すっかり更新を怠ってしまいました。
ただ、ここのところぐっと来るネタもなく、ただでさえ駄文なのにさらにどうでもいいことを垂れ流すのもどうかなと・・
先日、本棚が収容限界を超えたので、二度と読まないであろう本を近くのブックオフに売りに行きました。まあたいした値では売れないのですが、本を捨てるのには抵抗あるし、誰かのお役にたてばそれでいいかと思いまして・・
売ったときに金券をくれるのですが、本を買おうにもそこのブックオフのラインナップは今ひとつなので、またここに持ち込むであろう本を買い、お茶を濁しました。ほしいと思ってる本はなかなか置いてないんですよね。
本当は数巻に渡る山崎豊子さんの本などはここで全巻そろえたいところなのですが、そろっていたためしはなく、結局全巻定価で買ってます。
今回読んだこの小説は、実在の人物や会社をモデルにした半ドキュメンタリーとも呼べるもので、本当に生々しいものです。
前半は主人公が、会社の組合活動に巻き込まれ、それに真剣にたち向かったが故に、通常ありえない長さの僻地勤務(カラチ、テヘラン、ナイロビ)を強いられる
話。後半は飛行機事故としては最大かつ最悪ともいわれる御巣鷹山墜落事件を軸に、展開します。
まあ、「国民航空」として描かれているJ○Lの実態が現実にこれと近いものならば、やりきれないですね。政財癒着、利権、賄賂、横領、権力争い・・・・・
私が新卒で入った会社にも複数の労働組合があったり、天下り官僚がいたり・・など懐かしく思い出されました。日本の大企業では多かれ少なかれ抱えている問題が集中したような会社なんですね。当時は半官半民だっただけに、余計。
ここ1.2年もなにかとお騒がせしているところから見て、きっと根本は変わっていないのかなあと思います。結局利益重視で、安全は二の次ですね。これからは絶対乗らないぞJ○L。(もうかれこれ20年は乗ってないけど)
去年のJRの事故といい、最近話題の日銀総裁といい、ああやっぱりなと。まだ未だ変わらない魑魅魍魎の世界なんですね。
でも、主人公に関しては、否定はしませんが共感はしません。なぜなら、筋を通すことは大事だと思いますが、会社組織で生き残っていくには、また自分の考えを実現するには、多少は清濁併せ呑む事は避けられないからです。この主人公は立派な人だけど、ちょっと融通がきかなすぎるかなと思います。
1985年、私は中学生でした。家族や、直接の知り合いは事故にあいませんでしたが、当時の同級生のご家族が亡くなられました。事故のニュースを食い入るように見ていた記憶はありますが、テレビでは限界があったのでしょう。本当の惨状はこの本を読むまでわかりませんでした。残された遺族の慟哭も。
何もわからなかった子供とはいえ、それを差し引いても、あの時の自分の言動や思ってたことなどを振り返ると、随分無神経だったと思います。反省の意もこめて今回の文章を書きました。
ただ、ここのところぐっと来るネタもなく、ただでさえ駄文なのにさらにどうでもいいことを垂れ流すのもどうかなと・・
先日、本棚が収容限界を超えたので、二度と読まないであろう本を近くのブックオフに売りに行きました。まあたいした値では売れないのですが、本を捨てるのには抵抗あるし、誰かのお役にたてばそれでいいかと思いまして・・
売ったときに金券をくれるのですが、本を買おうにもそこのブックオフのラインナップは今ひとつなので、またここに持ち込むであろう本を買い、お茶を濁しました。ほしいと思ってる本はなかなか置いてないんですよね。
本当は数巻に渡る山崎豊子さんの本などはここで全巻そろえたいところなのですが、そろっていたためしはなく、結局全巻定価で買ってます。
今回読んだこの小説は、実在の人物や会社をモデルにした半ドキュメンタリーとも呼べるもので、本当に生々しいものです。
前半は主人公が、会社の組合活動に巻き込まれ、それに真剣にたち向かったが故に、通常ありえない長さの僻地勤務(カラチ、テヘラン、ナイロビ)を強いられる
話。後半は飛行機事故としては最大かつ最悪ともいわれる御巣鷹山墜落事件を軸に、展開します。
まあ、「国民航空」として描かれているJ○Lの実態が現実にこれと近いものならば、やりきれないですね。政財癒着、利権、賄賂、横領、権力争い・・・・・
私が新卒で入った会社にも複数の労働組合があったり、天下り官僚がいたり・・など懐かしく思い出されました。日本の大企業では多かれ少なかれ抱えている問題が集中したような会社なんですね。当時は半官半民だっただけに、余計。
ここ1.2年もなにかとお騒がせしているところから見て、きっと根本は変わっていないのかなあと思います。結局利益重視で、安全は二の次ですね。これからは絶対乗らないぞJ○L。(もうかれこれ20年は乗ってないけど)
去年のJRの事故といい、最近話題の日銀総裁といい、ああやっぱりなと。まだ未だ変わらない魑魅魍魎の世界なんですね。
でも、主人公に関しては、否定はしませんが共感はしません。なぜなら、筋を通すことは大事だと思いますが、会社組織で生き残っていくには、また自分の考えを実現するには、多少は清濁併せ呑む事は避けられないからです。この主人公は立派な人だけど、ちょっと融通がきかなすぎるかなと思います。
1985年、私は中学生でした。家族や、直接の知り合いは事故にあいませんでしたが、当時の同級生のご家族が亡くなられました。事故のニュースを食い入るように見ていた記憶はありますが、テレビでは限界があったのでしょう。本当の惨状はこの本を読むまでわかりませんでした。残された遺族の慟哭も。
何もわからなかった子供とはいえ、それを差し引いても、あの時の自分の言動や思ってたことなどを振り返ると、随分無神経だったと思います。反省の意もこめて今回の文章を書きました。