NHKの番組で「仕事の流儀」と言う「高倉健さんの生き方」を2回にわたり放映
されました。
御年81歳の健さん、今日までの実績と実力。真摯な姿勢や渋いお人柄で言葉
すくなに伝え来る「優しさ」は多くの人を魅了して止みません。
私も言うまでも無くファンの一人で、見ていて感動の連続で目頭が熱く成りました。
当然の事ですが、卓越した何かをお持ちなのですが、意外に寡黙というよりは
饒舌で熱く、そして細心、感受性の強い人。
こだわりや頑固さというか、やはり常人でない信念をお持ちで、そこが凡人と
違い人を感動させる力になっているのだと言う事に改めて感銘を受けました。
一回目の番組の最後は健さんの「 生業こそプロフェッショナルさ」のお言葉で
締めくられていました。
実に勇気づけられました、私の場合は21歳から、縁もゆかりもない「茶業」に
身を投じ、何もないところから…愚鈍の極みのようにコツコツとチャレンジし
失敗しの繰り返しながら、紆余曲折どうにか「茶業一筋生業」を続けています。
まさに、ある意味ラッキーの一言に尽きますが、先月の決算も二桁UPには
届きませんでしたが、この不景気に5期連続の成長を続ける事が出来ました。
恐らくですが、健さんと程度は違えど、「お茶へのこだわりと執着」がどうにか?
お客様にご理解を頂いているのでは?としか考えられません。
例えば「粉末茶」は昔っから色んな事に興味を持ち、いつかきっと業務用茶は
「インスタントのお茶になる」と考え、当時はインスタントを製造している所が
全国に2社しか無く、その過程で先代の石垣食品の社長にお会いする機会を
得て、数時間お茶談義の結果「石原さんインスタントはまだ早いよ」と諭され、
その時代、お茶屋でミネラル麦茶を販売する所が全くなく、一次店扱いで卸して
頂き相当量、月に何百ケースも販売させて頂きました。
「人生は出会いだよ」健さんの二回目の締めくくりのお言葉でした。
私の好きな言葉は亀井勝一郎の「人生は邂逅である」です。
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