145910
XW-2A 435030 145665 20 145660
RS-44 145935 435610 60 435605 
FO-29 145900 435800 100 435795
F0-99 145900 435880 30 437075
JO-97 435100 145855 20 145840
EO-88 435015 145960 30
HO-113 145855 435165 30 435575
PO-101 437500 145900 Tone141.3
SO-50 145850 436795 Tone67.0

(4)衛星の登録画面で設定完了(Q)をクリックして閉じる。

(5)環境設定画面で設定完了(Q)をクリックして閉じる。

Ⅲ CTESTWINの設定

(1)私の場合、CWの運用が大半なのでパソコンからCWを自動送信ができるようにCTESTWINというコンテスト用ソフトを使います。ダウンロードはこちら

周波数表示を145/435MHz や 435/145MHz にするにはどうしたら良いか不明。今のところ送信周波数を設定している。

(2)CW → CWパラメータ設定 から次のように入力

①F5 「CQ JE0KBP JE0KBP K」

②F6 「$c $g $g」$c=受信したコールサイン、$g=挨拶、$g=レポート

③F7 「$q TU JE0KBP K」$q=訂正した場合の再送信

④F8~F12は任意 

⑤CWポートはUSBIF4CWにチェック FT847はシリアルポートが1個のためCOM指定はできない。

⑥その他はデフォルトでいいと思います。

⑦保存ボタンで分かりやすい名前をつけて保存する。

⑧OKボタンで閉じる。

Ⅳ 実際の運用

(1)リグとパソコンをUSBシリアルケーブルでつなぐ。

(2)USBIF4CWでリグとパソコンをつなぐ。

(3)リグ、パソコンの電源を入れる。

(4)CALSAT32を起動して衛星(例えばRS-44)を選ぶ。

(5)CSATmateを起動する。

 FT847が自動的にSAT-Modeになり、RS-44のUP/DOWN周波数、受信USB/送信CWが反映される。

 ディスプレイの右上にCAT表示がでる。

 SatNameをクリックすると衛星設定値(周波数等)が表示される。

(6)CTESTWINを起動する。

 「マルチチェック無し」を選択。

 「CTRL+R」でランニングモードにしておく。 

(7)ループを取るためにCSATmateのoffset値を調節する。

下は参考値(リグやPC、衛星の位置によって変化する)

衛星名  RS-44   CAS-4A/B   JO-97   XW-2A   FO-99   FO-29  HO-113
CW→        0    2200-4400 3300-4100  2000     1900      -700 - 0     200
SSB→   -700   1500-3700 2600-3400  1300   1200  -1400 -700    -500

◎offsetの+を左クリックすると100HzUP、右クリックすると10HzUP、ーを左クリックすると100HzDOWN、右クリックすると10HzDOWN

衛星が可視圏内に入り、10°~20°程度に上がったら短点を1,2回打つ。ループが聞こえるように+ーを調整する。SSBの場合はCWからマイナス700Hzほどに調整。

(8)CTESTWINで「CTRL+F5」を押すと連続CQ送信。

(7)呼んできたらコールサインを入力してENTER 「$c $g $g」が自動送信される。

(8)CALSAT32のAZを参考にアンテナローテーターを調節し、自分の信号が聞こえることを確認する。

(9)CQを出している局を呼ぶときはF11で自分のコールを送信、F12で「R 599 TU」を送信。

(10)CTESTWINに記録したログをハムログにデータ移行する。

Ⅴ 運用面の留意点、課題等

(1)COMポートが外れる現象に悩みました。運用によって回り込みが発生する可能性があります。各ケーブルにパッチンコアを装着するとともに、ケーブル類はなるべく短く、交差しないようにしたほうが良い。デュープレクサーをバンドパスフィルターとしてアンテナ系にれたほうが良い。CW/SSB衛星で私は常に5Wで運用しています。大パワーは必要ないと思います。

