3月21日(日)当局が所属する無線クラブの年度末総会を開催しました。
クラブ員27名中16名参加。糸魚川市大和川地区公民館。
会長挨拶、議長選出、自己紹介の後、議事「①本年度活動報告・会計決算②来年度活動計画・予算③役員選出」、クラブ内コンテスト表彰、お楽しみ抽選会を行いました。
【会長あいさつ】JE0KBP
皆さんこんにちは、本日はJARL糸魚川クラブの令和2年度末総会にご参加いただきありがとうございました。この冬の大雪や暴風で、当局のアンテナはワイヤーも八木もGPも折れたり切れたり曲がったりして大きな被害が出ました。皆さんのアンテナやご家庭の樹木等の損害に対してお見舞い申し上げます。
さて、新型コロナウイルスが猛威を奮った令和2年度。コロナの勢いはまだまだ止まりません。アマチュア無線界にも大きな影響がありました。各地のハムフェアはほとんど中止、DXペディションも軒並み中止、コンテストではマルチオペが激減し、移動運用の自粛でアクティビティが大きく低下するなど激変の一年でした。
私達のクラブでも納涼会の中止、小中学校の文化祭での公開運用の断念などリアルタイムな人とのふれあいによってアマチュア無線の楽しさを広げるイベントはなくなってしまいました。
しかし、東海ハムの集いはバーチャルハムフェアとして行われ、JAIAフェアはYou Tube配信という形で実施され新しい可能性が見いだせました。新潟コンテストはステイホームの影響で参加者が50%も増えたということです。人と接触しなくても楽しめるアマチュア無線はコロナに負けないと思います。
私が今年特に印象に残ったのは、電波行政に進展が多かったことです。
1つ目は、1.9や3.5MHzのバンド拡張。特に1.8MHz帯でSSBが許可になったこと、一括コードも変わり、メーカーが対象の技適無線機の技適番号を取り直すことによって変更申請不要でそのまま使えるようになりました。
2つ目は免許手続きの簡略化です。先程の1.8MHzが変更申請不要になったように、特にデジタルモードでびっくりするような大判ぶるまいがありました。これまではJT65やFT8など新しいモードにQRVしようとするとそのたびに信越総合通信局に変更申請をしなければなりませんでした。しかし、今年度の改革でリグにパソコンを繋ぐという申請さえしてあれば新しいモードに出ることができるようになったのです。
3つ目は、体験局の許可や社会貢献業務です。これまで免許を持っていない小中学生がアマチュア無線に出るのは国際宇宙ステーションとの交信しかありませんでした。しかし法令改正によりARISSだけから地上波の交信を体験することができるようになりました。また、アマチュア無線の内容にボランティア活動が追加される可能性が濃厚になってきました。「金銭上の利益のためでなく、もつぱら個人的な無線技術の興味によつて行う自己訓練、通信及び技術的研究の業務」という聞き慣れた文言に「および総務大臣が別に定める社会貢献の業務」が追加される見通しです。3つ目のことについては、参考資料をご覧ください。これは、まだパブリックコメントの段階で正式に決まっていません。
以上3点、こんなに電波行政がアマチュア無線に大サービスした年はないと思います。逆に言えばアマチュア無線に対する行政の期待が大きいことを意味しています。電波という資源を活用していきたいものです。
最後になりますが、本年度の総会では、会長、副会長、事務局長が事前に相談し、行事や役員など改革する点があります。皆さんからご理解いただきより良いクラブ、より良い活動になりますようお願いして最初の挨拶とします。
とても良いあいさつですね。
いつもQSOしていただき感謝します。
駄文のあいさつを読んでいただきありがとうございました。これからもどうぞよろしくおねがいします。