湖畔荘 上・下
ケイト・モートン 著
東京創元社 / 2017.8
コーンウォールの打ち捨てられた館、湖畔荘。70年前にそこで男の赤ん坊が消えた。そして同じ日に一家の友人の童話作家がそこで服毒自殺を遂げていた。何があったのか? 赤ん坊の行方は? 謎に立ち向かうのは女性刑事。
上巻を読み終えるのに1ヶ月以上かかりました。
今回は登場人物が多くて、それぞれの背景がひたすら続き、また新しい人物が出てきたー、しかも、似たような人…と、ちょっと嫌気がさしてきました。
しばらく間が空くと、結局、誰が誰なのかを忘れてしまって、また遠のいてしまったりで、挫折しそうになりました。
でもでも、ケイト・モートンが面白いのはもちろんのことなので、頑張って頑張って、上巻終盤にようやく盛り上がってきました。
そこからは一気です。
※前置きが長くなりました…。
それまでの苦労はなんだったの?と思うくらい、大好きなラストで大満足でした。
『秘密』は最初から面白かったのですが、『忘れられた花園』も、今回の『湖畔荘』と同様、上巻が辛かったなーという記憶があり、これが、ちょっとトラウマになりそうで今後が心配でもありますが、でもでも、新作、早く読みたいです!