伊東家のデスク

オタクの備忘録など

3月もそろそろ終わる頃について

2021-03-26 23:07:46 | 雑文
・『七小福』
 見どころはなんと言ってもラム・チェンインであろう。サモ・ハンと一緒に劇のワンシーンをやりだすあたりがとにかく切なく、非常に美しい。

・『ジャングル大帝(1997年)』
 津嘉山正種のレオが凄まじいイケボ。しかし、最大の見どころはやはりハム・エッグ。相も変わらずの名悪役である。本作のものが私にとって至高のハム・エッグとなろうか。

・『女囚701号さそり』
 梶芽衣子が凄まじく美しくかっこいい。終盤、黒衣を翻して次々とクソ野郎どもを屠っていくあたりがたまらない。やはり目の力は偉大である。

・『機界戦隊ゼンカイジャー』
 ここまでトジテンドの侵略がちゃんと大規模なものなのはいいのだが、やはりもっと沢山のエキストラを使って「うわー」だのやってほしくなるよね。無理だとは分かっているのだが。
 それにしてもこのノリどこかで見たことあるなぁと思ったら、あれだ、『超星艦隊セイザーX』だ。

・『トロピカル~ジュ!プリキュア』
 ローラは変身するのだろうか。するとしたら、カラーはどうなるのだろうか。個人的には、キュアサマーが白(+虹)なので、ここで歴史をひっくり返して黒採用もいいと思うのだが……。

・『パワフルプロ野球 パワフル高校編』
 ゲームのOPとかで見ると違和感なかったのだけれど、1アニメ作品として見ると、やはり足が分離したパワプロのデザインは妙な感じになってしまう。

・00年代の個人的アニメ十選を考えたりしているのだが、中々に難しい。カレイドスターとか名作どころ挙げるだけで五個まではあっさり出るのだが。

最近見たりしているあれこれ

2021-03-16 19:06:24 | 雑文

・『ドラゴンへの道』
 ブルース・リーのアクション観は私の好みと微妙にズレているのだが、それでもやはり凄いなぁと思うのだよ。
 『燃えよドラゴン』も『ドラゴン怒りの鉄拳』ものりきれなかったのだが、これは昔から好きであった。タン・ロンがボケキャラなのと、流れ者ヒーローだったのが良い。
 終盤、飛行機から降りてくるチャック・ノリスがもう「うわ。やばい奴が来た」感半端なくて好き。

・ちまちま流していた『超獣戦隊ライブマン』『鳥人戦隊ジェットマン』が終わった。
 ライブマンはやはり三人体制の頃が楽しい。ジェットマン、何度見てもところどころ泣いてしまう。
 今は『大戦隊ゴーグルファイブ』『恐竜戦隊ジュウレンジャー』を流している。どちらもまだ序盤。ぐっと推奨年齢下げた印象強いね。
 『ゴーグルファイブ』、流石と言うべきか、ゴーグルピンク/桃園ミキ、人気高かった理由がよく分かる。
 『ジュウレンジャー』、配信で見ているからというわけじゃないよね。なんだか妙に画質が低いような……。

・『セーラームーンSS』、仕方ないというべきか、やはりこの頃になると内部の面々は掘りつくされた感が強くて四苦八苦しているね。特にうさぎはちびうさとの関係もあって色々と苦慮の跡が見える。

・ようやく『巨乳ハンター』を回収できた。アレな内容ではあるが、実は結構ツボを押さえていて面白い。

・『すもももももも』を久しぶりに読む。女子可愛い、男子超可愛いマンガなのだが、中でも虎金井天々が一番好きでねぇ。明らかにこの子だけ異様な執着をもって描かれていることもあり、徹底的に堕ちていくのがまぁかわいそうで素晴らしい。レギュラーの中では巳屋本組コンビが好きであった。

・『大巨蟲列島』4巻
 カマキリが続くとちょっと物足りないかなぁ。次々と新たな巨蟲が襲い掛かってくれた方が嬉しい。

・『巨蟲山脈』2巻
 こちらは安定して巨蟲を提供してくれている。

・『魔法使いの嫁』15巻
 毎度のことながら高値安定。
 フィロメラが、フィロメラが可愛いんですよ。 

・『よつばと!』16巻
 バナナジュースの回が好き。やんだはすっかりよつばに慣れられたねぇ。こどくはやめてあげて。

・先日見た『シンエヴァ』で私は90年代に決着をつけられた。宿題を終えた。そして、今私の前に立ちふさがっているのが00年代、それも06年あたりまでである。このあたりは、私としては絶対に決着をつけなければならない時期なのだが、90年代への熱でその壁の高さが分かっていなかった。これはまずい。90年代よりもずっと強敵である。ギャルゲーが一度集大成を迎えたあと、ノベル・アドベンチャー系ギャルゲー百花繚乱の時期。ラスボス登場といった感じである。


