↑例によって出発準備中のB747-400
めざせモスクワ。ハマりにハマってこのブログまで脅かし始めました。
ANAはモスクワに便を飛ばした事がないので今回は架空の便です。
ヨーロッパ線は2XX便なので今回はNH211便にしました。
出発時刻は日本時間11:00、到着時刻はモスクワ時間で16:05(サマータイムなのでGMT+4です。)を予定しています。
因みに記事中の時刻表示はGMT(UTC)です。
日本時間は+9時間モスクワ時間は+4時間(冬季は+3時間)してください。
使用機材:BOEING747-481(JA8097)
搭載燃料:270,310lbs(残燃料28,600lbs)新しい燃料計算方法でやったら上手くいきました。
総離陸重量:721,310lbs
予定ブロックタイム:10時間5分
実際のブロックタイム:9時間14分
巡航高度:RJAA-28,000ft-IGROD-29,000ft-SOLAN-30,000ft-TH-32,000ft-PTG-34,000ft-ZJ-36,000ft-UUEE
途中でヘディングが360度を超えるので一旦1000ft上がった後にもう1000ft上がります。
巡行速度:M0.82/84/85
飛行距離:4228nm
飛行ルート:1枚じゃ収まらなかったので2枚で
RJAA-(SID)-GTC-(R211)-KARDO-(B451)-IGROD-(B358)-SOLAN-
(R221)-UIKK-(R22A)-PTG-(R22)-NE-(CORR1)-SW-(STAR)-UUEE
SIDはセキヤド5ディパーチャー。ニイガタトランディションです。
天候:リアルタイムウェザー
成田の風は177@3、視程20nm以上。22℃です。
モスクワは 15℃の予想。昨日まで雨が少し降っていたようです。
~昨日夜~
-------業務連絡--------
8月7日及び8日のチェックについて(確定版)
8月7日:管理人
同月9日:中島
査察機長:串本
審査路線:NH221便
RJAA(Tokyo Narita int)-UUEE(Moscow Sheremetyevo int)
なおチャート類は運航管理部のものを使用する事を許可する。
審査機材:Boeing747-400
以上
東京運航管理部
管理人「モ、モスクワ・・・・」
中島「ローシアだー。恐ロシア!」
管理人「あー急がなきゃぁ~。北極圏は緯度何度から?(北緯66度33分39秒以北)ジェットストリームは緯度何度から何度が吹きやすいんでっけ?(北緯40度から50度の間)東岸と西岸はどっちの方がジェットリームは強い?(東岸)あーーーーダメだー。」
今回は予定ブロックタイムは10時間なのでレストは2時間ずつにしました。
0~120min:中島
120~240min:管理人
240~360min:串本
360~480min:管理人
480~Arrival:中島
なんか中島君がやけに大変そうですが原則離着陸時の操縦はチェックされている人がやるのでどうしてもこうなっちゃうんです・・・・
今朝、リアルでは2時過ぎに起床。
死にそうでした。
十数問ある口頭試験を終えた後にシップヘと移動。
中島「口頭試験なにがでました?」
管理人「ヒ・ミ・ツ。昨日焼き鳥一人で行っちゃったでしょ。」
中島「じゃあ後払いという事でなんとか頼みます・・・。」
2:00。オンタイムにプッシュバック。テイクオフランウェイは16Rです。
SQのA380がいます。なぜかいつもあそこに駐機しています・・・
ラッシュとラッシュの間なので特に待たされることなくテイクオフクリアランス。
ローリングテイクオフで離陸します。
VRは約167kt。フラップを20度にしていますがそれでもローテーションが重いです。
2:13にテイクオフ。
以前スリランカに行った時はVSを1700まで下げて上昇していましたが(じゃないと失速するので)さすがは747。
VS2100でグイグイ行きます。
NREから14nmでレフトターン。
↑サクラVOR(TYE)へ向け飛行中。
このSIDは34運用だと近いんだけどねぇ・・・・
2:22にサクラVORをヒット。
2:26には関宿VORをヒットして離陸してから17分後の2:31に最初の巡航高度28,000ftへと到達しました。
巡航速度はM0.82を指定します。
遅い気がしなくもないですがあまり低いところで速度を出しても燃料を喰うだけなので。。。
2:40にニイガタVOR(GTC)をヒット。いよいよ日本ともお別れです。
ここで中島はクルーバンクへ
今回は屋根の上にカメラを付けてみました。
なかなか斬新で面白いです。
2:58にFL290へと上昇。
3:09にウラジオストクコントロールへとハンドオフしました。
ロシアが見えて来ました。残り3600nmもありますが1国しか通りません。
3:27にはロシア領空へと進入しました。
3:45にハバロフスクセンターへとハンドオフ。同時にFL300へと上昇してM0.84に加速しました。
4:00にハバロフスク空港上空を通過。
ここまでは結構体感時間が短かったです。
ここまでは・・・・
ここで中島と交代。
クルーバンクで休憩に入ります。
ここで管理人も朝食を取ります。
4:21にアルハンゲリスクコントロール、4:36にブラゴベンチェンスクコントロール、4:45にはマグダガチコントロールへとハンドオフしました。
とここで・・・
アムール川です。
この画像のところが中国の北端。鶏冠のてっぺんの部分です。
5:10にTH NDBをヒットしてFL320へと上昇
ここで盗撮タイム・・・
↑中島君はいつもの通りダンディーです。
串本は・・・・こんな人だそうです。
日本人じゃなかったんだ。
このあたりから空港が一気に減ります。
FMCもどきをご覧ください。周囲200nmに空港が1つもないです。
こんな状況が1時間強続きます・・・・
因みにVOR/DMEもないです。
あるのはNDBのみ。
↑川が寸断されています。
一体何が・・・・?
