翡翠色 オパール色 風の声

おひとりさまの人生 感じて 考えて 味わって(?)
草花とメダカに癒され生きています

離婚年齢・再婚年齢

2008-10-09 | 1人で生きていく事
                    今回の写真は、かつて私が住んでいた部屋の前の、金木犀と芙蓉です



20代の終わり、丁度、こんな金木犀の香る頃、
私は離婚して、生まれて初めて、1人暮らしを始めました。

寂しいとかより、すっきりした清々しい気持ちの方が、圧倒的に大きくて、
窓外の、金木犀のあまい香りを、すぅーっと吸い込んだのをよく覚えています。

1階にあった、南向きのその部屋は、小さな庭に面しており、
木々に埋もれるような感じが気に入って、狭いながらも10年以上住んでいました。


           


思えば、何の覚悟もなかった自分が結婚したのが、問題だったと、今は思います。
誰かと添い遂げるという覚悟も、両家とのつながりができて嫁になるという覚悟も・・・

元夫が、元彼に、私と寝たと嘘をつき、それが原因で元彼が離れて行った事を、
結婚してから知らされて、そこから溝が広がって行きました。

お酒を飲むと人格が変わる元夫が、どこかで迷惑をかけていないかと、
毎晩、びくびく、きりきりしながら、電話が鳴るのに怯えていました。

寝る間もない程、自分の仕事が忙しい時は、もうそれだけでヘトヘト。

そして、そんな元夫をみると、もし子供が出来たら、
今度はその子と2人で、酔った元夫を待つだけの生活になるのかと思うと、
恐ろしくて、どうしても子供を欲しいと、思えませんでした。

私がお酒好きだったら、元夫の気持ちを、もっと理解してあげられるのかも、とも思いました。

でも、お酒に支配され、目が座って、暴言を吐くその人が、自分の夫とだと思うと、
嫌悪感がこみあげて、どうしようもありませんでした。





そんな時に、仕事で出会ったある人を、好きになりました。
妻子のある方でしたので、どうにもなりませんでしたが、
ふと、その人の子供が欲しいなんて、思ってしまったんですよね。


  ・・・あぁ、私の中に、子供が欲しいと思う気持ちがあるんだ・・・


自分の中に眠っていた感情に気付いた時、
結婚って、そういう相手とするべきものだと思い、
この結婚は、間違っていたのだと、確信しました。



    で、数年間の結婚生活、THE END ・・・



でも、元夫へは、恨み事より、私が深く考えずポンと結婚してしまった事を、
申し訳なかったと思うばかりです。
お酒さえ飲まなければ、いい人でしたので。

それから、元夫のご両親が大好きだったので、離婚の時の唯一の辛さは、
元夫の、おとうさん、おかあさんと、もう会えないという事でした。





再独身になり、もう十数年。

少しの恋、いくつかの別れ。
出資していた会社の危機、仕事の独立、病気や事故、親を看取ったり、その後の相続大騒動、
正直な所、再婚どころではない事が次々と起こり、出産の期も逃しました。

こんなに長く再婚せずにいると、離婚した時は、まったく思っていませんでした。
離婚した事は、まったく後悔していませんけれど・・・


           


さて、40歳を過ぎた頃から、同級生達が、バタバタと離婚や別居に走りました。
同級生が20人程集まって、まともに結婚しているのは、4人だけ。
あとは、離婚、別居中、バツイチ、不倫中・・・・やれやれ・・・

離婚や別居の理由は、それぞれ。
配偶者の浮気が一番多く、やたらな拘束、金銭のルーズさ、等々。

そこに我慢していた妻達が、子供の手が離れ、社会復帰した時に、まわりの男性を見、
経済的自立に目覚め、三行半・・・というパターンは、ほぼ共通しています。

子供がもう少し大きくなる迄はと、籍だけそのままにして、別居というケースも多いです。

一番の被害者は子供だと思いますが、親の夫婦喧嘩を見て、
早く離婚すればいいのにと、小学生の頃から親に勧めていた私としては、
不仲の親が一緒に居続けるのが、本当に正解か、とも思わないでもありません。

