石野真琴のなんでもあり?

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袴田元被告 異例の即日釈放

2014-04-05 23:59:59 | 趣味
 死刑囚の再審開始決定と釈放が同じ日に行われるのは初めてとなる。この異例の司法判断の根底には「袴田事件」における検察・警察の捜査手法への強い不信感がある。
 静岡地裁決定は「捏造(ねつぞう)された疑いのある証拠で死刑の恐怖の下で身柄を拘束された」と、捜査の全否定とも取れる表現で検察・警察を批判。「正義」という言葉まで使い、約48年に及んだ袴田さんの身柄拘束を解くことを認めた。
 決定では5点の衣類について「捏造と考えるのが合理的」とし「捏造をする必要と能力を有するのは警察をおいて他にない」と踏み込んだ。
 決定が重きを置いたDNA型鑑定について、検察内部では当初、別の犯人の存在を指し示す鑑定結果が出た足利事件などとは「根本的に違う」という見方が支配的だった。
 しかし、そうした判断を地裁は一蹴し、近年のDNA型鑑定を重くみる潮流に沿って袴田さんの犯人性を否定した。静岡県警幹部は「本当に証拠の捏造なんて可能なのか」と驚きを隠さず、検察幹部も「想定外という言葉以外に浮かばない」とする。
 近年は裁判員裁判導入などで証拠開示の流れが強まっており、今回も600点に及ぶ証拠が開示されたことが再審決定への追い風となった。検察幹部は「捜査をめぐる環境は確実に変化している」と話し、こう続けた。「相次ぐ再審開始決定は捜査当局への不信感の裏返し。決定の重みを受け止めなくてはならない」

 マスコミが色々と詳しい説明をしてくれているので詳細は避けますが、かなりその証拠なるものは酷いようです。
 問題は再審請求が認められるまでの期間が長すぎた事でしょう。
 そして・・・こうなってくると、疑わしい証拠による死刑判決に関しては、直ちに全面的に見直す必要があると言えるようです。
 自分は死刑賛成論者ですが、こうなってくるとそこも少し揺らいできます。
 しかし、例えば、通り魔的な無差別殺人を行った犯人とか、数人(二人以上の殺人)を殺した犯人であり、明確な(明確と思われる)証拠があれば、やはり死刑を望みます。

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