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おもしろ医療解説

最新医療情報、使える知識、あまり知られていないようなお話まで、子供でもわかる優しい医療解説ブログです。

骨粗鬆症になりやすいスポーツ

2012-07-04 17:33:48 | 病気の仕組み
一般的に、骨粗鬆症の予防にスポーツが良いということがよく知られています。

でも、世の中には骨粗鬆症の予防にならず、むしろ骨粗鬆症になりやすくなってしまうスポーツもあるのです。

そもそも骨粗鬆症とはどんな病気なのかというと、骨の内容(骨密度)が減ってしまう病気です。

骨の細胞は毎日新しい細胞と古い細胞が入れ替わっています。

新しい細胞が作られ、古い細胞が壊されます。

しかし骨粗鬆症の人は、「つくる」と「こわす」のバランスが崩れ、骨密度が減ってしまいます。

骨密度が減ると、空洞の入れ物のように、中がスカスカで強度も落ちます。

そうなると、転んで手や尻餅をついただけでも簡単に骨折するようになってしまいます。

骨密度を濃密にし、骨を強くするためには、ある程度の付加が必要です。

さて、そこでちょっと考えてみてください。

私たちは普段から重力の影響を受けています。

重力や体重付加を受けながら運動するのです。

もちろん、骨の強度は増し骨密度も増えてきます。

では、重力や体重の付加を受けないスポーツはどうでしょう?

えっ

そんなスポーツあるわけないって…

実はあるんです!

つづく

アイスクリーム頭痛

2012-06-28 01:55:04 | 病気の仕組み


という医学用語があります(笑)




いやいや

みんな笑ってるけど

本当の話です。


アイスクリーム頭痛とは、冷たいものを一気に食べると頭が痛くなる現象のことです。

冷たいという刺激が、脳では痛い刺激と同じにとらえられます。

そのため、アイスクリームでなくても、冷たいものを食べるとこの頭痛が置きます。

皆さん、夏に冷たいものを食べる時は、一気に食べずにゆっくり食べましょう。

頭痛の色々

2012-06-23 01:29:08 | 病気の仕組み


たかが頭痛



されど頭痛



皆さんの頭痛に対する印象はどちらですか?





たかが頭痛で病院に行くなんて…

確かに、ちょっと疲れたくらいで病院に行っていたら、時間もお金ももったいないです。でも、頭痛の原因は単なる疲れだけではありません。

厄介な病気が隠れていることもあり、それは時に私たちの命を脅かすものであったりもします。












昼間、急に誰かに殴られたような感覚に襲われて頭が痛くなった。

……脳出血、クモ膜下出血など

頭痛が日に日にひどくなっていき、吐き気や嘔吐をしたり、意識が遠のいたりすることがある。

……脳腫瘍

頭痛と共に、目の奥が激しく痛み、ものがよく見えない。

……緑内障

この他、脳圧こうしん、虫歯、メニエール病、慢性フクビ空炎、三叉神経痛などなど、頭痛の原因は様々です。

たかが頭痛で病院に行くなんて大げさだ!

と決めつけず、頭痛以外にも何かおかしな兆候があったら、すぐに病院にいきましょう。

血液ドロドロ

2012-06-20 18:21:07 | 病気の仕組み
血液ドロドロ

と言われても、一体どんな状況なのかイマイチよくわかりませんよね。

でも日常の中で、血液ドロドロを再現する方法があるんです!

コーヒーや紅茶に砂糖をいーっぱい入れてかき混ぜてみてください。

高脂血漿&動脈硬化の状況をリアルに再現できます(^-^)

はじめは、ちゃんと溶けていた砂糖も、量が増えるとだんだん溶けにくくなってきます。

すると、液体が重くドロドロしてきます。これが血液ドロドロ、そして高脂血漿の状況。

それでも砂糖を入れ続けると、今度はスプーンやカップにへばりついてきます。これが動脈硬化の状況です……。

スプーンやカップにへばりついた砂糖を洗い落とすのって、ベタつくし、めんどくさいですよね。

……では、これがスプーンやカップじゃなくて、もっと狭い隙間で起きたらどうなるでしょう?

実際、人間の血管も一番大きなところでも直径3cmくらいです。

そう考えると、この状況って結構怖いですよね……。

病気になる前に予防しましょう。

食中毒にご注意ください

2012-06-18 00:58:04 | 病気の仕組み
ジメジメして暖かい季節は、バイキンたちにとってはすごく居心地の良い時期です。

そんなバイキンたちの中には食中毒の原因になるものがウヨウヨいます。

皆さん、食中毒にならないように気をつけましょう。

■腐った食べ物

腐った食べ物はニオイや見た目でわかるし、誰も食べないでしょう。

食べ物が腐るのは腐敗菌というバイキンが食べ物を腐らせていくからです。

でも食中毒は、必ずしも腐った食べ物が原因とは限りません。

食べ物を腐らせるほど数が増えなくても、たとえ1個でも感染するものもあります。

■感染型と毒素型

食中毒には感染型と毒素型というものがあります。

感染型はバイキンが100万個くらい、とにかくたくさん体に入ることで起こります。代表的なものには黄色ブドウ球菌などがあります。

毒素型は細菌の個数は関係なく、細菌が作り出す毒素(=バイキンのウ○コやオ○ッコなど)が原因で起こります。

こちらはバイキンを殺しても毒素が残ったり、神経毒のような危険なものなどもあるため、対応が非常に難しいです。代表的なものにはボツリヌス菌があります。

■加熱調理

多くの食中毒のバイキンは熱に弱く加熱することで防ぐことができます。

しかし中には熱に強いものや、バイキンは死んでも毒素が残るものなどもあります。

これは、調理中に調味料で十分に味つけすることで、バイキンの成長に必要な水分を奪うことができます。(浸透圧による)

■手のケガ

先ほど挙げた黄色ブドウ球菌は、実は常在菌として健康な人の手についています。この菌は傷口が大好きで、傷口付近でよく増殖します。

ケガをした手で食材に触らないようにしましょう。











最後に……

細菌性食中毒を防ぐための三原則

つけない

ふやさない

殺菌する