石野真琴のなんでもあり?

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あれじゃあ「白すぎ城」修理終えた姫路城に賛否

2014-06-24 23:59:59 | 趣味
 世界遺産・姫路城(兵庫県姫路市)で、平成の大修理に使った工事用建屋の解体が進み、姿を見せた真っ白い大天守が観光客らを驚かせている。

 愛称「白鷺(しらさぎ)」通りの優美さは「昭和の大修理」(1956~64年)完成以来。数年後には黒みを帯びて落ち着いてくる。市の担当者は「今なら白鷺城と呼ばれることに納得してもらえるはず。50年に1度の機会」としている。
 ◆目地まで漆喰
 姫路城は「白漆喰総塗籠造(しろしっくいそうぬりごめづくり)」と呼ばれる工法が特徴。5重で地上6階、地下1階の大天守は防水防火のため、壁や窓の格子、瓦の継ぎ目「目地」にまで漆喰を塗っている。目地は盛り上がっており、眺める角度によって灰色の瓦を隠し、屋根全体を白く見せる。
 市立城郭研究室によると、江戸時代までの天守が残る全国12城のうち、屋根の目地に漆喰を使っているのは姫路城と松山城(松山市)。村田和宏室長は「壁の一部が板張りの松山城とは異なり、全て真っ白に見えるのは姫路城だけ」と強調する。
 平成の大修理では2年半かけ、カビや風雨で黒や茶に変色した外壁、屋根の古い漆喰をはがして塗り直したり、上塗りしたりした。防カビ剤も塗布。瓦は約8万枚のうち、約6万4000枚はカビや苔(こけ)、ほこりを洗い落として再利用した。3年半ぶりに姿を見せた大天守は、屋根の白さが際立つ。姫路城から約1キロのJR姫路駅北側の眺望デッキでは、観光客が「うわ、真っ白」と驚きの声を上げる。インターネット上の掲示板には「あれじゃあ、白すぎ城」という書き込みまである。

 現在の姫路城、特に天守間は元々、実用性をそれほど考慮していない城であると聞いた事があります。この城は江戸幕府に対して、つまり将軍家に対して、美しさを示す為の城であって、実際に敵を迎え撃つ城ではないと言うか天守閣ではないと言う事です。
 城の縄張り、つまり城の構造及び設計は充分に実用的であり、敵の大軍を迎えても戦える城ではあるのです。それだけに天守閣には美しさのみを求めて、江戸幕府に恭順を示した城と言えます。
 姫路城が白鷺城なら、松本城はカラス城と呼ばれ、同じ黒い外見の熊本城は一般的には銀杏城と呼ばれています。

 ちなみに姫路城の天守閣は、その土台より大きく造られており、これはその美しさのために無理して作ってあるのだそうです。

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