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Sometimes Always

I love MUSIC? I hate MUSIC? I need MUSIC...This is my blood

乱歩地獄

2005-11-29 | 映画
『乱歩地獄』を観て来ました。

映像化困難と言われた『火星の運河』『鏡地獄』『芋虫』『蟲』の傑作ストーリーを
4人の俊英監督がオムニバス構成した映画で、4作すべてに浅野忠信が出演しています。

読んだことない作品はまだまだあるんだけど、小学生のときから江戸川乱歩は好きな作家でしてね。
歪んだ愛、嫉妬、暴力、狂気、欲望、夢。。。怪奇幻想の世界、醸し出されるエロチシズム。。。
あたしは密かにSMの世界も感じてしまう乱歩ワールド。

さて、あたしは頭の中でイロイロ乱歩作品をイメージしてきましたが
この映画は完成度高し!見事な映像化ではないかしら。
特有のエログロな世界をとても感じたし、脳髄が刺激されガツンときましたよ。

まぁ原作自体好き嫌いが分かれる世界ですので何とも言えませんが
やはり乱歩ワールドは素晴らしい!あたしはこの一言に尽きるね。

しかし『蟲』に出演の緒川たまきはホントにイイね。
ここでケータイを使っているというのは何時の時代やと思いましたが
カネコアツシの作風、ユーモアがあってヨロシ。

ところで余談ですが、一緒に観に行った男の子に
「江戸川乱歩のSMな世界が好きだ」とかなりかいつまんで言ったところ
SMショーに誘われたのだけどいかがしましょう。。。(笑)。
和な雰囲気の緊縛姿は美しいと思うので興味はそそるが女王様とかはどーでもだな(笑)。

The Pogues:堕ちた天使の詩

2005-11-06 | 映画

今日は18時から渋谷で友達と待ち合わせてお出掛けしてきました。
お目当ては酔いどれレイト・ショーです。。。。あたしのことでしょうか(笑)??
そう、The Poguesフロントマン、Shane Macgowanのドキュメンタリー映画『Shane』でございます。

あたしには珍しく10分前に到着してしまいました。ワクワク。
まずは整理券を取りにアノ心臓破りの坂を上ってシネマ・ソサエティへ。
ババァ2人はかなりゼイゼイしてしまいました(笑)。コチラ、エッジ・エンドの斜向かいです。
わおっ、整理番号は10番と11番。毎週土曜は先着10名様にポスタープレってことで1枚貰う!
お友達は要らんと言うので頂いた。ワーイ。←後に悲劇が待っています(笑)。

さて、朝から何にも食べてなかったので食事っつーことで腹減り隊は韓国焼肉屋へ。
うーん、庶民的な店ですが店員がハサミで切ってくれる本場仕込みでかなり美味い。
サンチュもナムルもドンドンお代わりがきます。喰い放題だぜ~。
お友達オススメのジャガイモのチゲ鍋を頼む。あぁ~もぅヤバイほどに美味かった。ゲップ。

悲劇と言うのはその後。お茶などしてて気付いたんだけどね。
お察しでしょうが、おっちょこちょいなあたしはポスターを忘れました。かなりガーン。
で、取りに行ったんだけど無かった。。。
てなわけで悲しみに追い討ちを掛ける様な心臓破りの。。。ゼイゼイ(笑)。

いつも思うことだけど、日本人ほど愛国心のない人種っていないんじゃないかね。
日本民謡をベースにした音楽やれっていうのも難しいハナシですが(笑)。
まぁ音楽だけのことじゃないんですがね。

何にしても、彼は家族を含め周りの人間に恵まれているな。イイ田舎だ。
ドキュメンタリーと称してウソくさい映画はイロイロありましたが
飾らないシェインの姿をそのまま映し出してる気がしたし
不器用で優しいピュアな男の半生を生々しく感じることができたと思うな。
ジンを手放さず、歯抜けで涎を垂らして「ググググフッ」と笑う姿だって愛らしいじゃないか。
彼に興味があっても無くても、とてもよく出来た面白い映画だと思ったね。
まぁドキュメンタリー映画なのであたし個人の感想などどーでもイイ。
誰も彼の人生に文句を言う権利などないのだよな。
興味がある人はゼヒ観た方がイイとだけ申しましょうか。

今日のBGMはThe Pogues"Streams of Whiskey"
91年、スイスでのライブを収録したもので、タイトルになってるのは1stの名曲ですな。
酔いどれで泣けます。

魂のこもった本物のダンス・ミュージックだぜ~。


キース・ムーン役にあのハリウッド・スターが!!