さよなら90年代

2021-03-11 18:42:58 | 雑文
 『シン・エヴァンゲリオン劇場版:II』を見てきた。
 前科が前科だけに、結構ハードル下げて、TV版や旧劇ほどひどくなかったら可、ぐらいの気持ちでいったのだが、いやはや、満腹だった。点数与えるとしたらまぁ多少甘く見て80点ぐらいかなとも思うが。
 『エヴァ』、実は昔から描くべきことは補完計画でもなんでもなく、徹頭徹尾『碇親子がどう向き合うか』『そのために、碇シンジをどうすべきか』だったのだが、今回はそのあたり徹底してくれていたのでありがたい。特に後者に関しては、はっきりいって滅茶苦茶な力業なのだが、最適解と言えよう。
 これで私の90年代はちゃんと終わった感がある。私は90年代への傾倒が激しい面があったのだが、それには『エヴァ』が一枚噛んでいたのである。『新世紀エヴァンゲリオン』という作品への納得のできなさとか、その後の受容などへの不快感が結構強かったのよね。あんな放り投げっぱなしがなんぼのもんじゃい、と。それが『エヴァ』前後の90年代の雰囲気への憧れになっていたのだ。今回、諸々含めて作品にちゃんと始末をつけてくれたので、そのあたりもうどうでもよくなった。なんというのかな。最後にようやく出てきたデザートを食べ終えたというか。まさに新しいパンツをはいたばかりの正月元旦の朝のような清々しい気分である。

寒さが薄まってきた頃について

2021-03-08 23:19:13 | 雑文
・『いつも心に太陽を』
 シドニー・ポワチエが実に素晴らしい。私は紳士的なヒーローが好きなのである。

・『キス・オブ・ザ・ドラゴン』
 ジェット・リーはあのぼんやりした顔からのアクションがいいのであるが、本作だと終盤張りつめっ放しでそのあたりちょっと物足りない気もする。
 途中の空手家?に対する無双が楽しい。棒を持っての連打は『少林寺』を思い出すよ。

・『ペリカン文書』
 デンゼル・ワシントンが見たいなぁ。でも今は『マイ・ボディーガード』とか見たくないなぁ。そうだ、『ペリカン文書』を子供の頃に途中までしか見ていなかった。この機会にしっかり見てしまおう。というわけで、見た。途中までというのは記憶違いで、九割見ていたことが判明。編集部についたらそのままラスト直行かい。
 コール補佐官が地味に好きである。
 あと、ディープ・スロートの扱いにちょっと笑った。そうだよな。この頃はまだ正体が明らかになっていなかったんだよな。

・『五福星』
 90年代に入るまでのサモ・ハン・キンポーはまだ可愛らしさが強く、そこを理解したうえで自分を演出できている。
 本作も、五人組の一番下という立ち位置が実にはまっている。

・マイリストに入れっぱなしだった『江戸川乱歩の美女シリーズ』をちょくちょく見ている。天知茂ははまり役だなぁ。
 このシリーズ、悪役の面白さ次第というところがあるよね。二作目の西村晃など文句なしの大当たりである。

・『機界戦隊ゼンカイジャー』
 おお、これは中々に野心ありだな。今年はプリキュアも戦隊もテンション高いねぇ。
 クライマックスでゼンカイザーとジュランティラノが同時に敵を倒すのがとても良い。
 一話目は小ネタと勢いで突っ切ったが、ここからどのような英雄譚が開けていくか、楽しみである。生きててよかった。
 ただ、これは『キュウレンジャー』あたりから感じていたことだが、どうも東映さん、自分たちが凄いこと・大変なことをやっているという自覚に欠けがちなので、ビシッと緊張感もってやってもらいたい。
 ジュラン、ぱっと見だと東宝系だよね。

・『トロピカル~ジュ!プリキュア』
 今年のプリキュアは中々に私好みの要素が多い。これは非常に大きい。戦隊とプリキュアは一年かけて続くので、ノれるかどうかで私の一年のテンションはかなり左右されるのだ。
 まなつの中でローラの価値観が同率一位になったので、しばらくはまなつ=ローラの代行者とローラ本人が他のプリキュアをたらしこんでいけばいいのであるな。
 気になるのは、『ル~ジュ』の部分であろうか。『トロピカル』は夏海まなつ的信念として理解できる。ただ、『ル~ジュ』、即ちコスメ部分に関しては、どの程度までテーマとして突っ込んで描くのだろうか。自分を奮い立たせる変身としてのコスメで終わってしまうと、年間通してやるには少々弱いというか、勿体無い気がする。

・『シンエヴァ』はなるべく今週中に見に行くつもりである。なんだかんだ『エヴァ』とも二十年付き合っているので、見ないという選択肢はない。流石に出来は怖いが。
 『エヴァ』に対する私の立ち位置は昔から変わらない。途中まではよくできた痛快スーパーロボットアクション。あとで躓いて結末を投げっ放しにして、投げっ放しにオチつけることもなくずるずるいってしまった作品。これである。
 昔、『エヴァ』にはしご外されたような形になったファンは、様々な方向に走って文句つけた印象がある。批判する立場になったり、理想のエヴァを考えたり、あえて擁護を続けたり、そんなもん知るかとばかりに潔く消費し続けたり(あれこれ大袈裟なことを言っていた層はこの際考慮しない)。
 面白いのは、その怒りや悲しみを溜めに溜めたあとで、『エヴァ』が新劇場版として再びリングに上がり、再戦が可能になったことである。今度は以前とは違う。こちらが何年もかけた俺流エヴァと制作側の回答としてのエヴァの真正面きっての大激突である。このぶつかりあいが新劇場版に関する味わいの興味深いところだったのだ。そして、『Q』で変則的なフックをぶつけられ、さてファイナルパンチは何をやってくるか。TV版から保留になっていた最終ラウンドのゴングが遂に鳴ったのである。早く見に行きたい。

