みつい台周辺の花と蝶

みつい台周辺は未だ自然が一杯。
散策で出会った樹木や野草の花、蝶の姿を楽しんで。
(Ponちゃん)

ブログ再開(脊髄硬膜外膿瘍)

2014年03月15日 | その他
2014/3/15 晴天です。

お正月以来久しぶりです。ブログ再開するまでに体調も回復して来ました。
未だ完治には時間がかかり思うように行動が取れませんが、リハビリを兼ねて
ごく近くの野の花から撮影し春を提供しようと心がけます。
皆様、今年も宜しくお願い致します。

振り返って見ますと、今回の病は自覚症状の前触れも無く突然襲って来ました。
後で聞いたのですが「脊髄硬膜外膿瘍」と知らされました。聞き覚えのない病名です。
脊髄管の外側に化膿菌が入り込み組織を化膿させる病で5万人に一人の発生率とのことです。

闘病経過の抄録

1. 1/01 初詣に毎年恒例の高尾山中腹にある薬王院に徒歩で登る(体調正常)
2. 1/02 自転車で市内七福神めぐり・途中で腰が痛くなり始める。
3. 1/03 腰激痛、38℃台発熱、病院が開業してなく、市販の鎮痛剤で我慢する。
4. 1/04 市内病院整形外科を受診、X線撮影の結果腰椎間圧迫による腰痛と診断
     され2W分の鎮痛剤受領。
5. 1/05 腰、激痛で寝がえりも打てない。鎮痛剤全く効かない。38℃台発熱。
     生まれて初めて体験する激痛、時々呼吸も困難になる。
6. 1/06 一日激痛とおう吐と発熱、夕刻耐えられず、救急車を119番通報で呼び
     救急病院へ搬送。点滴治療後自宅へ。
     (救急車で搬送された病院の対応はおう吐と発熱に対する処置に限定され、
      腰の激痛は既にかかっている病院に明日行って治療を受けるように車内
      で念を押された。この措置なにかしっくりこなかった。)
7. 1/07 自宅待機、一日腰の激痛、発熱が続く。
 
8. 1/08 先の市内病院で再診、内科、整形外科受診、MRI、血液検査の結果、前記
     病状と診断され即入院となる。
     インフルエンザ、ノロウイルスの疑いがあると言うことで個室の隔離病室
     に誘導された。一泊なのに室料差額 31,500円の請求には吃驚した。
9. 1/09 市内病院では病気に対応出来ず、市内の大学病院整形外科に救急車で
     再転送される。大学病院着後、MRI、血液検査等再度受けたようだが39.5℃
     発熱のせいか全く記憶なし。翌朝目覚めたベッドで経過を聞かされた。

10. 1/10- 腰部の激痛治まらず、抗生剤、鎮痛剤の点滴が以後一週間続く。
     ベッド上で体位すら動かせず、見えるのは天井のみ。
     下の世話、体拭き等々この間はナースのなすがまま、自分では何も出来ない。
     まな板の鯉。もう金輪際病気は嫌だ!。
11. 1/15- 点滴が外され、抗生剤、鎮痛剤(5回/日)の錠剤服用に変わる。以後退院まで
     続く。その後薬の副作用か悪心、食欲不振で退院までに5.5Kg体重が減った。
     この間一週間ペットから一歩も歩けず、見ると手足の筋肉が細くなった。
12. 1/22- 二週間ぶりにペット上からナースのサポート付きで車椅子が許可される。
     ただし、腰に負担がかかる理由で、自分で車を回すことは禁止された。
13. 1/24- 痛みが大分治まり、ベッド上で、歩行のリハビリ(屈伸運動)が始まる。

14. 1/27- 初めて、病棟内の歩行が許可される。続いてリハビリ室で歩行訓練が始まる。 
15. 2/04- 退院許可が出る。以後抗生剤を服用、2Wおきの通院で経過観察となる。
     (3/末までの二ヶ月間、週2回介護ヘルパーに依存している。)
16. 3/15 現在は痛みもとれ、歩行距離を伸ばしながらリハビリ中です。抗生剤は引き
     続き服用し化膿菌を叩いている。
     完治は来月4/7にMRI,血液検査を行い、その結果で医師が判定を下す予定です。

参考 MRI 画像
 1/4はX線撮影のみで、整形外来で腰椎間の軟骨が減り神経を刺激してると診断された。
 1/8は内科医の指示もあり、血液検査のCRP(炎症反応)が正常値の60倍、38℃台の発熱、
 MRI撮影結果等を踏まえて「脊髄硬膜外膿瘍」と診断された。単なる腰痛では無かった。
 1/4の診断は結果的には誤診と思っている。

 写真の脊髄硬膜の外側の白いのが膿で、脊髄管を押し神経を刺激してるそうです。
 未だに前兆も無く一日で全く体を動かせない激痛が襲って来たことは信じられない。
 お互い、不慮の病には気をつけましょう。

     MRI画像

 
  明日3/16日より、本来の「野の花と蝶」のUpになります。 ご愛顧宜しくお願いします。

P・S (3/16 追記)
この病気の膿瘍を発生させた化膿菌の状態は血液検査のCRP値で判断するようです。
CRPとは体内の炎症の度合いを示すもので、正常値は0.3(mg/dl)以下、15-20(管理者は19.9)は
重体な疾患の疑いがある状態。

