伊東家のデスク

オタクの備忘録など

2月の頃について

2021-02-05 19:24:24 | 雑文
・『片腕ドラゴン』
 ジミー・ウォングは不思議な人だ。ヘンテコなはずなのに、しっかり痛快カンフーアクションができてしまっている。
 導入はカンフー映画でありがちな流れだが、敵がキャラの濃すぎる助っ人の先生たちを集めてから怪しい雰囲気に。その雰囲気のまま最終決戦までいってしまうのがなんともすごい。
 続編は先に視聴済み。もうだいぶ昔の話だが。あれに比べるとまだまとも……とも思えないなぁ。素敵。

・『櫻の園』
 なんか女子がいっぱい出ているものが見たいな。ついでに昔の匂いを感じたいなと思いセレクト。
 中島ひろ子の存在感の浮きっぷりが実にいい。学生演劇当日舞台裏の雰囲気というのも効果的なのかな。素晴らしいかっこよさだった。
 志水さんが倉田さんと思い出を作っている中、タバコ吸ってジッとしている杉山さんがやっぱりグッとくる。

・『アンノウン』
 リーアム・ニーソンも好きなのよ。スタイルが非常にいい。
 サスペンス仕立てで始まり、クライマックスで真相が明らかになったらバカっぽい感じのアクション。定石であるな。
 途中で出てくるブルーノ・ガンツが無駄に有能でかっこいい。元秘密警察で、敵も味方も頑張っている中あっさり真相に辿り着き、敵が来たら何もさせずに余裕綽々と自殺。強い。バカみたいに強すぎる。
 終わってみれば主人公も戦闘能力高かったわけで、味方側戦力が過剰すぎる痛快サスペンスアクションになっているのが笑える。

・『女王蜂』
 そういえば石坂金田一でこれだけ見ていなかった。揃いも揃って超豪華キャスト。佐々木剛と小林昭二が出ているので実質仮面ライダーであるな。
 岸恵子、流石の美しさであった。
 沖雅也の使い方が贅沢で笑う。
 映画そのものとしては、流石に市川崑もダレたのかなぁ、今一つこれまでより落ちる気もするが、役者のパワーで押し切られてしまう。

・『ベテラン』
 韓国の刑事ものほとんど見ていないので、定式が分からないからその辺をあれこれ語れない。
 ユ・アインの御曹司がしっかりクソ野郎なのがとても良かった。ボロボロになる父親の姿を全部子供に見せるのが実に素晴らしいクソっぷり。
 全体的に80年代の和製刑事アクションドラマっぽいので、気軽にいけるね。


・『新五捕物帳』はもう本当に杉良太郎がかっこいいよなぁ。新五親分の優しさが染みる。
 それにしても、岡っ引きものは独特の味わいがある。例えば、権力サイドの『鬼平犯科帳』なんかは刑事ドラマのノリが近いわけだが、権力サイドでも岡っ引きは探偵ものに近いわけである。しかし探偵のフォーマットがそのまま通じるわけでもない。このあたりが実に面白い。

・特急で『セーラームーン』を『S』まで進めた。流石に人気の高いシリーズだけに、勢いがこれまでと違う。
 天王はるかと海王みちる、やはりオーラが別格。
 『R』の苦悩を越えて、地場衛がすっかり保護者のお兄さんタイプになっているのが面白い。


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