夫婦の事は、その2人にしか判らないと、基本的には思いますけど、
なーんとなく透けて見えるような、夫婦関係の壊れる理由。


           


離婚したある友人に聞きました。

    「誰かいい人いるんでしょ? 再婚しないの?」

    「うん。
     もう少ししたら、子供が恋をする年になるから、
     そうしたら親の恋愛も理解できると思うので、彼を紹介しようと思って」

なるほど~・・・・

離婚した女性達が、皆、喜々として見えるのも、共通している事かも知れません。



40~45歳が離婚年齢だとすれば、45歳~55歳あたりが再婚年齢 !?

・・・まぁ、いくつでも、可能だと思いますが、流行りそうな時期として。


友人達は私に、再婚して、ハワイで結婚式をしろ、と言います。
みんなで必ず行くから、と・・・・

家族抜きで、羽を伸ばせる海外旅行なんて、そんな事でもなきゃ行けないから、だって!!
あたしゃ、ダシかい! まったくもう。。。


とりあえず、パートナーはいますけど、結婚の予定はありません。
なんでだろね。不倫でもなんでもないんだけど・・・

はっきり言える事は、孫を抱く事を楽しみにしているであろう、彼のご両親の事を思うと、
私からは絶対に、何も言い出せないって事・・・・

Tちゃんの弟さん、早く誰かと結婚してくれないかなー・・・



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8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ち~)
2008-10-09 20:09:49
翠ちゃん
今日の話は、いろいろ考えちゃった^^
今は話すことが出来ないけど、私もいろいろあって
こういうことを話の出来る友人がほしかったんだ^^
いつか・・・、聞いてね。。
返信する
子供が問題。。 (るちる)
2008-10-09 20:10:50
そうなんですよね。。
出産のタイムリミットが女性にはどうしても
あるので、難しい問題です。

自らも、”それ”に焦って、適当な人と結婚→離婚。
その後はバツイチの男性で、子供が居る人の方が、
相手にも申し訳無さが立たずに、
安心してお付き合いも出来ましたが。。

今の翠さんのパートナー氏とのお付き合いは、
理想的な感じにお見受けします。

孫。。まずは子供の幸せを願っていてくれている
ものと思いますが。。こればっかりは、
いつか話し合う時が来るのかも知れませんね。

知り合いの知り合いが、48歳で出産したとかしないとか
ま、まぁそういうケースもあるのでしょう

私は最近、お相手の介護がしたいと思えるかが
ポイントになりました。。
返信する
人生イロイロ~♪ (スズ)
2008-10-09 21:15:25
私の友人も半分は独身者ですね。
再婚したり、恋愛楽しんだり・・・

40過ぎると女性はたくましくなるのかしら?
彼女達は人生を謳歌してるように見えます。

そう、翠さんも!

正しい人生なんてないのだから、自分が幸せと思えればそれが一番ですね。(迷惑かけてはいけないと思いますが)

マニュアルの中で生きてきた世代ですが、各自自分の考えをしっかり持って自立している方が多いと思います。
返信する
考えさせられた~ (くーちゃん)
2008-10-10 07:21:16
ブログ読みながら「うんうん、そうそう、そっか~」なんて色々感じながら読んでました。

人には色々とドラマがあり歴史がありますよね。翠さんも大変だったんですね。
いつもノー天気のくーちゃんにも悲しい辛いドラマみたいな思い出したくもない過去があります。
出来れば消していくらいの事もありました。
過去を過去として受け止められれば1歩前進したことになりますよね。
翠さんは過去をきちんと受け止められているから偉いです。


くーちゃんは、今この時間が幸せと感じれればいいって思います。
だからいつも相手にまっしぐら。
それが重荷になるのか・・最後は悲しくなります。
と、コメントが自分の話しになってしまいました。すみません。

どんな形であれ翠さんが幸せって感じる人生だとくーちゃんも嬉しいです。
今日は翠さんのブログで自分を振り帰ってみました。




返信する
Tちゃん、 (やく)
2008-10-10 18:49:20
まだのんびりしてるわけね~
人の気も知らないで、ホントにも~

それにしても夫婦ってみんな揺れてるのね。
となりの芝生が青く見えてたけど、どうりで(自分の場合のことを納得してしまった・・・マズイよ、それで安心しちゃ)

翠さん、がんばれ~
返信する
コメントありがとうございます (翠のお返事)
2008-10-10 20:39:00

 ち~ちゃん、こんにちは!