ここから積乱雲祭が始まります。
↑わぁ~い大漁大漁!
↑ちょっと多いよ・・・・
これでもか!というくらい来ます。
このフライトだけで30個もありました・・・。
5:46にボダイボコントロールへとハンドオフ。
そろそろコックピットに戻りましょう。
とここで気になるものが・・・・
↑画像上部のヤツ。なんでしょうか?
レールにぶら下がっていて動くようです。
赤い線で囲ってあるのがそのレールです。キャプテンシート側にも同じものが・・・・情報頼む!
↑大分遠くまで来ましたね。
お尻でもどうぞ。
6:38にバナバラコントロール、7:11にポドカメンナヤコントロールへとハンドオフ。
7:34にPTG VORをヒットしてFL340まで上昇。速度もM0.85まで上げます。
↑オビ川です。
客席から。
あ、串本が戻ってきました。
最後のレストです。頭の中でアプローチをシュミレートしてみます。
7:57にスルグントコントロール8:41にハントゥイマンシコントロール、8:48にZJ VORをヒットしてFL360まで上昇。
9:09にセべロウラリスクコントロール、9:31にはスイトゥイフィルコントロールへとハンドオフしました。
9:53にスイトゥイフィル空港をヒット。
面白い構造ですね。
皆様...当機はあと40分ほどで高度を下げ始め、今から約1時間と10分後にモスクワのシェレメチェボ国際空港へと着陸いたします.............................................................................
え?
それじゃあ所要時間1時間短い・・・・FMCもどきを見ると到着予定は11:03。
成田出発は2:00で所要時間は10時間強なので到着は12時台になる筈・・・・・
FMCもどき、GPS、ナビゲーションログ、自分で時間を記録している紙を見てもやっぱり所要時間9時間・・・
管理人はGMTで時間計算をしているのでサマータイムの関係は無いし・・・・
なんでぇーーーーーーまあ遅いよりいいや。
なんで......特に追い風とか吹いてないのに・・・
とりあえずコックピットに戻りましょ。
10:01にコトラスコントロール、10:18にヴォロンガコントロールへとハンドオフしました。
そして10:39にFL280への降下要求。シェレメチェボから200nmの位置です。
2分後の10:41にモスクワコントロールへとハンドオフ。10:52にあと90nmの地点でFL200への降下指示がきました。
↑名称不明の湖を見ながら降下中・・・・
(Google mapにロシア語しか書いてなかった・・・・あ、ブレイトヴォっていう町が湖畔にあります。)
ここでUUEE(シェレメチェボって書くのが面倒なので以降はこれで)のATISを聞いてみる。
フムフム・・・気温15℃。スカイクリアー。視程1/4nm................
これは神からの試練ですね。
この機体でオートランドは出来ないので最終的にはマニュアルになるか・・・
ここで他の空港のATISも盗み聞きしてみる
横から串本が見て見ぬフリをしてる・・・・
ほぉー。
UUEEの東側にある空港は視程が下がってきていて西側にある空港はむしろ20nm以上。。。
で、結果的に移動性の霧(ガス?)と判定。
次回のウェザーの読み込み(15分後)で解消するでしょう!
もしも悪視程が解消されていなかったら50ftでAPを切って降ろします。
今回はILSでRWY25Rへのアプローチです。
という事は自分の妄想通りに事が進めばアプローチ中に霧(ガス?)に入る....?
十数分後・・・・
わぁ~い。予想大的中!