入院直後急激に値が下がっている期間は点滴、その後は錠剤の抗生剤服用で菌を叩いている。4/7に
予定されている検査でCRP値及びMRI画像の結果で完治したか判定するようです。

CRP値の推移(EXCELでグラフ化)  入院後27日目に退院 (CRP値 0.51)。
コメント (5)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 八王子市の七福神めぐり | トップ | マンサク(万作) »
最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (きみ)
2020-01-17 18:39:13
はじめまして。実は私も同じ病気になり8ヶ月入院していました。つい最近五万人に1人という数字をききました。
私は、あと少しおそければ手遅れだったかも。もちろん今はなんとか生活できていますがおもい障害が残っています。両下肢不全麻痺です。右は運動障害左は感覚障害です。もう再発はないとはおもいますがまだまだ注意です。同じ病気の人ぎいたのでコメントしてしまいました。。
返信する
お体ご自愛下さい (ponchan)
2020-02-02 09:57:27
きみ さん コメント今日(2020/02/02)気づきました。
既に5年経過してますが、後遺症が残り、最初は左下肢の足指から足裏、ふくらはぎと知覚神経麻痺が進み、半年遅れで右下肢が同じ症状で未だにじわじわと進んでます。
幸い運動神経は遣られてないので、歩行は殆ど影響がありません。同病経験者としてお見舞い申し上げます。
昨年末の自宅内での階段でスリップ転落し、肋骨5本の骨折も足裏の感覚麻痺が影響したと思ってます。お互い気を付けでお体ご自愛下さい。
返信する
わたしも (YASU)
2020-02-24 16:32:46
こんにちは!

奇しくも、わたしも昨年12月29日に痛みと体の硬直により立てなくなり
31日に救急車で搬送されました。

椎間板がすり減って、すべり症もあることから腰痛でしょうから、痛みが消えるまで入院と言われ、合わせて血液検査で炎症値が高いため、1月4日に
MRI、CT検査、胸水が溜まりかすかに肺炎になっていることが判明し抗生物質の点滴をしていましたが、依然炎症値が高かった事を気にして、3度目の検査1月7日に4日はなかった影、胸椎に白い物が移り、100%とは言えないが膿ではないか、様子を見るコトもできるが、その時には後遺症が残るかもと言われ、検査の翌日に手術で膿の除去を行いました。やはり、脊髄硬膜外膿瘍でした。

この病気は、早い発見が肝心なのかも知れません。


2ヶ月から半年、もしくはそれ以上の入院かもと言われましたが、動けるようになった1月22日には、歩行器を使って院内を歩いてリハビリ、食事以外はずっとストレッチをして、数値は退院時0.6でしたがなんとか入院から37日目で退院することができました。

随分体力、パワーが落ちていることを実感しています。

肉体労働をしていますので、整体、鍼その他施術をしまくっていたら、痛み、腰の違和感も薄れおかげさまで70%くらいは復活できていると思います。

本当に、前触れもなく突然やってきた痛みは、恐怖でしかありませんでした。

私の場合はまだラッキーだったかも知れません。

お身体、くれぐれもご自愛下さい。
返信する
わたしも (ponchan)
2020-03-16 11:46:23
YASUさん、投稿拝見しました。予想以上の早い回復、若さと体力があったからと思ってます。
この病、私も前述の通り、自転車で七福神周りの途中で急に発症したもの、何が原因か私も、医師も分からない状況かでの対症療法の治療でした。

その後の転倒、落下による骨折も、この時の後遺症が絡んでいるのかも、お互い寝たきりにならなかったことだけでも未だ幸いと思ってます。
最近は、史上初めて発生した新型コロナウイルスの感染拡大で世界中がお騒ぎ、せめて人混みを避けるしか予防策がない、人類になにか試練を与えているのかな。
せめて、ウイルスに取り憑かれないようにお気をつけ下さい。ご返事遅れ失礼しました。
返信する
Unknown (マグマグ)
2022-10-31 20:09:58
こんにちは!
だいぶ前の記事にコメント失礼します。
私は今現在、同じ硬膜外膿瘍で入院中です。
私の場合は帝王切開の麻酔の注射が原因で膿が溜まってしまったようで出産を終えて少ししてまた入院となってしまいました。
高熱と腰の痛みで立てなくなり、熱があった為産んだ病院から受診を拒否され、何度も色んな病院に電話しては断られを繰り返し、歩けない中どうにか車に乗り込みPCR検査を受け、やっと救急に受診する事が出来ました。
血液検査でCRPが20くらいでMRIで膿瘍が発覚し、次の日に緊急手術となりました!
今は入院から1ヶ月ほどですが歩けるようにもなり点滴が今日で終わり明日から飲み薬になってその後もCRPが上がらなければ退院となるようです!
重度の麻痺などはありませんが右足の膝下のみ触った時の違和感がずっとあり、そこだけ今後どうなるのかちょっと気にはなっていますが色んな方のコメントを見るとこの程度で済んだのはだいぶ良い方だったのかもしれないと思っています。
退院後2人の子供の育児にやや不安はありますが頑張ろうと思います。
硬膜外膿瘍が稀な病気である為とても不安だったのですが、CRPの値やリハビリまでの日数がほぼ同じだったこちらのブログを見つけとても参考になりました!ありがとうございました!
返信する

コメントを投稿

その他」カテゴリの最新記事