今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

蘇我の「喜んで!」へ

2006年04月27日 | 居酒屋

 京葉線のターミナル駅蘇我は、内房、外房線の分岐駅にも関わらず相変わらずぱっとしない。頼みの川鉄(現JEF)は工場の縮小や移転で乗降客が減少している。当てにしていた企業もこないし、駅前の賑わいどころではない。アクアラインで当ての外れた木更津ほどではないにしても、今いち元気がない。

そんな蘇我で一杯やろうかと相棒がセットしたのは“よろこんで”の掛け声で有名なチェーン店の「やるき茶屋」。船橋の店には2~3回入ったことがある。若い連中がワイワイやっている雰囲気が先入観にあったが、どっこい落ち着いている。最近落ち着いた傾向にあるらしい。また店が新しいので小綺麗だ。

 千葉方面からの後続を待つ間、生ビールを頼む。店員さんが言うには7時まで生は半額とのこと。仕事仲間の皆が揃って肴を注文し飲み始めたのはいいが、よく考えるとメンバーが悪い。私一人を除いて全員ヘビースモーカーばかり。席を隅に取って煙の方向を確認してはみたものの圧倒的な煙の量に意味はない。昨週末に喉痛と発熱で寝込んで直ったばかりには相当響く。案の定、濛々たる煙をしっかり吸わされ、店を出る頃にはすっかり声が掠れてしまった。

 日本酒の燗をぬる燗と注文したはいいが熱くて握れないほど。文句を言うのも面倒なので黙って飲む。刺身や串モノを注文した覚えはあるが、何を注文したか記憶にない。当然、何を話題にしていたのかはすっかり記憶にはありません。それでも、しっかり飲んで一人しめて4000円がとこ。まあ、こんなもんかと納得。


技術士とは何だの巻

2006年04月26日 | 日記・エッセイ・コラム

 長い間ご無沙汰の先輩が職場に訪ねてきた。いとも簡単に技術士を取得したらと言った。碁の定石ですらどんどん忘れている。その上、昨晩飲んだ店の名前も思い出さないときている。酒で頭がウニ状態でおまけに60近いんだぜ。資格を目指して頑張っている連中に悪いよ。

 とはいえ、そろそろリタイヤ後に役に立つ資格でも取ろうかとは思ってはいた。一級土木施工管理技士、測量士はとっくに取得済みだし、昔受けた第一種情報処理技術者試験も合格してる。どれもこれもあんまり実質的でない。ぼけ防止と第二の人生を考えるとビル管理か土地家屋調査か一級管工事あたりでもと思っていた矢先、名前が貸せる技術士もまんざらではなさそうだとのヨコシマな考えがよぎる。その気になりゃあ酒も少しは減らせて休肝日も作れそうだ。

 早速、試験はどの程度のものかと一杯飲んで晩飯食って、アキバのヨドバシの本屋へ。本棚から受験参考書を取り出し、小1時間の座り読み(ここは本棚の前に椅子がある)。

 試験内容は数字の暗記は必要がなさそうだ。総合判断能力と実績中心のようだ。専門分野の初っぱな10問ばかりやって9問正解だった。生業の知識はまんざらではない。まだ頭は酒で腐り切ってはなさそうだ。   

 ただ、新制度で合格しても技術士補というらしい。どうやら、どんなベテランも四年の奉公期間が必要という訳の分からん制度になったのが解せない。 ご奉仕期間のない旧制度の技術士試験に駆け込みで受かった連中に四年間お使いしろというのか?バカバカしい。

 定年後の技術士補の爺さんを4年間面倒見てくれるとこがあんのかね。酔狂なとこがあるとしても晴れて技術士なったら60半ばだ。ベテランの活用技術の継承だとかなんだとか言ってる割にはお国のやってることは小泉と同じでトンチンカンだ。何はともあれ時間の無駄っぽいので「やぁ~めた」。毎晩、居酒屋で微生物の醸す発酵科学でウダ上げてたほうがいいか。

 追:後日訂正・・実務経歴が相当と認められれば、翌年でも二次試験に合格すれば技術士になれるそうだ。当たり前だ!!

