＜オリンパス＞歴代監査役を提訴へ

　オリンパスの損失隠し問題で、同社が委嘱した外部の弁護士でつくる「監査役等責任調査委員会」が１６日、歴代監査役数人の責任を認定し、損害賠償を請求すべきだとする調査結果をまとめたことがわかった。オリンパスは同日、調査結果の提出を受け、東京地裁に提訴する方針を固めた。オリンパスを担当していた２監査法人も調査対象だったが、責任の程度は低いとして提訴は見送る。
　提訴されるのは調査対象の歴代監査役１１人のうち、同社元経理部長の太田稔元監査役（６９）など元常勤監査役が中心で、請求額は数億円。高山修一社長が１７日にも記者会見を開いて説明する。
　調査結果は、歴代監査役が監査法人から不正の疑いを指摘されながら、必要な調査をしなかったと認定。取締役会を監督する義務を果たせなかったと判断した。
　オリンパスは既に、取締役責任調査委員会の調査結果を受けて菊川剛前会長兼社長ら歴代取締役１９人に最大約３６億円の損害賠償を求める訴訟を東京地裁に起こしている。【竹地広憲】

　こう言う裁判でしっかり早く判決が出ないと、同じような・・・あるいは似たような事件が起きる可能性があります。
　取締役とか監査役とか、何かあれば責任を取る立場として給料を受け取っているわけですから、そのような事があれば責任を取るわけです。もし責任を取りたくないなら取締役とか監査役と言った立場に立つ事を断れば良いわけで、その責任をおう立場になった以上、問題はしっかり公表し追求せねばならないのです。
　そのような覚悟が無く、取締役に就任する取締役がいる事が問題だと思います。
　もっともそれは、会社の取締役だけじゃない事ですが。

　ＪＲ西日本の取締役にしてもですが、問題が起きる前に処理出来るか、問題が起きた場合にはその責任は自分がおう、その覚悟が居るはずなんです。