ただの映画好き日記

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その裁きは死 / アンソニー・ホロヴィッツ

2020-10-01 | 本 海外作家
その裁きは死 / アンソニー・ホロヴィッツ 山田蘭 訳

創元推理文庫 /2020.9



実直さが評判の弁護士が殺害された。裁判の相手方が口走った脅しに似た方法で。現場の壁にはペンキで乱暴に描かれた謎の数字“182”。被害者が殺される直前に残した奇妙な言葉。わたし、アンソニー・ホロヴィッツは、元刑事の探偵ホーソーンによって、奇妙な事件の捜査に引きずりこまれて──。絶賛を博した『メインテーマは殺人』に続く、驚嘆確実、完全無比の犯人当てミステリ。




面白かったー!
ホーソーンシリーズ、最高です。
事件の内容もトリックも謎解きも、正直、あまり印象に残らないですし、ワクワクもしないのですが、とにかく、ホーソーンとホロヴィッツのコンビが面白い!

ホーソーンは本当に嫌な奴なんですけど、シリーズ2作目ともなると、少しずつ嫌な一面以外も見せてくれて、何となく気になってきます。
と言っても、そんなホーソーンに振り回せれるホロヴィッツが面白くて、今は、そちらの方が楽しいかな?と思います。

解説によると、このシリーズは全10作を予定しているそうで、やはり、徐々にホーソーンの謎を解いていくようです。
どんな謎(過去)があるのか楽しみな反面、10件もの殺人事件と、その捜査をするホーソーンに振り回されるホロヴィッツを思うと、ちょっと辛そう…(笑)。
残り8作がとても楽しみですが、どうか、勢いを失わず、ダレませんように…。

あ、ホロヴィッツが島田荘司さんの『斜め屋敷の犯罪』を愛読しているそうで、嬉しいやら、やっぱりやら、アンソニー・ホロヴィッツ、善い人です(笑)。
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