ロケット、８月に２回打ち上げ

　下村博文文部科学相は21日の閣議後の記者会見で、8月にH2Bロケットと新型ロケット「イプシロン」をそれぞれ打ち上げることを明らかにした。
　国際宇宙ステーションに物資を運ぶ宇宙航空研究開発機構（JAXA）の無人補給機「こうのとり」を搭載した大型ロケットH2B・4号機は、同月4日に鹿児島県南種子町の種子島宇宙センターから打ち上げる。
　また、JAXAの惑星観測衛星「スプリントA」を搭載したイプシロンは、同月22日に鹿児島県肝付町の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げる。イプシロンは2006年で廃止された日本独自開発の固体燃料ロケット「M（ミュー）5」の後継機。
　下村文科相はJAXAの所管官庁として、「作業が円滑に進み、打ち上げが成功するよう全力を尽くしたい」と述べた。　

　小型人工衛星を商業的に打ち上げるためのロケットが、新型ロケット「イプシロン」と言って良いと思います。H-2Aロケットは、かなり大型の人工衛星を打ち上げる為のロケットです。
　小型の人工衛星を複数、まとめて打ち上げる需要があればH-2Aロケットで良いのですが、それにしてもH-2Aロケットを打ち上げるには費用が掛かりすぎる。（自分の記憶では、一回打ち上げるのに１００億円以上）
　そこで安価に打ち上げる事が出来る小型（正確には中型ぐらい）ロケットが開発されているのです。（これも記憶ですが、目標は打ち上げ費用が３０億円、打ち上げ能力は２／３程度）

　人工衛星はとにかく小型で軽量がもっとも素晴らしいと言えます。小型で軽量であればあるほど、人工衛星はその寿命が延びる地点が大きいのです。