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巨大隕石落下の証拠発見=2.1億年前

2013-09-28 23:59:59 | 趣味
 岐阜県坂祝町の木曽川沿岸と大分県津久見市の津久見湾沿岸に露出した約2億1500万年前(三畳紀後期)の地層から粘土岩を採取、分析したところ、巨大隕石(いんせき)の成分物質が含まれていることが分かった。九州大と熊本大、海洋研究開発機構の研究チームが16日付の英科学誌ネイチャー・コミュニケーションズに発表した。
 熊本大の尾上哲治准教授は「カナダ・ケベック州には直径約100キロの『マニクアガン・クレーター』があり、年代が一致する。直径3.3~7.8キロの巨大隕石が落下してこのクレーターを作り、地球大気上層まで舞い上がった成分が遠く離れた所に降ったとみられる」と話している。
 当時の地球は大陸が大きくまとまっており、同クレーターは大陸北部、岐阜や大分の地層は赤道近くの海底にあったと考えられる。尾上准教授や九州大の大学院生佐藤峰南さんらは、巨大隕石の成分が含まれる地層が地球のどこかにあるとみて古い露出地層を探し、発見した。 
 この成分は白金族元素のオスミウム。隕石には地球の地殻より桁違いに多く含まれ、同位体「188」に対する「187」の割合が非常に低い特徴がある。粘土岩に含まれるオスミウムは前後の年代の岩石より多く、187の割合が低かった。
 約6500万年前(白亜紀末)に現在のメキシコ・ユカタン半島に落下し、推定直径約180キロのクレーターを作った巨大隕石は直径約10キロとみられ、地球が寒冷化して恐竜などが絶滅したと考えられている。
 巨大隕石の直径が7.8キロの場合、重さは推定約5000億トン。尾上准教授は「この巨大隕石の影響で、それまで繁栄していた『哺乳類型爬虫(はちゅう)類』が絶滅し、恐竜が大型化したのではないか」と話している。

 近年になって「P-T境界」(ペルム紀(Permian)と中生代最初の三畳紀(Triassic)の境目)の生物の大量絶滅や、「K-T境界」(中生代と新生代の境目)の大量絶滅などは、小惑星が地球に飛来して、その影響によるものと言う説が広がりました。
 もっとも、恐竜が絶滅した「K-T境界」についてはこの説が取られますが、「P-T境界」についてはまだはっきりしていないと言えます。
 これは巨大隕石の落下時期が、「K-T境界」に対して数千万年もずれている事に由来します。
 地球と言っても特別な惑星ではないので、過去45億年の間には何度も巨大隕石の落下があった事が推測され、それが地層に痕跡があった事がはっきりすれば、研究はさらに進む事が期待出来ます。

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