GSと会合直後に突入しました。
そして・・・・
わぁ~い。予想大的中!その2
すっかり晴れています。
しかしうかうかしていられないです。
当初の予想ブロックタイム10時間の〆。
そしてチェックの〆。
お願いいたします。
↑500ft串本「アプローチングミニマム」
管理人「チェックト」
200ft
串本「ミニマム」
管理人「ランディング」
50ft
あえてのコメントなし
↑タッチダウン。
速やかに減速します。
滑走路を脱出ターミナルへと向かいます。
お疲れ様でした~。
串本「お疲れ様です。結果から言いますと合格です。」
管理人「ありがとうございます。」
串本「無駄な挙動も特になく天候予測も的確だったのでよかったと思います。」
串本「が、やはりファイナルアプローチの進入高度が低いですね。」
管理人「はい....」
串本「結果的には着陸帯のど真ん中、しかもソフトランディングという高結果でしたが世界中どこでも低めに進入してもよい訳ではありませんし、突風にあおられた時の事故率も上がるので注意するようにしてください。」
管理人「分かりました。アドバイスありがとうございます。」
中島「おぉめでとうございますぅ~。」
管理人「いやー、どうも。」
中島「じゃあ合格祝いに串本さんの焼き鳥でも食べに行きましょう!」
管理人「明後日のチェックは大丈夫なの?」
中島「あ、すっかり忘れてました。」
どうなる中島・・・
せっかくモスクワに来たのでローカルフライトの一つや二つしたかったのですが残念ながら明後日帰国という予定です・・・・
リアルのモスクワは森林火災なんですよね。
機内からもその様子が見えたのでしょうか?
さて、題名のめざせモスクワですが皆さんの知っている通りジンギスカンの曲のめざせモスクワです。
モスクワオリンピックに合わせた歌なのは有名な話。
そのおかげでソ連側から西ドイツが招待されたそうですね。
(当時の西ドイツは前年のソ連によるアフガニスタン侵攻に対する抗議として、日本を含む西側諸国ともどもオリンピックをボイコットしたそうですが・・・。)
またボートでヘイコラホ~
では。
・・・また、脳内を「もすこーもすこー・・・」が・・・。
今夜はうなされそう。
長時間フライトお疲れ様!
筆者もイギリスへ飛んだ時、「何も・・・無い!」ロシアの地。
退屈なんだか、不安なんだか・・・。
「おっさん!ボートでヘイコラホ~」
脳内機長 (^_^) と 筆者 ( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ
ロシアの中部は空港が乏しいので結構不安になります。
あっても農場空港だし・・・・
洋上飛行といい勝負です。
もう少し起伏があればなぁ・・・・帰りは南回り?
「夢見るアンディさん。おっさんですか?シャアですか?」
前日からなにやらお忙しそうでしたが、まさかモスクワとは・・・。
そ~いえば、レールにぶら下がっているもの・・・なんでしょね?
照明かなんかかなぁ~?(移動式?)
まさか、盗撮カメラち゛ゃないでしょうね?
だとしたら・・・串本さんの仕業?
(ん~なワケないか。)
脳内機長 (^_^) と 筆者 ( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ
手元付近までしか動かないならペーパー作業の照明かと思いましたが・・・
ん~串本はコソコソやるのを好まない人ですからねぇ・・・
本当になんだろう・・・・
串本さんなワケ無いですよね。
不思議な物体ですねぇ~。
JA さんは、どーやって「アプローチ・チャート」を入手されてます?
筆者は、日本国内分しかありません。
どこかに・・・落ちてないかなぁ~。
脳内機長 (^_^) と 筆者 ( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ
国外の物はICAOコード+Chartでググっています。
大体は↑の方法で出ましたが、コロンボのICAOコードのVCBIが株関係の用語だったようで取り引きチャートしかでなくて苦戦しました。
それかVATSIM経由でリンクをたどってみたり・・・・
結構ヒットするんですね。意外にシマーの方って苦労しているようですよ。
(筆者のブログでは、アプローチ・チャートの検索語も多いデス)
JA さん!講座なぞ開いてみては。
脳内機長 (^_^) と 筆者 ( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ
いえいえ。講座なんて・・・
あ、でも明日はいろんな内容の記事ですので飽きないかと・・・・SMSの777VCの画像もその記事に貼り付けますのでよかったらどうぞ。
フライトの参考になりますし。
スクショなければ、リアル?な感じ。
でも、相変わらず FSX って描写が綺麗ですなぁ。
明日のブログも楽しみにしていますよ!
脳内機長 (^_^) と 筆者 ( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ
マイナーな路線しか飛んでいないですけど・・・・
FSXはこれでもかなり設定を下げているんですけど・・・・
嬉しい限りです。
筆者さんの羽田-伊丹のシャトルフライトも楽しみにしています。