石野真琴のなんでもあり?

多趣味な石野真琴が、普段感じている事、将棋、祭り、甲冑等々、趣味の内容を描きます

生活の基礎技術

2009-03-26 20:14:03 | 趣味
 本日の東京地方の天候は晴後曇でした。早朝わずかに、極わずかですが雪か雹が降りました。9時ぐらいになって快晴とも言えるぐらいまで雲が消えたのですが、その後、また曇って来ました。今日は久しぶりに寒かったです。都心部の最高気温は11℃、最低気温は5℃。三多摩地域の最高気温は12℃、最低気温は4℃でした。週間天気予報によると来週の東京地方は雨マークはありません。その代わり寒い日々が続きそうです。

 文部科学省国立教育政策研究所は25日、中学3年を対象にした技術・家庭科テスト(特定課題調査)の結果を公表した。実技テストでは、9割がのこぎりで木材を適切に切断できたが、ほつれたズボンのすそなどを縫うまつり縫いは半分以下しかできなかった。食生活などについて知識を尋ねる問題では、一部で課題も浮かんだ。
 調査は07年10~11月、無作為抽出した全国497校の約1万6000人を対象に実施。技術・家庭科の全国規模のテストは41年ぶり、実技テストは初めて。
 木材を指定された線に沿って2種類ののこぎりで切るテストには約3000人が挑戦し、誤差が2ミリ以内におさまるなど適切に切った生徒は92~93%だった。まつり縫いには別の約3000人が挑戦し、適切に縫うことができたのは46%だった。大根のいちょう切りには約1000人が挑戦。厚さ5ミリ以下という指定通りに切ることができた生徒は77%だったが、輪切りにしてから4等分した生徒が半数を超え、同研究所は「先に縦4等分するのが望ましい。効率的で安全な切り方を考えさせる指導が必要」とした。
 キャベツ、ブロッコリー、ピーマン、トマトから緑黄色野菜でないものを選ぶ問題で、正解のキャベツを選んだ生徒は28%で、58%はトマトを選んだ。クーリングオフ制度について「契約を結んだ後でも期間内であれば解約可能」と正しい説明を選んだ生徒は61%。「通信販売で契約した場合に取り消すことができる」と誤答した生徒が16%いた。

 技術・家庭科と言いますが、確かに日常生活する為に必要な技術があります。しかし、この大量生産の時代、自分でそのような技術を用いずとも、購入すれば解決するとも言えます。
 例えば、御味噌汁を作る技術を考えると、火を付けるとかお湯を沸かす、鍋を・・・と言った技術は当たり前として、まず「出汁を取る」、「野菜を刻む」、「味噌を溶かす」、「味を調整する」と4段階に分けるとすれば、もっとも難しいのは「出汁を取る」と言う事になります。
 「昆布出汁」、「鰹出汁」、「煮干し出汁」。
 昆布は冷たい水から煮出し、あるいは水出しを取ります。沸騰すれば速やかに取り出します。
 鰹出汁は沸騰したお湯に鰹節を入れて、しばしと言っても30秒程度が限界ですが、煮出したら鰹節を取り出します。鰹節を専用の紙パックに入れて煮出す手法もあります。
 煮干し出汁は、煮干しの頭とはらわたを取って、しばらく水に浸けた水出しして、これを煮出して出汁を取ります。
 出汁は和食の基本ですが、この3つの出汁を合わせる合わせ出汁とすれば、旨さはさらに増すとされます。
 もっとも、自分の場合、出汁の取り方は知識として知っている程度で、実際には顆粒出汁を使用します。出汁入り味噌は使った事がありませんが、出汁入り醤油、出汁の元は良く使用しますし、かなりの量をストックしています。

 基本の出汁の取り方だけで、この三種類、他にもあご(トビウオ)の出汁とか、椎茸の出汁とか、干した魚であれば大概の魚から出汁は取れます。
 この出汁の取り方さえ知っていれば、野菜の刻み方はどうでも良いような気がします、味噌の溶き方も・・・。
 後は味の調整だけで・・・。

 そう言えば「ご飯の炊き方」は誰でも知ってると思います。「米を研ぐ」「水を充分に含ませる」「炊く」「蒸らす」。土鍋で炊く場合でも無ければ、炊くは炊飯器が自動でしてくれます。ここでまず問題は「米を研ぐ」と言う事でしょうか。
 もっとも今の精米技術は非常に進んでいて、米糠はほとんど残っていないと言えます。従って少量の米を炊く場合は、それほどしっかり研ぐ必要はありません。また、米は研ぐつまり米同士をぶつけて、その表面の糠を取るのであって、洗うわけではありません。
 研いだお米は30分以上水に浸けて、米に充分に水を吸わせます。余り長時間水に浸けると米が割れる事があります。後は炊飯器のスイッチを押して、炊けたらまた30分程度蒸らしておけば、美味しいお米が炊けます。
 このようなお米を炊く技術の中で、もっとも重要なのは水加減でしょう。
 米が乾燥している古米ならばやや多めの水を、新米ならば水をやや控えめにして炊くべきでしょう。この水加減が非常に難しい。

 まつり縫いを始めとして、裁縫もある程度出来た方が、衣服を無駄にせずに済みますが、しかし、今では安いスーツを始めとして衣類は安く手に入ります。こうなると自分で縫ってまで長持ちさせるか、考え物となってしまいます。
 むろん、ちょっとぐらいなら自分で縫って大事に使う事は大事な事で、その為にも針や糸は常備し、必要な技術は身に付けておくべきでしょう。

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