こんにちは。
いい加減実機に乗りたいものの行ける環境ではないので指を咥えてTwitterのタイムラインを見て過ごしています。
さて、世界の航空業界において北米の需要は凄まじく数世代前までは巨大な米航空会社の意見を基に機体を製造することも珍しくはありませんでした。
今回はユナイテッド航空でワシントンD.C.へと向かいます。機材はB757-200。元々はB727の置き換えの為に計画された機体であり、本来は2~4時間程度の国内および近距離国際線に投入することを目的に作られた機材です。
が、エンジンの信頼性向上による規制緩和に伴って現在は東海岸発着の大西洋横断路線にも用いられています。ナローボディながら航続距離が7200km超とニューヨークからであれば東欧にすら到達できる長大な航続距離のお陰で米国3社に愛用されているようですね。(ボーイングがETOPS等も見越してこの航続距離にしていたら驚きですが)
距離に比例して機体も大きくなる日本路線に慣れている身からするとナローボディの757で7,8時間というのは混雑時に辛い思いをしそうですが、実際はどうなのでしょうかね。(実機はSEA-SFOのみ搭乗経験がありますがしょせんは短距離)
幸か不幸か(?)日本発の便ではせいぜいDLの757で近距離国際線がせいぜいなので経験しないまま人生が終わってしまいそうですが、人生一度は大西洋横断路線乗り比べでもしてみたいものです。
今回はユナイテッド航空が運航するUA101便でワシントンD.C.まで行きたいと思います。
マンチェスター出発は09:55(現地時間10:55)。ワシントンD.C.到着は18:05(現地時間14:05)で、ブロックタイムは8時間10分となる予定です。尚、両都市には5時間の時差があり、ワシントンD.C.の方が5時間遅いです。
※記事中に表記されている時刻は括弧内の時刻表記を除き全てUTC(世界標準時)に統一して表記しております。今回はマンチェスターがUTC+1:00、ワシントンD.C.はUTC-4:00です。
今回はB757-200で運航します。
C16席、PY45席、Y108席、計169席の3クラス編成です。国際線向けでは一番新しいコンフィグです。
画像は飛ばした日の実際のUA101の座席選択画面。ブロックされているシートもあるかとは思いますが結構埋まっていますね。
ルートはこちら
最短だと後半が辛そうだったので北に迂回。
以下フライトインフォメーション
区間:マンチェスター空港(Manchester Airport) EGCC/MAN ----- ワシントン・ダレス国際空港(Washington Dulles International Airport) KIAD/IAD
便名:UA101
使用機材:Boeing 757-224(N58101)
(アドオン:QualityWings Simulations/Ultimate 757 Collection)
搭載燃料:75,010lbs
総離陸重量:247,978lbs
予定ブロックタイム:8時間10分
出発スポット:215番スポット
巡行速度:M0.81
巡航高度:EGCC-(36,000ft)-5820N-(38,000ft)-5550N-(40,000ft)-EGCC
飛行距離:3240nm
飛行ルート:EGCC-(SID)-ASMIM-(UL975)-WAL-(UL10)-KELLY-(DCT)-DUFFY-(DCT)-APSOV-(DCT)-SUNOT-(DCT)-5820N
-(DCT)-5830N-(DCT)-5740N-(DCT)-5550N-(DCT)-LOMSI-(DCT)-5260N-(DCT)-YRI-(DCT)-COVAN-(J563)-ALB-(STAR)-KIAD
天候はこんな具合
マンチェスター
ワシントンD.C.
