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映画『東京家族』について

個人的メモ(95)

2023年01月30日 | 映画『東京家族』
“ところで、沖の島はどこにあるのか。沖の島とは、海の真中にある島をいい、日本中に沖の島の名をもつ島は多い。隠岐の島もまた、沖の島の一種であろう。古代日本史において、沖の島と呼ばれる島で、他の沖の島よりずばぬけて重要な意味をもっている島がある。いうまでもなく、玄界灘の真中にあり、日本から朝鮮への通路にある、神の島とされている沖の島である。”

『神々の流竄』 梅原猛






“綿津見の神と住吉の神とは、いずれも宗像の神と同じく三神でセットであるが、それらはイザナギのミソギから生れた。しかし、宗像の神は、ミソギではなく、ウケイによって生れたのである。”

『同上』





“時代精神、「Zeitgeist (ツァイトガイスト)」というものが一つの時代を支配するとヘーゲルは言っている。「Zeitgeist」とは、その時代に与えられた歴史の要請といってよいだろう。”

『葬られた王朝 古代出雲の謎を解く』梅原猛







“とにかく、(古事記の)序文を読んでみよう。この序文は、太安万侶が天皇に献った形をとっている。その日付は和銅五年一月二十八日、天皇は元明女帝、奈良に都が定まってまだ二年とたたない。左大臣は石上(いそのかみの)麻呂、右大臣は藤原不比等であるが、麻呂はすでに七十三歳、往年の勢いがないことは当然である。”

『神々の流竄』 梅原猛


























































































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