3月になった

2021-03-01 17:18:29 | 雑文
・『ドルフ・ラングレン ゾンビ・ハンター』
 現代のゾンビのイメージは腐乱死体なので、邦題変えた方が良かったんじゃないかなぁ。
 せっかく見た目はいいのに、あまり役に立たなかったドルフ・ラングレンがちょっと不満。ちょこっと設定弄って、主人公に耐性つけてネットガンじゃなくて普通にダブルバレルぶっ放させまくった方が面白かった気がする。

・『禁断の惑星』
 井戸の、いやイデの、じゃなくてイドの怪物で有名なアレである。アン・フランシスの可愛いこと。
 モービアスが内面と向き合うオチはともかくとして、途中で光線が見せる怪物のチープさは時代を考えてもちょっと頷きたくないかなぁ。まあこれも古き良きSF観と思えば……うーん。

・『どついたるねん』
 役者の熱量で持っている、とするのは少々意地悪か。
 一番カッコよかったのは美川憲一。この頃になると、もうこういうキャラクターだったのであるな。

・『獄門島』
 石坂金田一では『犬神家』と双璧であるなぁ。
 演出がまさに冴えわたっている。
 原作を読んだのは高校の頃。『ひぐらしのなく頃に』が流行っていたあたりかな。「似た雰囲気なら過去の名作のがきっと面白いぜ!」と、ひねくれてつっぱった感じで読んでいた。今となってはその『ひぐらし』が過去の作品として「またやってる!」扱いなのだから、時の流れとは、なんともしがたいね。

・『フロム・ダスク・ティル・ドーン』
 見たのはいつだったか。小学生だった気がする。なんか変なやべーもん見たという記憶が強く残っていたのだ。そして今回改めて見たわけだが、朧気に覚えていたジョージ・クルーニーたちのカッコよさは幻ではなかった。銃撃と爆発とバカ武器があればいつだって元気だ。
 物語の途中でジャンルの乗り換えが発生する快楽はやはり素晴らしいが、本作はホラーを暴力で解決するというデタラメさでまた塗り替えているので、もうたまらない。このデタラメさゆえに本作はトンデモ扱いされることもあるが、ザ・ジャンクフードといった面白さは否定できないものがあるのだ。

・『集団左遷』
 津川雅彦の悪役はやはり素晴らしい。女に手を出し札束掴ませればこの上ないな。中村敦夫が一緒の画面に立つと、スタイルの違いが出てこれまたおいしい。
 バブルが終わったあとに物心ついたので、劇中のヤバさが記憶と繋がったりしないため、やっぱりこのあたりの時代のおかしさは面白みがあるとなってしまう。
 シナリオはまぁ置いといても、劇伴がこれは流石に……。

・旧『セーラームーン』が『SS』に入った。『R』『S』と成長して助走をつけたので、ちびうさが実にしっかり主人公やれている。

・『魔進戦隊キラメイジャー』が終わった。いやはや、実に良い作品だったよ。
 キャラクターは総じて可愛らしく、配置も完璧。最年少キャラをレッドに持ってきたのが活きた好例ではないか。アクション面でも小道具をうまく使う方向で工夫してあり見ていて飽きない。テーマも一貫していたし、最後にヨドン皇帝という仮面に囚われた敵をもってくることでヒーローの物語としてしっかり締めたのには、いやもう脱帽である。
 惜しむらくは、その巧さがあまりにも職人的過ぎて、問答無用で物語に引き込むパワーがシナリオの縦軸で不足していたことだが、これはまあ贅沢すぎて、言ったら罰が当たる類のものだろう。ただ、これは意識してのことなのか分からないが、結果的にここで働いたのがヨドンナ様なのである。というか桃月なしこなのである。キャラクターの魅力で強引に押し切ってしまい、このあたりの問題を放り投げてしまった。見事である。
 しみじみ思うが、スーパー戦隊、本当にいいものを作ってくれるなぁ。

・『トロピカル~ジュ!プリキュア』
 ウルトラリラックスじゃねーか、というのは置いといて。
 基本的にプリキュアの序盤というのははずしようがないので、その辺は特に言うことはない。
 とりあえず肝心なところは、ローラの成長にプリキュアたちがどう関わっていくか、であろうか。ローラの女王への道は、そのローラが導くであろうプリキュアの格にかかっている。すなわち、本作のプリキュアがプリキュアたる中核は、ローラに女王としての格を与えることによって保証される。一話目の段階だと、物語としてはこういう方向性になりそうだが、さてどんな方向に広げるつもりなのか。
 これから一年ファイルーズあいの声を聴いていられるというのが幸せ以外のなにものでもないな。