何かとQSLカードが話題になっているところですが、今月もカードが届きました。ざっと見たところ2022年の後半から2023年の1~3月頃までのQSOのカードのようです。約1年遅れです。
JARLから下記のように
【QSLカード転送遅延の解消のため「発行枚数見直し」にご協力をお願い申し上げます】
という文書が出ています。
新しいモードの普及やコロナ禍における在宅時間の増加に伴いアマチュア無線を楽しむ機会が増えることによって、コロナ禍前には70~80万枚だったものが100~120万枚と、QSLビューローに送られてくるQSLカードの枚数が激増しておりました。
QSLビューローでは、1日も早く会員の皆様に大切なQSLカードが届くよう迅速な業務処理を行っておりますが、日々大量のQSLカードが到着し思った以上に転送処理に時間がかかっており大変ご不便をおかけしております。
理事会としましても、「QSL問題対策委員会」を設置して現状を改善するための検討を始めるとともに、QSLビューロー委託会社との連携を密にし、事態の改善に着手しているところです。
つきましては、会員の皆様におかれましても、QSLカードの遅延状況を改善するため「発行枚数見直し」にご協力をお願いいたします。
■具体例
カードの発行時期を少し遅らせて頂くなどして、1枚のカードに複数のQSOを連記する。
デジタルモード(FT8など)で電子QSL(eQSL、hQSL等)を発行した際は、紙のQSLカードの発行を控える。
過去に同一バンド・モード・運用地(JCC/JCG/町村ほか)ですでに交信しておりQSLカードの交換がされている場合は、QSLカードの発行を見合わせる。
コンテスト参加後のQSLカードの発行は、必要な局へのみ発行する。
ご不便とご迷惑をおかけしますが、事情をご理解頂きご協力をどうぞよろしくお願い申し上げます。
当局も次のような体制でQSLカードを減らすべく努力している。
(1)ハムログのカード印刷定義ファイルを「FiveQSO」にして5回分QSOを1枚で済ませるようにする。
(2)hQSL、eQSL、LoTWへ登録することにより電子QSLで交信の証明をする。
現在、約半分のQSOは電子QSLの発行。紙カードは大きく減った。
(3)同一バンド・モード・移動地ですでに交信している局にはカードを出さない。
(リクエストがあった場合はこの限りでない)
CTESTWINには、この機能があり、自動的に同一バンド等でQSO済みの局を選び出してくれるので簡単な設定でおなじみさんに大量のカードを送りつけることがなくなった。
★hQSLはハムログと連動しているので管理は簡単。しかし、eQSLやLoTWで送受信したデータをハムログのカード受領欄に同期させるため一つ一つのデータを見ながら入力している。電子QSLとハムログの連動システムもネットで散見するが非常に複雑で私にはできそうもない。今後の課題。