(2)固定のシステムに比べ、アンテナがプアーなためかリグの操作法や特性を把握できていないためか、ループが取りにくいです。今後の課題です。

(3)FT847のCW音が送受信のたびに「ボッボッ」と鳴るのが気になります。これはサテライトでも通常のHF-CWでも同じです。短点/長点の直流音の間に雑音が入るのは仕様でしょうか?リグの取説にあるCWディレイタイム、サイドトーン、ウエイトなどを調整しましたが改善されません。

(4)CSATmateのoffset値が不安定です。3000Hzくらいでループ音が聞こえるようにしてもしばらくすると4500Hzに上がったり、また下がったりします。TS2000ではこのような現象は見られないので運用中もoffset値を動かすことが多く送受信に集中できない。今のところXW-2A,CAS-4A,JO-97のようなU/V衛星で頻繁。

(5)返りのループ音が「ピョッ・ピョッ」と聞こえ「ピー、ツー」のように真っ直ぐな直流音にならないことがある。

Ⅵ TS-2000SXとの相違点

(1)リグとパソコンの接続

①FT-847はRS-232Cクロスケーブルで接続するが、TS-2000はRS-232Cストレートケーブル。

②通信速度(ボーレート)の設定。FT-847は変更が必要だが、 TS-2000の初期設定は9600なので設定不要。

(2)実際の運用

①パソコンとリグのCOM番号が同じになっている状態で、CALSAT32 → CSATmate と立ち上げればTS-2000の電源がONとなり、衛星周波数等も設定済みとなる。FT-847は電源スイッチが機械式スイッチ(押し込むことでON)なので、先に電源を入れておく必要がある。

(3)ソフトウエアの設定

①CSATmateオフセット値が異なる

衛星名下の数値がCSATmateのoffset(CW )、SSBの場合はマイナス700Hz

RS-44

1200

CAS-4A/B

1600-1900

JO-97

2300

XW-2A

1600

FO-99

1900

FO-29

400

(4)その他

①FT-847は430MHz端子がM型、TS-2000はN型 アンテナから来る同軸ケーブルのコネクタ注意。

 

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ようやく実現したサテライト移動運用

2022-08-19 21:04:59 | 衛星通信(システム編)

2022年8月19日(金)新潟県上越市名立区(日本海海岸近く) JCC:0822

 

◎アンテナはJO2ASQさんの記事を見ながら自作した145/435MHzのクロス八木。

◎リグはFT-847。先月ヤフオクで入手した中古品。ファンやキャリングハンドルを交換した。

◎ローテーター(頒布まで数ヶ月待ってようやく入手)はJA6IRKさんのPocke TATOR mini

◎ポールはアンテン製4.5m、コメットの「ふみたてくんMCB」

失敗の連続

1 何もできずに帰ってきた移動運用(COM接続できず-回り込みか??)

移動1回目は、パソコンとリグを繋ぐCOMポートが開かないという失敗。車中で接続の確認、ノートPCの再起動等をするが認識せず。これでは、衛星のドップラーシフト制御ができないため何もできずに帰宅。

2回目は、自宅でCOMポートが開くことを確認してから出発。衛星の来る時間を見計らってループテスト開始。送信を始めたらCOMポートを認識しなくなった。何もできずに帰宅。

本日3回目。ノートPCを14インチのダイナブックから12インチのレッツノートに交換。立ち上げるソフトウエア3種類を見るには大画面のほうが都合が良いが、自宅での実験でダイナブックは送信すると回り込みのためCOMポートが外れる現象発生。文字が小さくて見にくいが回り込みの起きにくいレッツノートにソフトウエアを全部移植して使用することにした。出発前に自宅前に車を止めて実験。前回は送信した瞬間にCOMが外れたが、1分ほど正常動作後やっぱりCOM外れ。これではだめなので、パッチンコアをUSBシリアルケーブルに4個装着。同軸ケーブル、ローテータコントロールケーブル、電源ケーブルなどすべてのケーブルにも装着。リグの145、435コネクタにバンドパスフィルター代わりにデュープレクサを挿入。これらの対応をして出発した。