2005-10-05 | 映画
仕事中ボーっとネット・サーフィンしてたら(イイのか:笑)こんな記事発見。

『マイク・マイヤーズが、ザ・フーの伝説のドラマー、キース・ムーンの生涯を描いた映画で主役を演じることになった。
ザ・フーのヴォーカル、ロジャー・ダルトリーが共同プロデュースを務める同映画(タイトル未定)は、ここ10年ほど準備中のままとなっていた。
しかし、ヴァラエティー紙によると、ここにきて急速な展開を見せ、監督も近々指名される予定だという。
ちなみに、マイヤーズは『オースティン・パワーズ』3部作でおなじみの俳優。
一方のキースは、ロック界で最も破天荒な人物として人気を集めるとともに、ドラムの才能でも世界にその名をとどろかせた。
彼は'78年にロンドンの自宅にて薬物の過剰摂取により31年の生涯を閉じている』

との事ですが。。。
うーん気になる。。。マイク・マイヤーズか。。
アノ素晴らしいドラム捌きはどう演じられるのであろうか。

「さよならみどりちゃん」

2005-08-29 | 映画
予告通り観て来ました。
南Q太が好きだからと言うだけでキャスティングや監督についてはあまり分からず。
原作に思い入れがあるせいかガッカリした面もチラホラ。
知らなきゃだったらイイ映画とは思ったけどね。
まぁ原作が『マンガ』なだけに画も出来てるわけだからね。
映画は見せ場も必要だろうしとも思うけどコレに関しては断然マンガだなー。
オシャレな設定もチト悔しかったし、キャスティングには意義アリ!だったかね。
強いて挙げれば佐々木すみ江さんはママそっくりでイイかも!ウケた。
性格は映画じゃ随分やんわりになってたけど、もっとクドかったら花マルだったよ。

南Q太の本は曖昧な恋愛話が多いと思うんだけど。
ホントそこいらの女の子や男の子がダラリやってる等身大の恋愛書いてたり。
実際、この話に出てくるユタカの様な男にあたしは数年振り回されてるし、好きだから許してしまうし。
解ってるのに自分にイライラして相手にぶつけてかわされての繰り返しで。
このマンガ読んでると自分の不甲斐無さも重なって涙が出ちゃいます。ふぅ。。。

いや、そんなことより世の中の『萌え~』についてはてんで疎いんですが
この映画、てっきりあたしの様な南Q太好きとか監督で観に来てる客ばかりと思ってたんだけど
デカいリュックを担いでる一見アヤシイ人々が多いわけ。
「なんで~??」と思ったらどうやらゆうこ役の星野真理さんのファン達みたいで。
一番ビックリしたのは、最初「カシャッ」て聞こえたのは気のせいと思ったシャッター音。
でもまた聞こえた。星野真理さんの裸シーンで明らかに写メールしてるヤツが(笑)!!
オイオイどーにかしてくれよ~!はぁ。
なんだか大胆演技ということばかり先行して、色物的な扱いをする人々にはガッカリだよ。
原作も映画も死んじゃうね。そんな面は大好きな話だけに残念無念。

その後レコ屋にウダウダ行こうと思ってヒサビサ西口方面『VINYL』へ。
アラ?いつのまにかパート1と2が合体してたよ~。
更に見にくい陳列になってメンドーがりなあたしはそそくさ出てしまい収穫ナシ。
『NAT』もチラリ寄り。友達はTHE VICTIMSやら2枚購入。あたしはまた我慢。。。
う~しかしウルサイBGMに疲れて他には寄らず移動しちゃった。
にしても西口は昔ほど活気がないんだねー。ヴィニール・ジャンキーもないしさー。
あーあ。

BGM:THE CRIBS