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Nシステムブログ

弁護士櫻井光政を中心とした有志団体「一矢の会」が道路交通問題、特にNシステムについて問題視していくブログです。

680+245+225

2011-08-08 15:50:07 | 投稿・寄稿
「第2次Nシステム訴訟」(2007年1月提訴)の一審・東京地裁で、
被告(国)側が出した書面にこんなことが書かれていました。

2005年度末の国費によるNシステムは680式。
これに、自治体予算による245式のNシステムが接続されている。
かつ、通過車両のナンバーを読み取って渋滞情報などを知らせる
システム(交通情報提供システム)999ヶ所のうち225ヶ所は
Nシステムに接続されている・・・と。

680+245+225=1150

2005年度末の時点ですでに、
Nシステムの監視網は全国1150か所に及んでいたわけです。
さらに必要があれば999ヶ所の交通情報提供システムぜんぶを
Nシステムに接続できるのでしょう。
Nシステムの国民監視網はそうとうのものといえます。

そうして2009年度の国の予算で650式の増設・更新を決めたわけですね。
その650式の増設・更新の工事は、
かなりの部分で終わっているはずですが、まだすべてをつかみきれていません。
情報をお待ちしてます。

※あるNシステムが増設か更新か、またそれはNシステムではないカメラか、
オービスか、よく分からない場合も情報をお寄せ下さい。
その辺は当方で判別してお知らせしますので。



画像は、国道20号線(甲州街道)上り、
京王線仙川駅付近の、交通情報提供システムのカメラ(撮影端末)です。


交通ジャーナリスト   今井 亮一

自転車のNシステム!?

2011-07-19 15:50:42 | 投稿・寄稿
交通ジャーナリストの今井亮一様より、ご寄稿頂きました。


7月17日(日)、警視庁の府中運転免許試験場へ、
天気がよいので思い切って自転車で出かけました。

その帰り道、東八道路上り、三鷹市野崎一丁目18番地付近で
「普通自転車の歩道通行部分」を通行していたところ、
前方頭上にNシステムが…。




うわっ、ついに「自転車N」が登場っ!?


いや、たぶんそうじゃないんでしょう。ここは以前、
この部分だけなぜか3車線だったところ、1車線を
つぶして歩道を拡げ「普通自転車の歩道通行部分」を設けたんですね。
で、門型構造物の上のNはそのまま残ってる…と。

無駄なNは撤去しましょう。そうしてオイラにタダでおくれよぅ、
大事にするからぁ(笑)。


東京都/今井亮一(メルマガ「裁判傍聴バカ一代」)

金沢等のNシステムは、3D(立体)の国交省モノが混在

2011-04-15 16:58:42 | 投稿・寄稿
金沢には、’07年ごろから、市内のR8(松寺町地先)に、
国交省が管轄する風変わりな大型Nシステムもどきが見られ、
鞍月さんらの報告に続いて、ジャーナリストの小谷氏の調査が
その正体を一歩明らかにした。
この”もどき”は、大型車両などを目標として、その大きさ
形状、積載関係などを、3Dカメラにより撮影する、というものだった!
カメラはNシス用のものとほぼ同じのようで、
いちおう「過積載監視用カメラ」という当局の説明を聞いておくことにしよう。

実は、原理的に同じものは、R1の大阪府枚方市北山の
大掛かりな「車両計量所」をはじめ、南は沖縄のR58の嘉手納や名護、
名阪国道の奈良県山添村、R18新潟県妙村、さらにR4宮城県名取市など、
全国的に普及していて珍しい存在ではない。


(写真は沖縄県名護の3Dカメラ)


パナソニックが開発しただけに、西日本に多いが、
3Dカメラで運転席もバッチリ、というのがやはり気になる。
金沢には最近また、この国交省モノが高柳町と米泉町に新設されたという。
(そんなカネは、地震被災地へまわせ!)


        一矢の会   浜島 望

金沢市 鞍月様からの投稿です

2011-04-13 14:55:48 | 投稿・寄稿
<金沢の女性(28歳)遺棄事件とNシステム>

石川県金沢市の若い女性Fさんが、2月6日夜行方不明となって、
24日に内灘町の海岸で遺体で発見され、容疑者Wが元NHKの
委託カメラマンであったとして大きく報道された。
この事件で、容疑者逮捕につながった緒は、
「同夜中に、同市近岡町ー高柳町の路上で、約50分おいて
Wの車が走行しているのが”目撃”されていた。」ことだという。
この事件が注意をひくのは、夜間の幹線道路で普通の乗用車が
走行したにすぎないのに、その方向までふくめて果して、「目撃」
されるものなのだろうか?という点だ。

近岡町(写真①)や高柳町(写真②)付近には、実は
Nシステム端末が設置されているので、


(写真①:近岡町)



(写真②:高柳町)



やっぱりこれが”目撃者”だったのだろう、と噂になっている。
当局は、N端末の所在地点を、知られたくないので
昔からこういう形の発表をするのだ。

           金沢市  鞍月伸吾

東日本大震災の中のN端末(1)

2011-04-08 14:13:49 | 投稿・寄稿
これだけ広範囲の、大規模災害ー東日本大震災では
地域に分布しているN端末の数も当然多数にのぼる。
中でも比較的近年に、現地を訪れ印象に残っているものを、
いくつか取り上げてみよう。
①岩手県上閉伊郡大槌町夏本(R45)
町長ら573人が死亡したのと、不明者1006人で、
(いずれも平成23年4月8日報道)
岩手でも一級の被災地。ただ、もともと岩手三陸海岸には、
N端末は少なかった。私が調査に訪れたのは‘01年の春。
釜石からバスで大槌へ入ったように記憶している。
丁度、入学式の日らしく、ピカピカの中高生が乗り込んできた。
大槌高校入口から程近いR45のカーブにN端末(第3世代C型)が
見えた。(写真)



その先に小さな霜ヶ沢トンネルがある。このR45の下に
新港町から、大槌湾の海水が、大槌川を轟然と逆上って
行ったのではないか、と想像できる。まだ再訪は叶っていないが、
早く、この眼で、と願っている。果してNはどうなったのだろうか?


                一矢の会   浜島 望