☆orange peel気分☆

映画が大好き。食べることも大好き。写真は勉強中です。ダックスにも夢中♪

『ものすごくうるさくて、ありえないほど近い』

2012年02月27日 | 映画

今年の作品では、ユアン・マクレガーの『人生はビギナーズ』と共に

(クリストファー・プラマー!アカデミー賞・助演男優賞おめでとう

とてもとても、楽しみにしていた作品です。

監督はスティーブン・ダルドリーですが

細やかな作り方が、好きなんです。

 

たっぷり上質の映画を堪能できました

でも、疲労感もありました(笑)

私は主役の男の子の立場で鑑賞しましたが

ちょっと感情移入しにくかったかなぁ。

ぴったり同化にはね。。

彼の性格(言動)が父の喪失感からなのか、「病気」?によるものなのか

その辺りが妙に気になってしまって。

オスカー少年は演技が抜群に上手かったです。初演技とは、思えない。

 彼のかかえる大きな哀しみ、心の不安定さ・・って、

お疲れ気味の自分が観ると

引き込まれすぎて(演出が上手いとも言う)

かなり体力を消耗しました。

終始ぴーんと張り詰めた緊張感があります。

 

オスカー少年がわーっと、思いを吐き出せたシーンは

観ていて、ほっとしました。

人間を傷つけるのも人間。そして、救われるのも人間。

会話(交流)・・大事なんですね。

 

お父さん役のトム・ハンクス。そんなに思い入れがない私ですが(爆)

良かった~。素敵な役どころでした。

会話遊びのシーンが好き

 

ちょっと、残念だったのはサンドラ・ブロック(母役)の描き方。

後半は唐突な感じがしました。

油が乗っている女優さんだけに、惜しかった・・かな。

 

謎の間借り人とオスカー少年の距離が縮まる感じが、心地よかったです。

おばあちゃんとの交信も微笑ましいです。 

 

大好きな監督だけに、ちょっと辛口な感想です。

体調が良い時に、DVDになったら再鑑賞します。

 

 公式サイト

 

スティーブン・ダルドリー監督さん作品の好きな順

1.リトルダンサー

2.愛を読む人

3.ものすごくうるさくて、ありえないほど近い

4.めぐりあう時間たち

 (↑リピートすると世界に嵌るけど、初回は好きじゃなかった)