原作は未読。原作者の角田光代さんは好き。
偉そうに書くけど読書、全然してないけど。。でも、エッセイも彼女、面白くて好き。
監督は『桐島、部活やめるってよ 』の吉田大八さん。
(脱線気味ですが、神木君、良い役者になったよね~
子役から知っているから、彼の成長に母心です。はい)
この作品を意識すると、俄然!期待度がUPしちゃう。
なので、ちょっと・・消化不良気味な作品でした。
宮沢りえちゃんの演技、すごくリアルでよかったのですが
いかにせん、何故?彼に惹かれたのか?
まったく共感できない・・と言うか、描き方が少なくない?
彼にしてみても、なんで?こんな年上の彼女に惹かれた??私には??でした。
どの登場人物の目線で、この映画を見るのか
少し戸惑う私。
1番、共感できたのは小林聡美演じる、ベテラン先輩かな~。
俗っぽい・・大島裕子演じる、同僚。
か・な・り・・美味しい役だと思う
田辺誠一のオーラがまったく感じさせない、
地味で何ともつまらなそうな細かい夫。
ある意味、驚いた。って言うか、誰かわからなかった。
役者って、すごい(笑)
クリニークで4万近い化粧品を買い、品物を減らしたのに
お金が足りず、顧客から預かったお金を(一時期に)借りるシーン
あのジッパー開けちゃう細やかな演出に・・1番、はらはらしました。
ちょとしたきっかけで、落下していく人生。
お金の価値って?幸せって?感覚ってあそこまで麻痺するのかな。
怖い・・。
リッチな生活(ホテル生活+お洒落な賃貸)と裏腹に
実の住まいではアクドイ工作の為、散らかり放題なリビングルームに胸が痛む。
(夫、帰ってきたらどうするのよ!)
鑑賞後も・・何と言うか??心がざわざわしたまま、
ちょっとすっきりしない私でした。
ラストのファンタジー(系?)必要だったのかな??