2 車中からアンテナの方位が見えない

タイヤベースでポールを踏みアンテナを自立させる。後部シートに座って運用するいつものスタイルではアンテナが視界に入らず衛星を追いかける方位が見えない。タイヤベースを外して見える位置に移動し、シートに戻った途端アンテナ全体が風で倒れた。エレメントが外れたり曲がったりした。

次回からは運転席で運用し、フロントガラス越しにアンテナが見えるように改善しようと思う。

3 ループ音が普段使っているTS-2000とかなり違う

短点の送信でループが取れたように思ったが実際に自分のコールサインを打つと戻りのループ音を確認し難い。CTESTWINのF5で連続送信しながら調整。RS44のMELを過ぎ、もうだめかなと思った時7L1ETPさんのコールバックが聞こえた。599を返してからは自分のコールサインが聞こえるようになった。ここから次々呼ばれて4分で10局と交信できた。嬉しい。ETPさんありがとう。CSATmateのoffset値が自宅のシステムと違う。

4 電源容量が足りなかった。

FT-847の電源としてPanasonicバッテリーCAOS(車検で交換した取外し品)を使ったが、サテライト前に7MHzCWを30分ほど運用したため容量が下がっていたようだ。7MHzはちょっと運用のつもりが「J-クラスタ」に上がったのでパイルアップを捌くことになってしまった。SATでは自分のCWループ音が「ピヨッ、ピヨッ」と聞こえる。交信した方々は皆599をくださったが、完全な直流音でなかったと思う。

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FT-847 後部ファン交換→静音化

2022-08-12 22:24:19 | 衛星通信(システム編)

FT-847の背面にあるファンは電源を入れた途端に回りだし「ブーン」ととても大きな音がする。ヘッドホンをかけて微弱な信号を聞いている時に気になるので静音タイプのファンに交換することにした。

①現有のファン。4本のビスを外すとネットとともに簡単に外れる。


②上側のケースを5本のビスを外して開くと、スピーカーの付いた鉄板が現れる。12本のビスを外す。


③ファンは基板に小さなコネクタでつながっているので、これを抜く。


④今回交換する「究極静音」の40mm角ファン。amazonで883円だった。信頼の日本製。


⑤新旧のファン。購入したものには風量等をコントロールするための白いケーブルがあるがこれは使わない。


⑥紙をめくってリード線を外す。コネクタが必要なのでこのリード線は再利用する。


⑦相互のリード線を切断してはんだ付けで接続する。


⑧新ファンを元の位置にネジ止めし、コネクタを挿して接続。上鉄板やケース等を元に戻す。このファンにはリード線用の切り欠きがないので電線を挟み込んでしまうのが欠点。

新しいファンもしっかり回っているが、びっくりするくらい静かになった。

 

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トリプルディスプレイ

2022-08-09 23:21:24 | 衛星通信(システム編)

ローカルのJA0PYAさんから、不要になった液晶ディスプレイを譲っていただきました。PYAさんはリグに直接接続して周波数等を拡大表示されていたそうです。何か活用する方法はないか思案し、現在のデュアルディスプレイに1面加えてトリプルディスプレイとすることにしました。

パソコンとディスプレイの接続には主に3種類あります。

1 「D-Sub 15ピン VGA-VGA」 

   一番昔からある接続方法。私はメインの19インチをこれで接続しています。

2 「DisplayPort」

   15mm✕4mmの長方形で角を落とした形状の「D」と表示してある端子。

   私はサブの21インチをこれで接続しています。

3 「HDMI」

   テレビやブルーレイレコーダーでよく使われている端子。

   ノートパソコンとプロジェクタをつなぐ時にも使っています。

3つ目のディスプレイを繋ぐには「HDMI」しかないのですが、残念ながら私のパソコンの背面にはこの端子がありません。そこでこちらの記事を参考にPCのUSB3.0端子を利用して「USB HDMI 変換」で接続することにしました。

4 「USB HDMI 変換」   

変換アダプタはamazonで2,099円。アダプタをUSB3.0にさすとすぐにポップアップでドライバインストールの画面が立ち上がり指示通りして1分程度。これに余っていたHDMIケーブルを繋いで3つ目のディスプレイが使えるようになりました。