 


立ち飲み「くら」

2006年04月22日 | お酒

 本八幡では初めての立ち飲み屋が開店したと聞いた。市川より賑やかな本八幡、立ち飲み屋の1~2軒くらいあってもおかしくない。バックグラウンドが住宅街では、ちと難しいのかと思っていた。早速、調査に行かずばなるまい。てなことで相棒と2人で「くら」に初見参。

 JR北口側に降りて、国道沿いの千葉銀行の横路地。京成八幡駅方面に入ってすぐのとこにある。

 店は奥に細長い。カウンターと背の高いテーブル。40人近くは入れるか。ここのシステムは、本千葉駅前の「信玄本店」に似てチケット制である。違うのは1枚50円の11枚つづりで500円単位。酒は嬉しいことに労働者の味方・黒ホッピーがある。チューハイ150円、黒ホッピー350円、ホッピー用の焼酎だけの中(なか)は100円と値段も嬉しい。串がほぼ100円、コロッケ100円など100円単位が多い。冷や奴も150円など結構安い。肴も刺身や揚げ物もあり100円~300円で充実している。

 時間が6時前ということもあり、ラフな姿のお方達が10人近くめいめいで飲んでいる。京成沿線らしい、いつもの立ち飲み風景。背広姿は少なくジロリと見られたが構うこったねえ、ゴメンよと一番奥のテーブルに陣取る。店は主人と女将(?)の2人切り盛りしている。店が細長く奥から給仕するため女将?は注文聞く暇もないくらいの大忙しだ。システムを聞く前から酎ハイを注文。もう一人ぐらい店に欲しいとこだ。

 チケットの綴りを八枚(計4000円)買って酎ハイ、黒ホッピー(中2杯追加)と串、コロッケ、奴などを頼む。ぼちぼち背広姿も入り始めた頃、チケットの綴りが2枚残っているが次回へ繰り越し。立ち飲み屋では当たり前だが、一人が多い。帰り際に軽く引っかけるにはちょうどいい。もう少し手早くモノが出てくれば、ブレークしそうな店ではある。


女流アマ囲碁選手権者・祷真理子

2006年04月19日 | お酒

 第48回全日本女流アマ囲碁選手権大会、祷(いのり)真理子ちゃん(関東)が優勝した。ここんとこ、囲碁関連の情報からご無沙汰の中、久しぶりに懐かしい名前を見た。

 まだ、彼女が和洋女子大の学生だった頃に浅草橋の囲碁喫茶で指導を受けていた。爾来、オヤジの巣窟の我が囲碁クラブの指導を何回かお願いしたことがあった。当時は、まだ女子学生選手権3位ぐらいだったろうか。オヤジ達の囲碁会の参加率は大変なもので、2面、3面打ちでバタバタなぎ倒されていたことを思い出す。囲碁会後の飲ん兵オヤジの懇親会にも最後まで付き合ってくれた上に、二次会まで引きづり回したことを今でも反省してます。しかし、美人な上に気だてのいい子だったなあ。

 当時は、今を時めく妹の陽子ちゃん(現五段)がプロへ入段したての時。真理子ちゃんはプロを諦め就職の道を選んだ時だったと思う。

 それからウン年、新手の院生経験者の多い中、相当勉強したのだろう。とうとうビッグタイトルを奪取。さぞや陽子ちゃんも喜んだことだろう。陽子ちゃんの結婚もあり、ちょっと気になるのが「祷」姓で出ていることだ。だれか知ってる人教えて。それにしても、真理子ちゃんおめでとう。

 振り返って「お神」はどうなの?自慢じゃないが禁煙主義の「お神」碁会所ここ数年来足を踏み入れたことがない。てな訳は半分口実で、いつもは居酒屋で酒かっ食らってウダ上げてデレデレになって、この前の中野・石田戦のNHK杯の碁ように自分でダメ詰めて自爆の道を一直線てな訳。真理子ちゃんの爪の垢でも煎じて飲めばとの声が聞こえる。

 酒仙の碁を目指して、「風に柳の桂馬飛び」、「酔拳のさばき」、「一気飲みの攻め」、どうしても碁に酒の幻影がつきまとう。ああこれじゃあ勝てるわけがねえ。てな訳で本八幡の新しくできた立ち飲み「くら」でホッピー3杯。電車に乗る前、中通りの「とちぎや」で酒2合。アキバに帰って「■■ちゃん」で焼酎2杯。

おやすみなさい。


「皐月賞」のタラレバは「百飲」

2006年04月17日 | アキバ

 小綺麗な割烹で仲間とぱあっとやる景色が浮かんだのも一瞬にして霧散。ゴール間際2着に買ってない馬がいた。月曜日。結局、アキバの百円立飲み屋「百飲」。帰りの電車でばったり会った飲み仲間と悔しさ紛れの残念会。

 皐月賞の一着馬「メイショウサムソン」から連単の流しのつもりが、欲をかいて3連複まで手を伸ばして絞ったのが裏目。2着馬が抜け目でアウト。今思えば一度はサムソンを負かしているドリームパスポートまで流していれば馬連でも万馬券だったのにと、お決まりのタラレバ。

