今日も駅前(AKIBAオジン)

ツクバEX開業日から始めた親父居酒屋の放浪記。下町の居酒屋、旅先の地酒・酒蔵・秘湯、森と水の話や、たまには政治談義など。

五十年の水業界とのお別れは「八重洲」の裏路地

2018年05月08日 | 居酒屋

 既に新緑の五月も終わろうとし梅雨に入ろうとしている。いろいろありすぎて書きかけのブログが多くなってしまった。という事でボケ防止もありボツボツと再開することとした。

  まずは、人生の大きなイベントのひとつ、4年間勤めた「丸の内」の職場を退職した。学校卒業後、爾来50年の水業界からの退職でもある。「丸の内」の職場は、東京駅日本橋口に面したビルにあり自宅から歩って通える極めて便利なところだった。学校を卒業し、日本列島改造と高度成長に沸き立つ時代、水理計算が一番苦手な「オジン」が就職した先は思いもよらず水稼業。本来の専門の土木屋から情報処理、営業、施設の管理などなど。中小企業へ転職後で約7年、大企業にM&Aされ三度目の職場の4年間を最期に、足掛け50年弱に及ぶ水稼業ともお別れであった

 お別れの際のお決まりは送別会。有難いことに3月末から4月初めにかけて八重洲の街を中心の送別会。本ブログ名の「今日も駅前」の店は八重洲中心となった。大人数や少人数に対応した海鮮個室 鮮や一夜 八重洲店」。分かりにくいビルの狭いエレベータを上がった6階、中は全室個室で魚料理中心の店でプレミアム飲み放題だと「一ノ蔵」、「玉乃光」の純米酒もそこそこ充実している。送別会の定番ではあるが恥ずかしながらの花束を頂く。少し恥ずかしいが今回は家族へ感謝を篭めてしっかりともって帰る。二次会は大人数故にチェーン店「塚田農場」。塚田農場をそこそこに、皆から別れて水戸方面の特急で帰る同じ花束を抱いた仲間と東京駅内のほろよい横丁「蕎麦・いろり庵」へ。日本酒に塩辛と天ぷらで退職後のあれやこれやで語り合う。お爺にはにあっている。

 二日後に別グループが開いてくれた送別会。小さな個室が多い越後酒房 八海山」、こじんまりとして使い勝手がよい。個室の椅子席で6人で八海山」など新潟の酒が中心で越後の酒の代表的な銘酒が揃っているプレミアム飲み放題を注文。オジンのつまらない日本酒の薀蓄を我慢して聞いてもらいつつ越後の酒中心に楽しいひと時を過ごした。ここでは花束の代わりにオジンの名前をラベルにした「純米吟醸 〇〇郎」の化粧箱入り四合瓶を頂く。心遣いに頭が下がる。一人で飲むには勿体ないが一人飲むのも芸がないと、翌週には近所の行き着けの飲み屋での飲み会に持ち込みあっという間に無くなった。

  さて、年度も改まって平成30年度の4月中旬、そろそろ落ち着いたので丸の内の元同僚と久しぶりの飲み会をだいひょうてきやろうと八重洲の路地裏「小樽」へ。「小樽」は料理は豊富で酒の種類も多く、しかも低価格で退社時刻早くか予約がないと中々入れない人気店である。壁のメニューのホタルいかの沖漬に目が行き、まずは生ビールと沖漬けを注文。路地裏で目ただない店だがメニューが豊富で酒もそんなには安くはないが旨い酒がそろっている。壁一面の単品メニューでも皆でつつける量はある。酒もそろっていていい店である。

 何れにしても、暫くは世話になった八重洲とはお別れとなるだろう。これからは虎ノ門が本拠となるが、体のことを思えば少し控えることとするかと考えている今である。

 

  


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