本日の東京地方の天候は、午前中は太陽が出ていたのですが、14時過ぎから急速に雲が広がってしまいました。晴れ後曇りと言った天気です。都心部の最高気温は14度で最低気温は3度でした。都心部は相変わらず強い風が吹いていました。午後からは風速3メートル/S以上の風が記録されています。都心部に風力発電所でも設置すれば、結構発電出来そうな・・・。三多摩地域の最高気温は14度、最低気温は0度でした。今日はこれから全国的に雨が降り、明日になると急速に天候は回復して晴れる予報です。東京地方の明日の最高気温は9度、最低気温は5度の予報です。寒そうですね。
昨日のブログでもちょっとだけ触れましたが、今、米粉が注目を集めていますが、その米を作る事に関してちょっとした問題が起きています。東北農政局が作った「米の作りすぎは、もったいない!」「米の過剰作付けは、資源のムダづかい」というポスターに対し、地元の農家が「一生懸命米作りをしている農家の誇りを逆なでしている」と激しく反発したそうで、東北6県の農家約6000戸でつくる東北農業農民団体連絡協議会が25日、同局に文書で抗議するとともにポスターの回収を求めたそうです。
東北農政局はポスターの回収等の予定はないそうです。
東北農政局は今年も減反調整をしっかり行う予定であると言う事なんでしょうけど、日本国内の農業生産、自給率のアップを目指させねばならないこの時期、減反政策よりも過剰米をどう利用するか、米粉として小麦粉の代用として出来ないか、そう言った方向に向けるべきだと思うのですが、結局国内で米を作れば海外から輸入するより高くなり、米を買い上げる政府の負担が増える。
そうなると、国内で米を作る事が自体が悪い事になってしまいそうです。もっと米の単価を上げるとは言いませんが・・・。これからは高齢化が進んで田畑の仕事をする人が減ると思うので、大規模農業へ移行する道を考えて行かねばならないと思います。
これも難しい問題があって、大規模農業にして収益を上げるとなると、大規模な機械化が必要となります。機械化の為に投入する燃料は決して少なくないのです。
現在の日本の農業は、出来る作物の生み出すエネルギー量と、投入するエネルギー量はほとんど変わらないとされます。農業を支える機械の製造エネルギー、動かすエネルギー、肥料、農薬を作る為のエネルギー、そして人間のエネルギー。これらのエネルギーを投入して、なんとか同程度のエネルギーを生み出す生産を行っているのです。
江戸時代の農業であれば、投入したエネルギーは人力と農具の製造エネルギーぐらいですが、これが10倍になったと言う計算結果があります。そう昔の農業はつぎ込むエネルギー量が少なくて、得るエネルギーが膨大だったのです。もっとも他に太陽光エネルギー以外に利用できるエネルギーが無かったとも言えますが・・・。
減反政策には反対です・・・と言っても、安い米を捜して食べている自分ですから、そのような偉そうな事は言えません。
江戸時代の物価や金貨の価値を考える時に、米の値段を引き合いに出します。江戸時代は米が全ての基準であったわけで、だいたい1両は1石の米に相当します。1石を120キロとすれば、5キロ3000円程度の現在からみて、1両は7万2000円と言う計算結果になります。5キロ5000円としても12万円程度、1両を20万円前後と考えると、江戸時代の米の値段は5キロで1万円前後であったと逆算出来ます。今の自分の感覚で言えば5キロ1万円は高い・・・。
江戸時代と現代で比較すると単位面積当たりの米の収穫量は、ほぼ4倍になったと言われますので、逆に現代の米の値段は5キロで2500円程度が妥当と考える事が出来ます。
これで現代の農業が江戸時代と同様に、機械化や肥料、農薬を使わない農業であれば成り立つはずなんですが。それが成り立たないのは単位面積当たりの収穫量を増やす為に、肥料や農薬、機械等を使用しているからだと言えます。
こうなるとまた、持論の日本列島の適正人口6000万人説がまた出て来ます。農業だけで成り立たせる為には、6000万人でも多すぎて、江戸時代同様の3500万人程度が良いのかも知れません。そのうち1000万人が農業専従と言う事になり、一軒あたりの農作地面積は広大なものとならねばなりません。
その方向が良いかどうか、地球環境にたいして負荷の少ない国家と言う形になりますが。
昨日のブログでもちょっとだけ触れましたが、今、米粉が注目を集めていますが、その米を作る事に関してちょっとした問題が起きています。東北農政局が作った「米の作りすぎは、もったいない!」「米の過剰作付けは、資源のムダづかい」というポスターに対し、地元の農家が「一生懸命米作りをしている農家の誇りを逆なでしている」と激しく反発したそうで、東北6県の農家約6000戸でつくる東北農業農民団体連絡協議会が25日、同局に文書で抗議するとともにポスターの回収を求めたそうです。
東北農政局はポスターの回収等の予定はないそうです。
