ただの映画好き日記

観た映画と読んだ本の自分用メモ。

THE ICEMAN 氷の処刑人

2014-09-26 | 映画 サ行


1964年、米・ニュージャージー。リチャード・ククリンスキーは、デボラという女性と結婚し、幸せな家庭を築いていた。ある日ククリンスキーは、職場である海賊版ポルノ映画の工場にやってきたギャングのロイ・デメオに拳銃を突きつけられるが、まったく動じる素振りを見せない。その並々ならぬ度胸を見込んだロイによって、裏社会へ招き入れられるククリンスキー。やがて彼は、ロイ専属のヒットマンとして血生臭い仕事を請け負うようになり、良き家庭人から謎の連続殺人鬼アイスマンへと変わっていくのだった…。

THE ICEMAN 氷の処刑人 2012年/アメリカ/アリエル・ヴロメン





実話だったんですね~。
どういうお話か知らずに録画してあったものを観たのですが(録画した時は興味を持ったのだと思いますが、内容までは覚えていなかった…)、まさか実話だとは思わず、あまりのアイスマン振りに(?)いくらなんでも…と思っていたのですが、最後にきて実話だったことを知りビックリしました。

100人以上も殺害しているらしい殺し屋って、時代的なものもあるだろうけど、本当にアイスマンですね。
でも、家族を愛していたし、家族は何より大切なものだったんだな~というのも伝わってきて、更に、幼少期から異常行動があったらしく、その頃のことや生い立ちがもし描かれていたとしたら、同情する部分があったかもしれません。
しかも、ラスト、獄中で告白するマイケル・シャノンの表情が自然であり切実であり、とても異常者には見えず、ひたすら自分が築き上げた大切な家族を守りたかった…という印象が強く残りました。

リッチー役のマイケル・シャノンはとにかく迫力がありました。
レイ・リオッタが小者に見えてしまうくらい、ドッシリとした悪人でした。
で、ウィノナに気付かなかったのは私だけ?裁判のシーンで、モノスゴイ睨みをきかせているところで、あ!と思ったのですが、あの変貌振りはどうしちゃったのでしょうか?初めて、嫌悪することなく彼女の演技を観ていられました(そもそも気付かなかったし…笑)。

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