 ここ20数年来、競馬はクラッシック(参考のために桜花賞、皐月賞、オークス、ダービー、菊花賞)プラス有馬記念しか手を出さない主義のお神。タケシバオー、アサカオー全盛の学生時代から暫くは、寝ずにデータ分析と予想に耽っていた頃もあった。結局は儲からないものと見切って踵だけ残して足を洗ったのが20代半ば。当時の仲間も殆ど退場している。ところが、いまだ毎週血道を上げている連中もいる。暇な奴だ。何かやることはないのかねと同情する。とはいえ、年数回頭の体操のつもりでもやっているのは同類か。まあ、それでもたまにやっても1勝2敗ペースだから結構善戦している方か。 

 万馬券を掠ったことの経緯をおかずに、マグロブツ、しらすおろし、空豆、厚揚げ、イカフライの肴。一合徳利2本、生ビールジョッキ一杯(200円)を晩酌代わり飲んで、しめて900円のお支払い。今日は慎ましく反省し大人しく帰宅。「あら、今日は飲まないの?体悪いの?」などと言われつつ用意してあった夕食を残さず食す。

 食後、最近の巨人戦は面白くなってきたが、あいにくの月曜日は試合がない。てな訳で食い過ぎた腹と適度な酔いの中、ブログを記す。 


飲んべい仲間と「しちりん」

2006年04月14日 | 居酒屋

 本八幡南口の「しちりん」。テーブルの真ん中の窪みに実際の七輪をセットするホルモン焼きの店。底なしの輩2人との仕事帰り。まずは生ビールと7~8種類の肉から3つとお通し一品を選ぶサービスセットを頼む。3人揃ったところで焼酎をボトルで注文。数少ない銘柄から芋焼酎の「黒○丸」を頼む。

 久しぶりの巡り会い、これから一年は仕事でつき合う仲間。個性派の二人とホルモンを肴に3時間弱、黒丸をロックで昔話に話が弾み気が付いたら3本目が空。まだ、飲み足りなそうな顔しているが翌日の飲み会のため「今日はこれまでと!」号令。号令掛けなけりゃあ、いつまでも続きそう。

 連中とは本八幡で上りと下りへバイバイ。3本飲んでも一人4千円弱。飲み中心なら結構リーズナブルか。

 それにしても、知ってはいるものの相変わらず底なしだ。この一年、肝臓に気を付けよう。

 


巨人・快進撃と「雨後の月」

2006年04月11日 | お酒

 今終わった。去年とは別人の巨人・絶好調。広島黒田に抑えられていたが7回攻略。最後は鈴木のファインプレーで締めくくり、結果はパウエルの3安打ゼロ封。勝ち方最高である。

 自宅で亀甲宮で黒ホッピーを飲みながらのTV観戦。いい気分なので広島の特別純米「雨後の月」を飲みながら野球ブログでも書こうかと向かってる。

 李の加入が高橋伸や小久保、阿部に活を入れている。実にいいサイクルだ。優勝を云々はまだ早いが、いい流れだ。

 それに比べて去年は何だったんだ。清原の放出でチームはまとまってきたようだ。あとは清水の復活と仁志の処遇だ。

 来年は李と上原の大リーグ行きは避けられないだろう。若手を育てながら試合を運ぶことが肝要だ。

 野球ファンのためにも巨人は憎いぐらい勝たなければならない宿命なのだ。

 昔から江戸っ子は巨人大鵬卵焼きと決まってる大鵬は今は誰かな。鰻やで卵焼きで一杯、たまらないねえ。


本八幡「とちぎや」、アキバ「いちえ」

2006年04月09日 | お酒

 4月に入って早々の3日、千葉方面で二次会の連中と別れ、ひとり本八幡駅北口の市川市役所への中路地半ばの「とちぎや」へ。かれこれ2年ぶりだ。変わらないご主人と女将の二人でやっている店。常連さんも昔のままのようだ。

 一次会は八幡会館の宴会料理を、注がれることを避けるため焼酎で我慢していた。日本酒を飲みたい気分で、あじ刺500円と大徳利700円を注文。数年前は中通りの「とちぎや」と言えば八幡の飲んべいには結構知られていたものだ。時期が悪いのか、不景気のせいか以前ほど店の中がワンワンとした活況感はない。カウンターの中から出てきたご主人と雑談の後、アキバに気になる店ができたので1500円を支払い外に出る。

 アキバは昭和通りを渡り、上野方面へ2~3百メートル先の和菓子「岡埜栄泉」の角を入ってすぐの串どころ「いちえ」へ。2~3月前に開店した店で、洒落た赤の立てかけ看板の横、半地下の店に入る。9時半も回り先客は一組。細長い店には真ん中に5~6人掛けのカウンターとテーブル席が五個ばかりで20~30人ほどの店。