5 「ディスプレイ設定」

デスクトップを右クリックして「ディスプレイ設定」に入り、3つのディスプレイをドラッグして配置、解像度や画面の向きを必要に応じて変更して完了です。

ハムログ、ブラウザ、WSJT-X、Calsat32やCSATmateなどを3つの画面に配置でき、今まで切り替えていた手間が省けるようになりました。ただ、マウスカーソルが今どこの画面にあるのか探さなければならなくなりました。

 

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TVIが止まった

2022-04-15 21:32:46 | 衛星通信(システム編)

4月15日(金)

TVIが止まったようだ。取り付けたハイパスフィルターの詳細はこちらのページ

我が家のテレビアンテナの引き込み、受信ブースターの場所は2階和室の押し入れ天井板の上にあるのでそこまで潜り込むのが大変だった。

・今のところ、家族から「TV画面がぐちゃぐちゃになる!」という苦情が来ていない。詳細の調査は明日以降、周波数、衛星の種別、送信出力、SATアンテナの向きなどを変えて行う。

・それにしても430MHz帯で-50dBの減衰量はすごい。大進無線さんありがとう!

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アマチュア無線衛星通信2022/3/18

2022-03-18 09:00:18 | 衛星通信(システム編)

3月18日(金)

【FO-29】08:44V/U   ■交信(CW)JR1TZJ  ■交信(SSB)JA1FMU

【AO-91】09:43 V/U ■交信(FM:Tone67.0Hz)JE1CVL JA1FMU JK4DHT

【JO-97】09:53U/V  ■受信(CW)JG7BBO(SSB)JA2NLT JK4DHT

【RS-44】19:42V/U   ■交信(CW)JR2TZJ 7L1ETP JG7IJM 

【JO-97】20:40U/V  ■交信(CW)JG7BBO/7 秋田県雄勝郡東成瀬村#04001A ★パイルが抜けた。

【CAS-4A】22:06U/V  ■交信(CW)JR9FFO/2 JG3SUQ ■交信(SSB)JE1CVL

【CAS-4B】22:43U/V  ■交信(CW)JA7KPI JI0VWL/0 


【天頂アンテナ給電部作り直し】

SWR悪化の原因は給電部の防水不十分で同軸ケーブルに水が侵入したことが原因だった。

反省を踏まえて今回の作り直しのポイントは次の5点。

①前回は給電部をブームから外さなかったため自己融着テープを密着して巻くことができなかった。今回はラジエター部分単独にして加工を行った。

②前回はテープだけだったが今回はエポキシ系接着剤で防水と固着をしてからテープを巻き二重防水とした。

③前回のテープは3Mの「Fコ」。これは厚みがあって硬いので今回はセパレーター式のフジクラ自己融着テープにした。

④前回の同軸ケーブルは3.5Dスーパーだった。細い同軸は芯線も網線も弱いので今回はフジクラの5D-2Wに変更。

⑤435MHz側のSWRがやや低い方に同調していたのでラジエターの長さを2mmほど切り詰めた。

 

完成した両バンドの給電部

防水前の給電部とエポキシ系接着剤

フジクラの自己融着テープ

(失敗だったBNC方式)

当初給電部にBNCメスコネクタを取り付け同軸ケーブルが直接外に出ないような方式を考えた。しかし、やってみるとコネクタに1.0mmのUEW(銅線)をはんだ付けする際に熱でコネクタのプラスチック部分が変形したりコネクタを万力で挟んではんだ付けしたために円形がたわんだりした。そのため給電部のメス側コネクタにオス側のBNCを取り付けようとしてもはまらないという残念な結果になった。

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アマチュア無線衛星通信2022/3/2

2022-03-02 21:29:32 | 衛星通信(システム編)

3月2日(水)

最近、天頂パスの成績が悪い。仰角が50°くらいまではメインアンテナを使い、それ以上60°、70°~は天頂用のアンテナに切り替えて追いかけることができたのだが「聞こえない・取ってもらえない」状況になっている。

