落ち目の女優アニーとスランプ中の作家バクスターは、ファング家の長女と長男である姉と弟。両親のケイレブとケミーユは、街で奇行を演じては市民を驚かせる前衛芸術家で、そんな両親を手伝っていたアニーとバクスターも両親を理解できず、今は自立していた。だがバクスターの入院をきっかけに、ケイレブとケミーユは子どもたちと久しぶりに再会するが、ケイレブとケミーユが殺人犯に誘拐されたらしいという意外な事態が起き……。
ファング一家の奇想天外な秘密 2015年/アメリカ/ジェイソン・ベイトマン
微妙なお話ですねー。
そう思ってしまうのは、人を騙しているのが嫌だし、それに子供を巻き込んでいるのも嫌だし、というところだと思います。
そもそも、人を騙すことが芸術…というのが全く理解できません。
そして、それが面白いと思えることが不思議でした。
長女長男の子供時代はすぐ終わり、大人になった彼女たちが登場します、姉は女優、弟は作家。
芸術的センスは親譲り?ということを言いたいのか、何れにしても、“売れていない”というのがそういうことだと思われますが…。
その後、両親の失踪の謎解きのような展開になりますが、結局、最初から最後まで、世間を騙し、警察をも巻き込み、挙句、訳のわからない真相…。
なにこれー?でした。
ただ、そんな中、こういう訳のわからないお話かつ役柄に見事ハマるのが、ニコール・キッドマン。
褒めていいのか?悪いのか?ですが、彼女のお陰で全体の雰囲気がぶれていなくてよかったかもしれません。