新・批評の事情 永江朗著 原書房刊
日垣隆と並び、現在日本で最も忙しいとされるフリーライター永江朗の最新刊です。
森達也・内田樹からドン小西まで26人の「モノ言う」人々を紹介したガイドブックです。
著者の凄い点は、取り上げている人達の著作をほぼ全てに目を通しているということです。
この本は書き下ろしなのですが、週に一人ずつ書いては担当編集者に、原稿を渡していったそうです。つまり、取り上げる人によっては10冊以上の著作に目を通して、他の仕事もこなしながら、書き上げていることになります。
自分は、ここに取り上げられている26人中6人の著作しか読んでいません。まだまだ、読書の幅を広げていかなければ、と痛感しています。
ただ、残念なのは、はしがきで「2001年以降にブレイク」した評論家を取り上げたとしている割には、和田秀樹(教育評論家・精神科医)、二宮清純(スポーツ評論家)、佐藤優・池上彰などが挙げられていないことに気が付きます。
最後に、著者は本書で自らを「根っからの左翼」と言及しているからでしょうか、保守系右派の論客が取り上げていません。嫌いかもしれませんが、こちらも残念でなりません。(ちなみに自分も思想的には中道左派です)
日垣隆と並び、現在日本で最も忙しいとされるフリーライター永江朗の最新刊です。
森達也・内田樹からドン小西まで26人の「モノ言う」人々を紹介したガイドブックです。
著者の凄い点は、取り上げている人達の著作をほぼ全てに目を通しているということです。
この本は書き下ろしなのですが、週に一人ずつ書いては担当編集者に、原稿を渡していったそうです。つまり、取り上げる人によっては10冊以上の著作に目を通して、他の仕事もこなしながら、書き上げていることになります。
自分は、ここに取り上げられている26人中6人の著作しか読んでいません。まだまだ、読書の幅を広げていかなければ、と痛感しています。
ただ、残念なのは、はしがきで「2001年以降にブレイク」した評論家を取り上げたとしている割には、和田秀樹(教育評論家・精神科医)、二宮清純(スポーツ評論家)、佐藤優・池上彰などが挙げられていないことに気が付きます。
最後に、著者は本書で自らを「根っからの左翼」と言及しているからでしょうか、保守系右派の論客が取り上げていません。嫌いかもしれませんが、こちらも残念でなりません。(ちなみに自分も思想的には中道左派です)
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