天頂用のアンテナを設置したのは9月23日、半年ほど経過して特性が悪くなっているのでないかとSWRを測定すると案の定、435MHzの方がSWR=5。これではだめだ。天頂アンテナは軒先にテレビ用の金具でつけたものなので簡単におろせる。中継コネクタを外してみるとアンテナ側のコネクタから水が出てきた。給電部の防水が悪くて雨水が入り、同軸網線に染み込んで特性が悪くなっていた。自分は詰めが甘いのでよくこういう事が起こる。

このアンテナは、ハンディ機2台でFM衛星を楽しむために製作。それを流用して天頂アンテナとして設置した。しかし、常時設置のためにはラジエター部に同軸を直接はんだ付け方式を取ると防水がうまく行かない。給電部にメスコネクタを取り付けようと色々やっていたらハンダゴテで指を少しヤケドした。よく冷やしたがちょっと痛いので、作業は後日。

【RS-44】20:54V/U ■交信(CW)BA1PK JM4WUZ JH6SCA BH6KOK JH1QKG JO4JKL JR6RMK

【HO-113】21:59V/U  ■交信(CW)JO4JKL JA7TTU

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アマチュア無線衛星通信2022/1/25

2022-01-25 09:10:16 | 衛星通信(システム編)

1月25日(火)

【XW-2A】08:57U/V  ■交信(CW)JL3TEQ/4鳥取県八頭郡智頭町34006G JO1LDY/1

【JO-97】09:18U/V  ■交信(CW)JL3TEQ/4鳥取県八頭郡智頭町34006G

【CAS-4B】20:27U/V ■交信(SSB) JH6QOK

【XW-2A】20:54U/V  ■交信(CW)JA7TTU JH0CZQ

【CAS-4A】21:34U/V ■交信(SSB) JH1MKU ■交信(CW)JA7TTU JK1FNN

【JO-97】21:39U/V  ■交信(CW)JI0VWL/0 ■交信(SSB) JH6QOK

【CAS-4B】22:07U/V ■交信(CW)JA7TTU JS2GGD


TVIの発生!

以前から家族にテレビが時々おかしくなると言われていた。困ったことになった。

衛星の周波数、テレビのチャンネル、リグのパワー、衛星アンテナとテレビアンテナの位置などを検証して受信障害がほぼ明らかになった。

①サテライト用アンテナとテレビアンテナの位置が向かい合っているときに発生する。

写真の下側に地デジ用テレビアンテナが写っているがローテータを回して向かい合う位置になると必ず発生する。

②テレビの5チャンネルのときに発生する。

地デジ1CHは発生せず。2CHは発生せず。4CHは発生せず。6CHは発生せず。8CHは発生せず。5CHで発生。

③リグのパワーを下げても発生する。

10Wでは下のように画面が真っ黒になってエラーメッセージが出る。5Wでもブロックノイズが乗る。

④衛星周波数はU/V、モードはCW

シャックでCWの連続送信をさせ、居間にあるテレビを見に行く方法で調査。

CAS-4A、CAS-4B、XW-2A、JO-97で発生。435MHzで送信して145MHzで受信するU/Vモード。

RS-44のように145MHzで送信して435MHzで受信するV/Uモードでは発生しない。

FM衛星では発生しないようだ。(一昨年FMだけしかやっていないときはTVIの話は聞いていない)

家族が5チャンネルを見ているときにU/Vモードで北東30°ビームの衛星にCWでQRVするとローパワーでも発生する。

考えられる対応策

A 5CHしか出ないという現象をどう考えればよいか。日テレ系の信号強度が弱い?電気店に相談。

B 衛星アンテナの位置を変更する。ケーブルの引き回しやポールを建てる場所の関係でちょっと難しい。

C リグ側にはバンドパスフィルター代わりのデュープレクサーを入れてあるのでこれ以上無理?

D テレビアンテナの位置を家屋の反対側に移動。昨年雪で地デジアンテナが倒れて新調したばかりなのに。

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