ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

見知らぬ人 / エリー・グリフィス

2021-12-02 | 本 海外作家
見知らぬ人 / エリー・グリフィス 著

創元推理文庫 / 2021.7



タルガース校の旧館は、かつてヴィクトリア朝時代の伝説的作家ホランドの邸宅だった。クレアは同校の教師をしながらホランドを研究しているが、ある日クレアの親友である同僚が殺害されてしまう。遺体のそばには“地獄はからだ”と書かれた謎のメモが。それはホランドの短編に登場する文章で……。




めちゃめちゃ面白い!
と思いながら読んでいたのですが、犯人が判ってくる(黒曜石)あたりから急にアッサリしてきて(残りのページが少なくて不安になった)、クライマックスも謎解きも拍子抜けするくらいサラッと終わってしまいました。
ジョージアの淡白さにも正直驚きました。
ついでに、「この犯人は絶対に見抜けない!」という出版社の宣伝文句、全くの取っ手付けではなかったですが、心神喪失(だろう)というのも、動機が心神喪失系だとヨミようがないと思うので、どうなんでしょうね?
途中まで本当に面白かったので、アッサリサラッとしたラストには余韻も感じられず、本当に残念でした。
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