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気になること

2008-05-20 | 王様の耳
今日の着付け 三名さま


お一人目 


まっさらでしつけはとって下さってたんだけど
長襦袢の半衿 表側がまつり縫いでなく 
大きく表側に糸がでる縫い方で
ぬってあったからか
しつけと勘違いして 取ったと。。。


背中心がかろうじて20センチ弱 残ってたし
内側はしっかりついてたので

問題なくいけました


枕と伊達締めがなかったので
枕は貸し出し 伊達締めはなくてもいいか

こちらの方の帯締めが 珍しいものでした
喪なので黒一色が普通のところ
黒にシルバーの模様が入ってるんですよね

是非はわからないですけど。。。


お二人目
やっぱり枕と伊達締めなし

手持ちの枕は最初の方で使ってしまったし
タオルも持ってなかったの

腰紐3本とウエストベルト一本

着付けで腰紐から使ってしまって
残ったウエストベルト
チョイスミスだな。。。と思いつつも
とにかくやってみよう!の精神で

コレを枕の代わりに。。。

ウエストベルトを二重にしてまわすと
丁度良い長さ きつくもなくゆるくもなく

なので 二重にしてその間に手持ちのコットンをはさみ
さらにそれを帯揚げでくるみ。。。

何とかなるもんです


三人目

これがまた 枕なし 伊達締めなし でもタオルあり
さらに腰紐二本にコーリンベルト

長襦袢にコーリンか着物にコーリンか
悩んだけど

今回は着物に使用

さて 枕

今度はタオルがあるけど紐なし

これは帯揚げで直接くるみ枕の代用

背中に隙間が出来ないか 
枕が背中に密着してくれるか
これが一番心配だけど
なんとかクリアでしょう


ところで最後の方は
比翼仕立ての喪服でした

今まで数えるほどしかお目にかかることはなかったけど

最初の頃であったときには
比翼仕立てになってるんだからと
比翼衿を出して着付けたら
(もちろんお客様の同意を得た上)

あとで他の方から 指摘されたというのを耳にしたので

それからは出さずに着つける方向でお話させてもらうことにしてる

今日もお客さまにお聞きすると
じゃぁ出さずに。。。ということで

お袖と裾を見ればわかることではあるけど
衿ほど目立たないですもんね


ただお誂えになるとき わざわざ比翼仕立てにされてるわけで

どういう意図があったのか 知りたいところなんだけど

いかんせん 作ってくださったかたがお亡くなりになってると。。。

地域性ということもあるのでしょうが

気になるところです








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2 コメント

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比翼仕立ての喪服 (machi)
2008-05-21 16:54:00
喪服も第一礼装で、その昔は留袖同様、重ね着で帯も袋帯の二重太鼓だったとか。その後、不幸が重なるのをきらい、今のような形になったと聞いてます。
以前、おばあちゃんでしたが結婚式に喪服を持ってこられ驚いたのですが、「これでいい」というお客様の意思でお着せしたことがあります。その時ちょっと調べたのですが、やはり昔は紋付ということで結婚式にも着ていたらしいです。時代的に全国一斉に、ということがむずかしく、地域によって異なる風習が残ってるんですね。(参考まで)
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machiさん♪ (clip)
2008-05-21 23:02:25
ありがとうございます

喪服も 重ねはよく見かけますね

五つ紋ですし 宝塚ではこれに袴ですもんね




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