東北農政局は今年も減反調整をしっかり行う予定であると言う事なんでしょうけど、日本国内の農業生産、自給率のアップを目指させねばならないこの時期、減反政策よりも過剰米をどう利用するか、米粉として小麦粉の代用として出来ないか、そう言った方向に向けるべきだと思うのですが、結局国内で米を作れば海外から輸入するより高くなり、米を買い上げる政府の負担が増える。
そうなると、国内で米を作る事が自体が悪い事になってしまいそうです。もっと米の単価を上げるとは言いませんが・・・。これからは高齢化が進んで田畑の仕事をする人が減ると思うので、大規模農業へ移行する道を考えて行かねばならないと思います。
これも難しい問題があって、大規模農業にして収益を上げるとなると、大規模な機械化が必要となります。機械化の為に投入する燃料は決して少なくないのです。
現在の日本の農業は、出来る作物の生み出すエネルギー量と、投入するエネルギー量はほとんど変わらないとされます。農業を支える機械の製造エネルギー、動かすエネルギー、肥料、農薬を作る為のエネルギー、そして人間のエネルギー。これらのエネルギーを投入して、なんとか同程度のエネルギーを生み出す生産を行っているのです。
江戸時代の農業であれば、投入したエネルギーは人力と農具の製造エネルギーぐらいですが、これが10倍になったと言う計算結果があります。そう昔の農業はつぎ込むエネルギー量が少なくて、得るエネルギーが膨大だったのです。もっとも他に太陽光エネルギー以外に利用できるエネルギーが無かったとも言えますが・・・。
減反政策には反対です・・・と言っても、安い米を捜して食べている自分ですから、そのような偉そうな事は言えません。
江戸時代の物価や金貨の価値を考える時に、米の値段を引き合いに出します。江戸時代は米が全ての基準であったわけで、だいたい1両は1石の米に相当します。1石を120キロとすれば、5キロ3000円程度の現在からみて、1両は7万2000円と言う計算結果になります。5キロ5000円としても12万円程度、1両を20万円前後と考えると、江戸時代の米の値段は5キロで1万円前後であったと逆算出来ます。今の自分の感覚で言えば5キロ1万円は高い・・・。
江戸時代と現代で比較すると単位面積当たりの米の収穫量は、ほぼ4倍になったと言われますので、逆に現代の米の値段は5キロで2500円程度が妥当と考える事が出来ます。
これで現代の農業が江戸時代と同様に、機械化や肥料、農薬を使わない農業であれば成り立つはずなんですが。それが成り立たないのは単位面積当たりの収穫量を増やす為に、肥料や農薬、機械等を使用しているからだと言えます。
こうなるとまた、持論の日本列島の適正人口6000万人説がまた出て来ます。農業だけで成り立たせる為には、6000万人でも多すぎて、江戸時代同様の3500万人程度が良いのかも知れません。そのうち1000万人が農業専従と言う事になり、一軒あたりの農作地面積は広大なものとならねばなりません。
その方向が良いかどうか、地球環境にたいして負荷の少ない国家と言う形になりますが。
20年前と比べて日本人の一人当たりの米の消費量は3/5になったとの事。実際我々が米を食べなくなってきているのに、余るものをつくっても自給率は向上しません。
減反政策自体が反対すべき悪でなく、米づくりをやめた後の農業経営の安定化に至る道筋が十分フォローされていないから問題だと思われます。
ちなみに今、国策は個人業的な農業から、農業経営の法人化・企業的農業への推進を目指しています。その手法の一つとして農地の集約化・大規模農業もありえるでしょう。エネルギー効率を考えるなら、むしろ大規模農業の方がいいかもしれません。例えば、今は各農家ごとに農業機械を持ってるからかえって非効率。しかももはや使われずに眠っている状態のものも多く、二重の意味で非効率。
温暖化で農産物輸出国の安定生産もままなりません。輸入に頼ると食の安全が脅かされる事も昨今の状況で明らか。
21世紀、食料は外交上の戦略兵器となります、間違いなく。
日本の農業を取り巻く課題は非常に大きいですが、我々一消費者にできることは、国産の農産物を少しでも多く買う事に努め、自給率向上のために具体的に行動することかと思います。
確かに米の消費量が減っている事は理解できます。自分でさえ若い事は1食1合近い食事でしたが、現在では1日1合まで減らしています。実感で言えば1/2あるいは1/3しか米を食べていません。
消費量が減っている米を減反調整しているわけですが、一度休耕田化してしまえば、もう一度作ると言う事は難しいと言えます。
米の利用方法と言っても「酒」、「せんべい」ぐらいで、最近では「パン」も作れるそうですが・・・。
もっと、大量に消費されるものを作る事が出来れば、米の消費量が増える可能性があると思っています。
米の麺が小麦麺の代わりに、日本で大量に生産消費されるようになれば・・・・。