☆orange peel気分☆

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『クラウド アトラス』雑感

2013年03月18日 | 映画

公式サイト

 

『マトリックス』好きな夫と鑑賞してきました。

難解・向こうではあまり乗客数が伸びなかったらしいので

ちょっとwikiで情報を入れてから鑑賞。

 

時代は前後しますが、それぞれの話(いつの時代なのかは)

しっかりと分かりました。

もはや、誰がどの役を演じているか・・発見するのが楽しくなってしまって

ほとんど分かった充実感が1番だった・笑

 

自分的にはこの話の壮大なテーマがピント来なくて

共感が薄いのと、ラストが以外と素朴に感じてしまった・・。

 輪廻転生と言う意味では『リトルブッタ』の時はじわじわと感じるものがあったのですが。

今回あまりに複雑な映画なので、1つ1つのエピソードの印象が弱いのかなぁ。

 

笑える話としては、夫に『ヒューゴ・ウィーヴィンとヒュー・グランドが出てるよ』と

教えてあげたのですが、何を勘違いしたのか『ヒュー・ジャックマン』と理解して

どこに出ているんだ?と探ししてなかなか発見できず、

複雑な映画なのに、要らぬ所で頭を使ったそうです。

最後の方で義父役でクラシカルな衣装のヒューゴ登場。

「レミゼラブル」で市長になったジャンバルジャン=ヒュー・ジャックマンに

似ていたようで、ようやくヒュー・ジャックマン登場か。

でもなんか違う??と思ったらしい』

くだらない脱線失礼しました 

 夫は輪廻転生の主人公の繋がりを意識して鑑賞したそうです。

(でも、その繋がりの主人公たちの記憶の描き方が弱いような・・)

・・・が、私はまったくそこはスルーで鑑賞。見方が違ってますかね

 

特に印象に残った時代は2つ。

どちらも愛が切なく、美しかった。

 

"ゼデルゲムからの手紙" (1936)

ベン・ウィショー君の演技と奏でる音楽が繊細で、とても印象に残ってます。

作品によって随分と印象変わる役者さんですね。

『テンペスト』の時から、目をつけてます。

 

"ソンミ451のオリゾン" (2144)の話が1番自分に近い立場で感情移入できたかな。

マトリックス的な映像を楽しめました。

水のシーンで別の時代もまとめる辺りも楽しめた。

ペ・ドゥナ『空気人形』にも似た、心を持たないクローン人間が魅力的。

彼女を救うチャン・ヘチュのアジア人のメークは無理ないかあなぁ?

無理矢理、一重にしました・・みたいな。

ジェームス・マカヴォイ君もオファーがあったとニュースでありましたが

ジム・スタージェス君』の演じた役だったのかしら?

なんて思い、素敵な役が多かったので、勝手に残念な気分になってます・笑

 

ヒューゴの看護婦役』最後の方で気がついたけど、すっごく笑えた。

ヒューゴはどの役も悪役で印象残ったけど・・ヒュー・グランドって

自分には微妙に感じたなぁ。

ジム・ブロードベントが老編集者を演じていた時代は、彼が何を書き上げているのか

理解できなかったのですが

ソンミが見ていた、映画の原作』だったんですね。すっきり。

今思うと、老人たちの脱出劇も、楽しかったかもしれません。