偽名古屋人

 交渉とは、言葉を武器にした戦いである

2006年ベストCD

2006-12-30 23:33:13 | Weblog(その他)
この時期の音楽誌を読むと、必ず掲載されている年間ベスト。

今年一年で、200枚は購入しているので、その中から10枚を邦楽を中心に選んでみました。

1,Quasimode「Oneself~Likeness」…今年一番聴いたアルバム。ライブも行ったし、自分がジャズにハマるキッカケになったので、一位にしました。

2,Struggle for pride「You bark We Bite」…ハードコアノイズバンドの1st。四人組なのに、名前が公開されているのはボーカルの今里だけ、なのにCDを聴くと楽器の音にかき消されて、そのボーカルが全く聴こえないという不思議なアルバムです。

3,富田ラボ「Shiplaunching」…畠山美由紀、キリンジ、等のプロデューサーを務める富田恵一のソロ・プロジェクトの二枚目。

4,Santara「Wait,Catch&Run」…男女デュオの二枚目。ちょっと聴くと、ラブサイケデリコのフォロワーみたいですが、良く聴くとブルース濃度が高いオリジナリティとクオリティあふれるアルバム。ボーカルの田村キョウコが書く、歌詞もやさぐれていて○。

5,スガシカオ「Parade」…校長先生も大好きなスガシカオ。相変わらずの変態歌詞とファンクサウンドでヨカトです。

6,Saigenji「Music eater」…日本を代表する、ブラジリアンミュージックの第一人者の4枚目。多分、日本で一番客演が多いミュージシャンなのではないでしょうか?

7,畠山美由紀「リフレクション」…Port of notesのボーカリストのソロ4枚目。この人も、客演仕事がとてもおおいです。3や10のアルバムにも参加しています。

8,プシン「Sing A song…Lighter!」…大阪出身の在日コリアン女性レゲエシンガーのアルバム。演歌にも通じるような、魂をこめた歌い方をします。

9,Sleep Walker「The voyage」…クラブシーンとも連動する、スピリチュアルジャズのカルテット。やたらにサックスがなまめかしいです。

10,宮川弾アンサンブル「pied-pipper」
…今年の一番の掘り出し物。フィル・スペクターや大滝詠一直系のウォールオブサウンドを聴かせてくれます。

鎮守の森

2006-12-27 22:45:07 | 読んだ本
 「魂の森を行け」 一志治夫著 新潮社文庫刊

 「狂気の左サイドバック」で、94年ワールドカップサッカーアジア最終予選での都並敏史(次期C大阪監督)の苦闘を描いた著者です。

 この作品では、宮脇昭という植物生態学者の生き様をかいています。


リアルタイム

2006-12-26 22:13:04 | 読んだ本
「朝鮮半島核外交~北朝鮮の戦術と経済力」重村智計(しげむらともみつ)著 講談社現代新書刊

著者は北朝鮮評論家の第一人者です。なぜ、北朝鮮が核兵器を開発したのか?それは、「過度の恐怖」と「指導者の誤った判断」の2点だと著者は主張しています。

新聞やテレビの報道では、わからない北朝鮮の瀬戸際外交の裏側と狙いが理解できます。

ありがとう

2006-12-24 12:14:04 | Weblog(その他)
「ありがとう」平山譲著 講談社文庫刊

赤井秀和主演の映画の原作本です。

以前、紹介した「ファイブ」の著者の本です。

自分としては、単行本時のタイトル「還暦ルーキー」の方が良いがするのですが、映画とのタイアップでは仕方ないのかもしれません。

でも、表紙は変えてほしいなあ。


ラスプーチン

2006-12-21 23:56:45 | Weblog(その他)
「国家の罠~外務省のラスプーチンと呼ばれて」佐藤優著 新潮社刊

ラスプーチンとは鈴木宗男議員の汚職絡みで逮捕された、外務省ノンキャリア職員である著者が付けられたあだ名です。
命名したのは、かの田中眞紀子元外相。
内容はというと、前半は逮捕される背景となった日露外交の裏側を、後半は逮捕されて、512日間拘留されたことが書かれています。