石野真琴のなんでもあり?

多趣味な石野真琴が、普段感じている事、将棋、祭り、甲冑等々、趣味の内容を描きます

フェーズ5

2009-04-30 10:41:25 | 趣味
 世界保健機関(WHO)のマーガレット・チャン事務局長は29日夜、緊急記者会見し、新型インフルエンザの拡大を受け、警戒水準を「フェーズ4」から「5」に引き上げることを決定したと発表した。
 WHOが世界的大流行(パンデミック)の一歩手前を意味する「5」を宣言するのは初めて。日本など、各国はさらなる対応策を迫られる。各国の経済や社会に大きな影響が出ることは必至だ。
 WHOは27日夜にフェーズを「3」から「4」に引き上げたばかりだが、チャン氏は「このウイルスの活動は予測がつかない」と述べ、感染のさらなる拡大を警告した。

 これで渡航制限、国境封鎖が現実のものとなってきました。島国日本では外から入ってくるものを水際で封じ込めるべく、空港での検疫を強化してますが、今日、明日にでも渡航制限が実施される可能性が高いです。一般人にたいして渡航制限される国はメキシコ、米国、カナダの3カ国となる可能性があります。
 豚インフルエンザは弱毒性とされていますが、メキシコでは2500人程度の感染者で百数十人の死者が出ているとすれば、致死率はなんと5パーセント前後、100人感染すれば5人が死ぬ可能性があるとなります。
 飛沫感染は別名空気感染とも言われますが、爆発的な感染力を持っているので、一度感染が広がれば、数万、数百万人の感染者が出てくる事を止める事は出来ないのです。
 仮に西東京市の20万人が感染したとしたら、一万人もの死者が出る計算です。
 弱毒性のインフルエンザでこれほどの死者が出るとは想像出来ませんが・・・。

 現代の日本では空港の検疫を強化すると言う科学的な方法をとりますが、古代から近代の日本ではどうしていたか。
 様々な疾病などは全て、道を通じて人が運んできます。これは現代でも古代でも一緒です。それと同時に道は様々な情報を運んでくる道でもありました、道は外への出入り口でもあるのです。
 そこで古代の人々は災いが入ってくるのを防止し、幸を呼び込むと言う意味で道に道祖神を安置したのです。この道祖神信仰は地蔵信仰とも結びつきます。今でも山中の道の傍らに道祖神、六地蔵などが安置されているのは、この名残でもあります。
 信心深い人はいまでも道祖神にお供えをしていますが・・・。
 道切りの呪法を行うとか、道に結界の印である注連縄を張ったりするのは、村を封鎖すると言う意味もあるのです。

 豚インフルエンザに道切りの呪法とか、道祖神が効果があるとは思えませんが・・・。現代の道切りの呪法である検疫により、水際でインフルエンザを食い止める事が出来るのか、期間は豚インフルエンザのワクチンが完成して大量生産が可能となるまで、あるいは治療法が確立するまでとなりますが・・・・。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