1989年、東ベルリン。テレビ修理店に勤める青年アレックス。彼の父は10年前に家族を捨て、西側に亡命した。一方、母クリスティアーネは、その反動からますます愛国心を強めていく。そんなある日、秘かに反体制の考えを持っていたアレックスが反社会主義デモに参加。その結果、警察と衝突するところを偶然目撃したクリスティアーネはショックで心臓発作を起こし、昏睡状態に陥ってしまう。その間にベルリンの壁が崩壊、統一ドイツは資本主義国家となる。やがて8ヶ月後、クリスティアーネは奇跡的に覚醒するのだが…。
グッバイ、レーニン! 2003年/独/ヴォルフガング・ベッカー
これ、とて~も観たかった作品です。
観る機会が訪れて本当に良かったです。
なんてったって脚本がいいですね~。
こういうお話って、脚本の巧みさと映画全体のまとまりや雰囲気がマッチしないとシラケちゃいますしね。
これは、脚本も雰囲気もバッチリだと思いました。
コメディではあるけれど、笑った笑った!という単なるコメディではないんです。
家族の葛藤あり、友情あり、ラストには親子の愛情に心打たれ、やっぱり観て良かったな~って思いました。
できれば、西ドイツに亡命した父親が再婚していなければもっと良かったなぁ~と・・・。
アレックス役のダニエル・ブリュールがいいですね~。
とても印象に残る俳優さんでした。