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第83回アカデミー賞作品賞を含む主要4部門を独占し、全世界が熱狂した感動傑作『英国王のスピーチ』。吃音というコンプレックスを抱えながらも、様々な困難を乗り越え、国民から愛される“真の王"にあんるまでを描いた感動の物語に、多くの人が勇気づけられたことだろう。本作は、映画のモデルとなった英国王ジョージ6世のコンプレックスに思い悩んだ時代から、吃音を乗り越え“真の王"になるまでを、国民へと発信された実際のスピーチの模様、戦時中のロンドンの様子などの当時の貴重な映像の数々と共に描き出した感動のドキュメンタリーとなっている。さらに、妻エリザベス(故エリザベス皇太后)や娘(現女王エリザベス2世)たちと過ごすプライベート映像を織り交ぜ、英国王ジョージ6世の人間味溢れる生涯を追っていく。『英国王のスピーチ』主演のコリン・ファースや監督のトム・フーパー、実在するスピーチセラピスト・ライオネル・ローグの孫、マイク・ローグなど、映画の関係者たちへのインタビューに、王室ジャーナリストの専門的な解説を加えて、映画では描ききれなかった英国王ジョージ6世の真の素顔に迫るー。
英国王のスピーチの真実 ~ジョージ6世の素顔~ 2011年/イギリス
謙虚で誠実な国王だったんですね。
映画では、あまりそういう部分が描かれていたなかったので、素顔のジョージ6世の方が親しみやすいかなと思いました。
兄が国民よりアメリカ人女性を選ぶという日本では考えられないことでも、イギリス国民はほとんどが支持していたのには驚きました。
となると、その次の国王であるジョージ6世は、本当に堪え難いものがあっただろうなと、もともと国王にはなりたくなかったワケですし。
しかも、吃音症を抱えて…となると、想像もできない程の重圧がのしかかっていただろうと思いました。
戦争が始まって、普通ならロンドンから避難してもおかしくないのに、多くの国民が苦しんでいることに対し、自分だけが逃げることなくしっかりと国民に寄り添い、一緒に苦難を乗り越えようとする姿には感心しました。
在位15年の短さは、まさに命を削ったと言えると思いました。
いつしか国民に愛される国王になっていましたが、それは、ジョージ6世の人柄だけではなく、国王自らが国民に愛される努力を怠らなかったからだろうと思います。
やはり、映画では吃音症の克服がメインになっているので、こうした、ジョージ6世の人柄は描ききれなかったんだなと思いました。