NOBODY KNOWS

本、漫画、映画を中心に日々読んだり観たりしたもので、ツボにはいったものの感想を書いていきたいと思います。

HAIRSPRAY

2007-10-31 23:15:28 | 映画
 遂にみてきました。話題のミュージカル映画。平日なのに結構混んでいました。
1960年代のアメリカ・ボルティモアを舞台にテレビの人気番組「コーニー・コリンズ・ショウ」への出演夢見るBIGサイズの高校生トレーシーのサクセスストーリー、ハッピームービーかと思いきや、いやいやなかなか見応えがありました。(ハッピーには間違いないですけどね。)

メインのテーマは人種差別。今も黒人は差別されてないとはいえないけど、当時は今の比ではなかったはず。ちょうど公民権運動のころですよね。
 
 だってテレビは‘月に一度の「二グロデイ」’ですよ。「ニグロ」って確かに今は使わないですね。差別用語扱いになってますよね・・でも当時は差別とかそういう意識無く普通に黒人を表す言葉として使われていたようです。


 もう一つ大きなテーマだったのは黒人白人の垣根を取り払うということも含めて、「殻を破る」ということだと思います。自分で自分を型にはめないという感じかな。もっと自分の良さを見つけて卑屈にならないでって意味で。(昨今流行の無秩序な個性尊重とか、逃避のための自分探しという意味ではないです)

 Too FATな主人公(本人はコンプレックスなし、でもここがいい)がテレビの人気者になったり、十年以上外出しなかった主人公の母がイケイケになったり、主人公の親友が黒人の男の子と恋に落ちたりとみんな次々に殻を破っていきます。

 「ミス・ボルティモア」という過去の栄光と過去の価値観に縛られる敵役のミシェル・ファイファーは却って滑稽に描かれています。(でもすごい綺麗なんですよね。この人)

 主人公は新人のニッキー・ブロンスキー、18歳。すごい貫禄ですが、なんともいえないかわいらしさがあって、あの体からは信じられないダンスが上手。

 そして主人公の母役はジョン・トラボルタ!!50キロの肉襦袢を装着して女性役にいどんでいます。最初あまりのアップの不気味さにひいてしまいましたが、見ているうちに、仕草がかわいらしく見えてきて、アメリカだったらあんなおばさんいそうだよなあと違和感がなくなってしまいました。もちろんダンスあり。(しかしあの肉襦袢にハイヒールはかなりきつかったのではないかと・・・)

 父役はクリストファー・ウォーケン。素敵なパパだけど、蝋人形のような白さが不気味。ドーランか?実は舞台出身だったらしく、歌も踊りも出来る人でした。

 主人公憧れのアイドル、リンクには「ハイスクール・ミュージカル」のザック・エフロン君が扮していますが、他出演者のあまりのアクの強さにちょっと押され気味な感じはしました。時代の設定上オールバックにしていましたが、やはり彼には前髪付きが似合うと思います。
 
 あと、個人的にツボにはまったのはコーニー・コリンズ役のジェームス・マースデン。歌うまいし、あの皮肉っぽいアメリカンなつくり笑いが素敵。(何だかんだ言って結構いい人という設定なんですが)「アリーMyラブ」の最終シーズンに出てたらしいんだけど思い出せないんですよねえ。

 彼についてはこれからまたこまめにチェックを入れていこうと思います。
 

 曲も非常に良かったです。サントラ買ってしまいました。捨て曲なしでした。


 


the very best of MICK JAGGER

2007-10-29 23:15:42 | 音楽
ミック・ジャガーのソロベストです。DVD付き限定版です\(^O^)/

 実は二十年近く前、ストーンズ来日前にミック単独のソロツアーに行ったことがあるのですが、その時一気に惚れてしまいました。当時40代だった彼の驚異のパワーには圧倒されたものです。

 しかし64歳の今もまだまだ現役、ストーンズのツアーで走り回っています。(さすがに休憩は増えているようです)

 DVDには何曲かのPVとミックのインタビューが付いているのですが、いい歳の取り方をしているなあという顔でした。かっこいいです。

 昔大好きだった曲「just another night 」やデビット・ボウイとのデュエット「dancing in the street」だけでも買いだったのですが(PV付)、ジョン・レノンとのコラボでシングル化されていなかった「too many cooks」が入り、その他の共演者もレニー・クラビッツ、U2ボノなど超豪華!!

 ストーンズとはまた違った持ち味で非常に楽しめるアルバムでした。

 

 

パメラ姉さん再々婚

2007-10-19 21:43:56 | 海外ゴシップ
 米女優のパメラ・アンダーソンが再々婚したようです。

 ほんの数ヶ月でキッドロックと別れてまだ一年たたないような気もするのですが・・早いなあ。

 そういえば、先月だったかMTVの授賞式で、パメラをめぐってキッドロックと最初の夫トミー・リーが乱闘騒ぎを起こしてましたねえ。元夫同士の乱闘ってすごいなあ・・



 お相手は、リック・ソロモンという人で、ビバヒルのブレンダ役だったシャナン・ドハーティーの元夫で、あのパリス・ヒルトンのビデオを流出させた張本人です。自称「ドラッグ・ディーラー」だそうです。なんだかよくわかりませんが。

 パメラ姉さん40歳。前回の船上結婚式では、ピンクのビキニでのぞまれていましたが、今度はミニスカートのウェディング姿を披露しています。(メイクもばっちり!)

 おそらく、また一年以内に離婚する可能性大です。

 That's ハリウッドなパメラ姉さん(ほんとはカナダ人だけど)、これからもすてきな話題で私たちを楽しませて下さることを期待しています。
 

 

20世紀少年

2007-10-09 23:42:23 | 漫画
 浦沢直樹の「20世紀少年」がついに完結しました。

( 最後の2巻は「21世紀少年」上・下でしたが。)

 謎解きを本当に楽しみにしていたのに、なんだか伏線をはりすぎてそのうちのいくつかは解決しないままに終わってしまいました。

 途中までは本当に面白かったんですけどね。
 「ともだち暦」になったあたりからわけがわからなくなってきていました。このあたりからちょっと最初の作者の意図から離れてきたのではないかなあという感じがします。いきなり仮面の子供が二人いたことになったりとか。
 話の展開のしかたも今ひとつになっていたので、とりあえず早く終わらせてくれという感じでした。

 自分の本なら即効全巻そろえて売り飛ばしてたと思います。(残念ながらうちの20世紀少年は私の所有物ではないので)