マンチェスターは相変わらず穏やかですがワシントンD.C.が気になりますね。あまり荒れると(フレームレート的に)厳しいので困ります。
200hpa風向速図
出発から3時間後。終盤はもろに正面から受けますがSTARの都合もあるので仕方がありません。
マンチェスター空港(マンチェスター)の天候は
風: 082@5kt
視程:20nm以上
天候、雲:散在する雲あり(Scattered) 雲底高度1000ft
気温:16℃
露点温度:13℃
高度計規正値(QNH):2988
使用滑走路:RWY05R/Lだそう。
右手にはトムソンの76W
まだ767が目立ちますね。
サウディア。
AIのプランは昨年の夏ダイヤなのでまだVSの744は大量に居ます。
ケータリングトラックと比べると胴体細いですね。
トーマス・クック。
今回はPFD・ND更新済みのパネルを使用します。バックアップ用のアナログ計器が1つにまとまり、縦長LCDが2面配置されていますね。
ちなみにPFD下部のNDと右側の1画面専有NDは別物扱いなので別々の情報を表示させることが可能。
ルートを打ち込んでいたら手荷物搭載が終わっていました。NATもPACOTも全FIXが手打ちなので大変ですね。
フランクフルトに用があるのでパソコン買い換えたら行きたい。
今のところ描写系に問題なし。解決したと見て良いのでしょうか。
というわけで定刻どおり、09:55(10:55)にプッシュバック。
久しぶりにこのシーンをどうぞ。
上がりはRWY05L。他に支障が出るトラフィックが居なかったようで最短経路で指示されました。良かった。
VSの744を駆逐している子
330にAAの現行塗装って結構似合いますよね。
また発見。末永く飛び続けて。
flybeのQ400が05Lへ進入中。まだエンドにたどり着いていませんが、先行機も後続の進入機もいないのでこの機体が降りて脱出したらクリアランスが貰えそうです。
ラインナップ。
VR
ラインナップが綺麗に決まりました。
ちなみに今回、燃料はほぼ満載(75010/75500lbs)で人も荷物も積んでいるのでタキシーアウト重量が約248klbsと結構重めどころかMTOW(255klbs)に迫る重量です。
確かエンド到達までに燃料を1klbsほど使ったのでTOWは約247klbsでした。しかしその重量を感じさせない軽快な上がり。これがナローボディの余裕か・・・
というわけで10:10(11:10)にテイクオフ。
SIDはASMIM ONE SIERRA DEPARTURE、TRANSITIONはASMIMです。
使用滑走路によってトランジションが変わるのが興味深い。
MTOWに近い重量を抱えているとは思えない軽快な上がり。滑走距離は1750m前後でした。
やはりAutogenが目につきますね。何だこの建物。安定化の為なので仕方がありませんけど。
すぐにアイリッシュ海に出ます。
キ○ガイタイムトライアルでお馴染みのマン島。
北アイルランドの首府、ベルファスト
ベルファスト国際空港。ロンドンのルートンやスタンステッドよろしくLCC向けの空港です。
離陸から27分後の10:37(11:37)に巡航高度36000ftへ到達。
11:37には5820NをヒットしてFL380へ。
非常に暇。
LDSやPMDGとデフォルトの機体の中間に位置するようなアドオンですが、VCは結構力が入っています。
左後方の折りたたみ式ジャンプシートはちょっと位置が高め。
そこからの視点。右側の操縦席の足元までよく見えます。
UAの752。
カナダに入ります。もうすぐ終盤と見せかけてここからが長いんですよね。
13:48に5550NをヒットしてFL400へ。
ケベック上空。
前方はニューヨーク方面ですがコントレールがすごい。
ニューヨークまで50kmもないのでマンハッタン島の姿くらいは見えるかと思いましたがこれでは何も見えません。
17:06(13:06)にLRPの18nm手前から降下開始。
STARはALB TRANSITIONのHYPER SIX RNAV ARRIVALを設定しました。
230nm以上ある長大なSTAR
インディペンデンス・デイのラストを思い出しました。ものがものなので直リンクは貼りませんが下の動画の2:00あたり
ttps://www.youtube.com/watch?v=uzO6xoZVlZE
幸いにも揺れず。
今回はILSアプローチでRWY01Rへ着陸します。
ワシントン・ダレス国際空港(ワシントンD.C.)の天候は
風:微風
視程:20nm以上
天候、雲:幾つかの雲(Few clouds) 高度400ft、全天を覆う雲(Overcast) 雲底高度2700ft
気温:23℃
露点温度:22℃
高度計規正値(QNH):3004
使用滑走路:RWY01R/C/L・30だそう。早い段階で滑走路を視認できそうですし、問題ありませんね。
ワシントンD.C.中心部。DCAが見えます。
国外で日本行きの便を見ると「おっ」ってなりますよね。搭乗経験のある便だと特に。
ランウェイインサイト。雲には突っ込むことなく降りられそうです。
本当に進入経路だけ綺麗に開けてくれていますね。
17:38(13:38)にタッチダウン。
もう一声!!オートブレーキは2でフルリバースですがこの制動の悪さ。
ウイングビューで300ft辺りに見える建物がスミソニアン博物館の別館。本館と合わせて是非どうぞ。おすすめです。
D11番スポットへ。UAがハブにしているので南方のアイランドはUA専用。
アメリカの空港の中ではまだ小ぶりな方かと思います。
営業運行開始から5年、未だに見かけると反応するあたり本当に特別な飛行機だと思います。
KEスカイチーム塗装。
しかしターミナルの間に大型機がすれ違える誘導路を作っちゃうとはさすがアメリカです。
あちらがD11。
登るなら一番上まで登ればいいのに・・・高所恐怖症?
