議会だよりWEB

日本共産党長岡京市会議員団のブログです。

3月議会スタート

2017年02月27日 | 日記
3月議会が始まった。

市が定めた基準を下回る指導員体制、100人近い子どもたちがギューギュー。
保護者も指導員も、議員団も学童保育の改善を求めてきた。

希望する家庭の子どもが保育所に行けるように、保育所を増やすことや、認可外保育所への支援も求めてきた。

子どもは数年にわたる継続性をもった保育の中でこそ、安心してそこを自分の居場所にして育つことができる。
保育士や学童指導員の役割は大きく、人数揃えでアルバイトですませられる仕事ではない。

来年度予算では学童保育の指導員体制と大規模化を解消する第一歩の予算が盛り込まれた。

保育所や小規模保育も増える。
国がややこしい制度をつくって、やれ地域型だ、やれ認定こども園だ、やれ企業主導型だ、とつぎはぎのメニューを立ててくるけど、シンプルに公立保育所や認可保育所を増やすっていうのが、一番親の願いに添う根本的な解決だということはふまえつつ。



子どもたちの豊かな発達保障のための学童保育や保育所の充実。

これらは、市が重点に置く、若い世代の定住政策を後押しするためにも大きな役割をもっている。

さあ、一般質問だー!

(た)

職員収賄からどう立ち直るか

2017年02月22日 | 日記
20日、幹事会と議会運営委員会があり、3月議会開会の23日に議員全員協議会を開き、職員収賄事件の改革検討報告書の説明を受けるということが決まりました。

水道施設課長補佐が、業者と懇意になり、パソコンをもらったり祇園とかで呑み、互いに女性を伴ってディズニーランドへ行く約束をし、その軍資金として20万円を受け取り、業者がキャンセルしたけど返金せず、・・・うんぬんかんぬんの見返りに、契約行政のうえで業者に便宜をはかったという事件でした。

ちゃんと改革できる報告書が出るか、形だけの報告書になるか、注目したいと思います。

以下は、12月議会での市長減給提案への賛成討論です。この線にそって、報告書をチェックしたいと思います。



 報告第26号 専決処分の承認を求めることについて、すなわち、専決第8号 長岡京市特別職常勤職員の給与及び旅費に関する条例の一部改正の承認について、日本共産党議員団を代表して、意見を述べて賛成の討論を行います。


 本処分は、元水道職員の収賄事件の有罪判決を受けて、市長は減給10分の1を3カ月、副市長は減給10分の1を2カ月行うこととしたものです。
 
 他の職員と違って、懲戒処分等ということではなく、「組織管理上の責任を明確にするため、自戒による措置として行った」ものとされています。

 
 その意図を尋ねた質問に対し、市長は、「風通しのよい組織づくりはトップの責任」という答弁をされました。
 
 この措置については、反対はしないところですが、市長に問われていることは、事件を防げなかった責任をとることと同時に、これからの改革で今後事件が起こることのない組織や行政運営を確立することです。



 この事件が職員の倫理欠如から起こったことも事実ですが、事件の調査から見えてきたことはそれだけではありません。

 契約担当課から工事担当課にわざわざ入札参加業者を伝えていることや、
 
 一旦結んだ契約の変更が無原則に工事担当部署だけの判断で行われていること。

 違反行為を行う業者に対して十分な歯どめになる罰則規定がないこと。

 工事の企画立案自体が集団的に行われていないこと。

 施工管理の仕組みの甘さ

 ・・など、調査委員会報告や質疑の中から明らかになった行政運営上の仕組みの問題に対して、どのようにクリアする仕組みを構築するかが市長に問われています。



 また、組織のあり方についても、実際に癒着といえる事象をキャッチしていながら、改善できなかったことを、どこまで真摯に受けとめるかが問われます。


 今回の事件の調査委員会、改革検討委員会は、いずれも部長級以上の職員で構成されています。

 調査委員会報告書は公開されており、「意見があれば上げるように」と一般職員にも指示されているようですが、それで気軽に意見があげられるようなら、「風通しのよさ」が課題になったりしませんし、単に一方的な意見表明の保障でなく、相互のコミュニケーションこそが求められているのが、報告書の内容です。

 部長たちがつくる改革検討報告書がおりてくるのを待っているのではなく、全ての職員が「自分ごと」として、この事件を教訓に何を見直すべきなのか、全庁挙げて議論を尽くすことをやって、ボトムアップで改革検討報告書をつくってこそ、真に風通しのよい組織がつくれるのではないでしょうか。


 倫理は単なる個人の内心の問題ではなく、コミュニケーションの中でお互いに育てていくものです。

 また、この事件の原因にだけメスが入ればよいのではなく、この事件をきっかけに、あらゆる部署で、あらゆる角度で行政運営を見直してこそ、真に今回の教訓をくみ尽くすことになります。


 市長には、この自戒措置をあくまでスタートとして、真摯に改革に取り組まれることを求めて賛成討論とします。

(以上)




後半のくだりには、けっこう思い入れがあります。

収賄事件がおこって、でもそれぞれの部署で粛々と業務を行っていく。事件のこと大っぴらに職場で話せるか?話せないと思います。このキモチワルさ。不安。自分のやってるこれまでのやり方、あかんかった部分あるんちゃうか。でもそんなこと口にせず、心にしまって、粛々とやっていく。・・・そんなふうになっていないだろうかと思っていました。


さあ3月議会、しっかりやりたいと思います。

(お)