両国は土俵際での食事が売りの「吉葉」。二回目だが前回は少人数のため土俵の四隅に設置した席だった。今回は20人近くの集まりで二階の広間での宴会。チャンコ屋さんの風情は控えめな相撲甚句のバックグラウンド。宴会では多くのメンバーは焼酎だが、自分の周りだけは燗酒を注文。大振りのぐい飲みでさしつさされつ盛り上がる。チャンコは何時出たのか定かではなかった。
忘年会の始まる前は、両国第一ホテル隣のファッションビル会議棟での会議と講演。この地は元墨田区役所跡地で第一ホテルが買収、バブルの最中ファッションの発信地を目指して開発。国内外の客などを当てにして開発を目指した。第一ホテルの経営危機で当て外れとなる。この通り学生時代には都電が月島から向島方面に走っていたことを思い出す。今は大江戸線の両国駅が至近にある。青空と下町を背景に会議棟の上層階から見る建設途上のスカイツリーは遠くの筑波山を左奥に配置して見ごたえがある。
さて、吉葉の飲み会も現地解散、カラオケ大好きな仲間とアキバまで行く。まずはガード下の真澄で「真澄吟醸生酒」で一休みの後、以前、地元仲間と2回ほど利用したことのある秋葉原東口前の「Kyo」に入る。相棒は得意な横文字カラオケを熱唱。感心するほどうまい。彼の後は歌いづらいが、身振り手振りのいつもの「ランナウェイ」は「チャンコ」のカロリーオーバーの消費に欠かせない。アキバでのスナックは久しぶりだが、「Kyo」は居心地が良くリーズナブルである。