後から続いてやってきました。さすがの貫禄。
右も左も767。
というわけで、定刻より21分早い17:44(13:44)にスポットイン。
お疲れ様でした。
編集降機というか裏話というか
757での大西洋横断でした。重くなっても軽快な動きで良かったです。
そういえば757の世界最長路線は9時間強ですが、時間ベースで計算すると燃料満載でも少々厳しいです。真冬なんかはプランニングがかなり大変でしょうね。
(757は着陸時に基本的には10klbs、最低でも6klbsは残す必要があるそうなのでそれを考慮した場合)
若干のネタバレを含みますが来月末までに9レグのフライトを予定しており、平均ブロックタイムが8.5時間(9レグ中4レグがブロックタイム12時間以上)と少々長めのフライトが続きますので、しばらくは重い離陸を堪能できそうです。ロングホール万歳。
さてさて、冒頭で「757で中距離はちょっと・・・」とう趣旨の表記をしましたが、これからはどんどんと過酷になりそうです。現在開発中のA321LRが路線就航すれば757を置き換えると見られているので数年もすればA321で大西洋横断も現実的な話になってくるかもしれませんね。
もちろん閑散期のガラガラフライトであれば何も問題ありませんが、繁忙期に中央席なんて引いてしまったらもう最悪でしょうね。まともなIFEを載せてくれることを祈るしかありません。
いずれにせよ1.5食以上出るようなフライトでは積極的にワイドボディを入れていただきたいところ。もちろんそれに値しない需要なので現状があるのは重々承知していますが。
ちなみに、動画内ではHeavyをつけずに呼ばれていましたが、757はMTOWが300klbs未満の機体で唯一"Heavy"を付ける機材だそうで・・・(巡航中に知った)
後方乱気流が少々キツめなのでそのような処置を取ったようですね。また一つ賢くなりました。
IADでの地上はUAかスイスポートの2択でした。もちろん前者。
上がり。
非常にエアバスチックなフォルム
降り。
胴が細いので非常に足長に見えます。
ベクターは
ちゃんとやってくれました。
FsP
出発時刻が09:59GMTになっていますね。なんでだ。
さて、次回のフライトは8/21(日)に飛ぶ予定です。
では、失礼します。
累計ブロックタイム:約949時間12分(39日13時間12分 秒は切り捨て)
累計飛行距離:約394,891nm(約731,338km) 赤道上を飛行したとして約18.25周分(赤道上の地球の周囲を40,075.017kmと仮定)
1フライトあたりの平均ブロックタイム:4時間24分
1フライトあたりの平均飛行距離:1,837nm(約3,402km)
上記の累計・平均の値は、全220フライトの中からブロックタイム・飛行距離が記されていない5フライトを差し引いた計215フライトを元に算出されています。
区間:マンチェスター空港(Manchester Airport) EGCC/MAN ----- ワシントン・ダレス国際空港(Washington Dulles International Airport) KIAD/IAD
便名:UA101
使用機材:Boeing 757-224(N58101)
(アドオン:QualityWings Simulations/Ultimate 757 Collection)
搭載燃料:75,010lbs
残燃料:13,382lbs
総離陸重量:247,978lbs
予定ブロックタイム:8時間10分
実際のブロックタイム:7時間49分
フライトタイム:7時間28分
地上滞在時間:21分
離陸~巡航までの時間:27分
巡航時間:6時間29分
降下~着陸までの時間:32分
総タキシング距離:4.4km(マンチェスター:2.96km/ワシントンD.C.:1.34km)
出発スポット:215番スポット
到着スポット:D11番スポット
巡行速度:M0.81
巡航高度:EGCC-(36,000ft)-5820N-(38,000ft)-5550N-(40,000ft)-EGCC
飛行距離:3240nm
飛行ルート:EGCC-(SID)-ASMIM-(UL975)-WAL-(UL10)-KELLY-(DCT)-DUFFY-(DCT)-APSOV-(DCT)-SUNOT-(DCT)-5820N
-(DCT)-5830N-(DCT)-5740N-(DCT)-5550N-(DCT)-LOMSI-(DCT)-5260N-(DCT)-YRI-(DCT)-COVAN-(J563)-ALB-(STAR)-KIAD
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