 テーブル席に若いカップルがいた。シェフ風の出で立ちのご主人の奥さんらしい人に勧められカウンターの正面に座る。日本酒もそこそこの品揃えだが焼酎の方が品数が多い。串の店ということで焼き鳥を注文する。串焼きはまあまあだが、鳥刺しはオリーブオイルとハーブで食べる。普通の焼き鳥屋とは趣を異にしている。お味のほうも親父酒場専門のオジンとしては中々味わえない物珍しさを抜きにしても旨いと感じる。塩、タレ以外にこういう味付けも、たまにはいいもんだね。創作焼き鳥屋的な感じである。値段も洒落てる割にはそこそこで親父居酒屋の値段と比べてもそんなに高くはない。

 10時ラストオーダーでもあることから、カップルが入ってきたころを見計らいお会計。串とあと一品、燗酒一合と焼酎の?割一杯で2千円半ばかとおぼろに記憶している。

 なにしろ、最近3軒目ぐらいから注文した品や勘定が烏鷺覚えになる。2~3日するとすっかり忘れている。このブログもそういえば寄ってたなと思い出しつつ遡って書くこととなった。仕方ねえか。


アキバ「とり庄」に再挑戦

2006年04月06日 | お酒

 南青山の仙人にアキバの「とり庄」へと誘う。先週、ブクロの黄昏ゴルファーKさんと串の7本セットを頼んだ時、期待した砂肝とハツが入っていない。それじゃ気がすまないてな訳で、Kさんと一緒に再挑戦、今度はセットを頼まず「砂肝」、「ハツ」、「つくね」を個別注文する。「田酒」、「手取川山廃純米」もある、当然のごとく注文。焼き鳥との相性は抜群、やはり良い酒は旨い。新鮮な「鳥刺し」を堪能し次の店に。締めて一人3400円。

 次は、飲み物、食べ物には取り立てて取り柄もないが、美人女将と極少で家庭的な雰囲気がベリーグッドなヨドバシ至近の「あさちゃん」へ。8時半も回って常連さんの多くが帰った後、先客は2人。3人楽に座れてラッキー。まずは例によって何の銘柄だか知らんが芋焼酎のお湯割り。マグロ刺身と〆鯖とおでんを注文する。

 南青山の仙人の自宅を三階建てに改築するそうだ。、ブクロのKさん、宅の象が乗っても大丈夫との三階建ての経験談。南青山は今年の公示地価上昇率がトップ。いい時期に建てるねえと羨ましいかぎりである。

 旧宅の見納めとばかりに解体したストックハウスの片づけを約束する。今度の休みでも参上しますと、ハウスの引き取り手のKさんに協力することとなった。運動してないからKさん宅の三階屋上までの体が持つか心配だ。これから準備体操しても遅すぎるかな。

 

 


勝田台「菊よし」でお別れ会

2006年04月01日 | 居酒屋

 1年間一緒に仕事していた仲間数人と、勝田台でお別れ会をやろうと駅前へ。勝田台駅周辺の飲み屋は、勝田台を仕事の根拠にしていた平成の2~3年頃とあまり変わっていない。敢えてあげると大型チェーン店の「魚民」、「炎」、「月の雫」などが駅前ビルに出店していることか。あまり代わり映えしない街ではあるが落ち着いた雰囲気が生まれている。古い住宅地であるため住民層が高齢化していることか。

 桜満開まであと僅かだが冷たい夜風がひゅーひゅーと唸りをあげている。早く店に駆け込みたい気分。40半ばの独身飲ん兵のN君のお奨めの駅前リプレの裏の炉ばた「菊よし」に入る。店はカウンター、追い込み座敷、奥には座敷もある。確認はしなかったが2階にも座敷はあるらしい。

 さて、ここ数日続いた現場での夜更けまでの事故対応に、ひとまずビールでお疲れ様でスタート。あっという間に飲み干し、次なる酒は何にしようかと迷うが、久しぶりに焼酎にする。「吉兆宝山」があるというが生憎一杯分しかない。仕方ないので別の芋(名前は忘れた)をボトルで頼む。定番の焼き鳥とあと数品の肴を注文し、この間の一年の出来事を肴に賑やかに飲む。この店の焼き鳥は、お神のかあちゃんご愛用の「粟国の塩」で焼いているらしい。健康志向でよろしい。最近、塩やタレにこだわりを持っているいる店が多くなってきた。タレの味も良い。つまみも数が豊富で迷うぐらいだ。そうこうする内にボトル2本を空けて燗酒に切り替える。年度末、飲み会が多いこの頃後ろ髪引かれる思いでさようならする。

 来週からは通勤時間1時間短くなる。電車で本が読むのが辛い年(判るかな若い衆?)には通勤に要する時間が少なくなるということは実に嬉しいことだ。

 初めての製造現場の仕事や仲間と分かれるにはちと寂しいが、今度の営業最前線もまたやり甲斐がある。新しいとこは昔のフィールド。開発し残した飲み屋さんボチボチやりますかな。