遂にみてきました。話題のミュージカル映画。平日なのに結構混んでいました。
1960年代のアメリカ・ボルティモアを舞台にテレビの人気番組「コーニー・コリンズ・ショウ」への出演夢見るBIGサイズの高校生トレーシーのサクセスストーリー、ハッピームービーかと思いきや、いやいやなかなか見応えがありました。(ハッピーには間違いないですけどね。)
メインのテーマは人種差別。今も黒人は差別されてないとはいえないけど、当時は今の比ではなかったはず。ちょうど公民権運動のころですよね。
だってテレビは‘月に一度の「二グロデイ」’ですよ。「ニグロ」って確かに今は使わないですね。差別用語扱いになってますよね・・でも当時は差別とかそういう意識無く普通に黒人を表す言葉として使われていたようです。
もう一つ大きなテーマだったのは黒人白人の垣根を取り払うということも含めて、「殻を破る」ということだと思います。自分で自分を型にはめないという感じかな。もっと自分の良さを見つけて卑屈にならないでって意味で。(昨今流行の無秩序な個性尊重とか、逃避のための自分探しという意味ではないです)
Too FATな主人公(本人はコンプレックスなし、でもここがいい)がテレビの人気者になったり、十年以上外出しなかった主人公の母がイケイケになったり、主人公の親友が黒人の男の子と恋に落ちたりとみんな次々に殻を破っていきます。
「ミス・ボルティモア」という過去の栄光と過去の価値観に縛られる敵役のミシェル・ファイファーは却って滑稽に描かれています。(でもすごい綺麗なんですよね。この人)
主人公は新人のニッキー・ブロンスキー、18歳。すごい貫禄ですが、なんともいえないかわいらしさがあって、あの体からは信じられないダンスが上手。
そして主人公の母役はジョン・トラボルタ!!50キロの肉襦袢を装着して女性役にいどんでいます。最初あまりのアップの不気味さにひいてしまいましたが、見ているうちに、仕草がかわいらしく見えてきて、アメリカだったらあんなおばさんいそうだよなあと違和感がなくなってしまいました。もちろんダンスあり。(しかしあの肉襦袢にハイヒールはかなりきつかったのではないかと・・・)
父役はクリストファー・ウォーケン。素敵なパパだけど、蝋人形のような白さが不気味。ドーランか?実は舞台出身だったらしく、歌も踊りも出来る人でした。
主人公憧れのアイドル、リンクには「ハイスクール・ミュージカル」のザック・エフロン君が扮していますが、他出演者のあまりのアクの強さにちょっと押され気味な感じはしました。時代の設定上オールバックにしていましたが、やはり彼には前髪付きが似合うと思います。
あと、個人的にツボにはまったのはコーニー・コリンズ役のジェームス・マースデン。歌うまいし、あの皮肉っぽいアメリカンなつくり笑いが素敵。(何だかんだ言って結構いい人という設定なんですが)「アリーMyラブ」の最終シーズンに出てたらしいんだけど思い出せないんですよねえ。
彼についてはこれからまたこまめにチェックを入れていこうと思います。
曲も非常に良かったです。サントラ買ってしまいました。捨て曲なしでした。
1960年代のアメリカ・ボルティモアを舞台にテレビの人気番組「コーニー・コリンズ・ショウ」への出演夢見るBIGサイズの高校生トレーシーのサクセスストーリー、ハッピームービーかと思いきや、いやいやなかなか見応えがありました。(ハッピーには間違いないですけどね。)
メインのテーマは人種差別。今も黒人は差別されてないとはいえないけど、当時は今の比ではなかったはず。ちょうど公民権運動のころですよね。
だってテレビは‘月に一度の「二グロデイ」’ですよ。「ニグロ」って確かに今は使わないですね。差別用語扱いになってますよね・・でも当時は差別とかそういう意識無く普通に黒人を表す言葉として使われていたようです。
もう一つ大きなテーマだったのは黒人白人の垣根を取り払うということも含めて、「殻を破る」ということだと思います。自分で自分を型にはめないという感じかな。もっと自分の良さを見つけて卑屈にならないでって意味で。(昨今流行の無秩序な個性尊重とか、逃避のための自分探しという意味ではないです)
Too FATな主人公(本人はコンプレックスなし、でもここがいい)がテレビの人気者になったり、十年以上外出しなかった主人公の母がイケイケになったり、主人公の親友が黒人の男の子と恋に落ちたりとみんな次々に殻を破っていきます。
「ミス・ボルティモア」という過去の栄光と過去の価値観に縛られる敵役のミシェル・ファイファーは却って滑稽に描かれています。(でもすごい綺麗なんですよね。この人)
主人公は新人のニッキー・ブロンスキー、18歳。すごい貫禄ですが、なんともいえないかわいらしさがあって、あの体からは信じられないダンスが上手。
そして主人公の母役はジョン・トラボルタ!!50キロの肉襦袢を装着して女性役にいどんでいます。最初あまりのアップの不気味さにひいてしまいましたが、見ているうちに、仕草がかわいらしく見えてきて、アメリカだったらあんなおばさんいそうだよなあと違和感がなくなってしまいました。もちろんダンスあり。(しかしあの肉襦袢にハイヒールはかなりきつかったのではないかと・・・)
父役はクリストファー・ウォーケン。素敵なパパだけど、蝋人形のような白さが不気味。ドーランか?実は舞台出身だったらしく、歌も踊りも出来る人でした。
主人公憧れのアイドル、リンクには「ハイスクール・ミュージカル」のザック・エフロン君が扮していますが、他出演者のあまりのアクの強さにちょっと押され気味な感じはしました。時代の設定上オールバックにしていましたが、やはり彼には前髪付きが似合うと思います。
あと、個人的にツボにはまったのはコーニー・コリンズ役のジェームス・マースデン。歌うまいし、あの皮肉っぽいアメリカンなつくり笑いが素敵。(何だかんだ言って結構いい人という設定なんですが)「アリーMyラブ」の最終シーズンに出てたらしいんだけど思い出せないんですよねえ。
彼についてはこれからまたこまめにチェックを入れていこうと思います。
曲も非常に良かったです。サントラ買ってしまいました。捨て曲なしでした。