私でよければ、メールでもしてね。
自分の事を人に話したり、こうして文字に書き出してみると、
何をいいたのかとか、何をしたいのかが、見えて来たりすると思うの。
私も、こうして書いて、ちょっとすっきりしたわ。
こんな事、誰にも話した事がないんだもの。


 るちるさん、こんにちは!

アラフォーは、出産のリミット直前だから、みんな焦って当たり前だと思うの。
数年前、見合い話が持ち込まれたけど、50超えた人は、
これから楽しい新婚生活を夢見ていた身としては、
なんだか切ない感じがして、すぐに断ってしまったわ。
昔は、大人の男の人が好きだったのに、まったく逆になりました。

そういう意味じゃ、今の彼は介護してもいいかなと思える相手かもしれません。
まぁ、5歳違うので、私が介護される方が先だと思うけど。


 スズさん、こんにちは!

確かに女性の方が逞しいと思いますね。
新しい環境への適応力が強いのではないでしょうか。
海外へ行っても、その地を楽しんでいるのは、大抵女性の方ですね。
意外と男性はへっぴり腰が多いです。

私も、紆余曲折がありましたけど、45歳過ぎたら、子供へのこだわりも諦めモードに入り、
後は人生穏やかに楽しく行きていく事だけを考えるようになりました。

お互いに、人生を謳歌して行きましょうね!


 くーちゃん、こんにちは!

くーちゃんとたんたんさんのブログを見ていると、その一生懸命さがいいなと、
いつも思うのですけどね。
重荷なんて考えないで、とりあえずはまっしぐらでいいんじゃないかな。
それで壊れるのなら、相手に見る目がないんだよ!
たんたんさんは、ちゃんと受け止めてくれている感じに見えるけど。
二人の関係が落ち着いてきたら、段々と必要不可欠な空気みたいな関係になって、
シフトダウンできるんじゃないかしら。

私も消したい過去、山のようにありますよ。
でも、過去があるから、同じ失敗をしなくて済むとも思うので、それはそれでよしとしなくちゃね。


 やくさん、ありがと~!

でしょ!? でしょ!?
困った事に、そういうところが子供なんですよね、彼。
子供の事は、色々と話もしたけれど、彼自身が欲しいと思っていないので、
どうにもならず・・・
最近になって、子供がいてもいいなんて言い出して、遅いっちゅーの!!
相手選び間違えたかなー・・・
でも、冷めた夫婦よりは、今の関係は悪くないと思わないでも無く。
もう7年越、付かず離れず。

なんだか上手く行っている夫婦、私のまわりは一組もいない気がします。
この時期をやり過ごせば、あとはずっと行くんだろうなと思いますけど。
返信する
いろいろあったんだね~ (はづき)
2008-10-11 01:52:51
翠さんの人生もいろいろあったのね~
こうして、記事にできてしまうってことはすごい勇気だと、思いますよ

私なんてまだまだ語れない・・・

金木犀、いいかおりです、
季節の匂いで、そのときのことを、思い出すってこと、よくありますよね
返信する
コメントありがとうございます (翠のお返事)
2008-10-11 12:11:24
 はづきちゃん、こんにちは!

香りの記憶って、案外強いと思っています。
その人は忘れても、その人のコロンの香りとすれ違うと、色んな場面が甦ってきたりね。

ブログを始めて、いつかは離婚の事を書きたいと思っていたのよね。
もちろん、細々とした理由は、他にもあるけれど、みんな揺れている感じもしてね。
45を過ぎて、病院で言われた出産リミットも過ぎ、憑き物が落ちたのかも知れません。

はづきちゃんの生活も謎だけど、まぁ、どうであれ、穏やかに行っている事を祈っているわ。



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