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日本茶専門店 石原園ブログ

日本茶一筋40年。日本茶の全てを知り尽くした?日本茶専門家のブログ。

業務用ティーパックの需要

2012年12月06日 | お茶の品質管理

ティーパックの需要は、いまだ衰えっていないのか?
先月から今月にかけて、弊店のオリジナル「2g紐付きティーパック」の
在庫が少なくなり数万包ほど製造しました(ほかに10アイテム程有り)。
弊社の品は純国産と銘打ち、正真正銘国産を使用しているのですが
原料は味も結構よいのですが、製品になるとガッカリすることしばしばです。
味は薄くなり、水色は透き通ってしまいます。
原因は例のティーパック(エンベロープ)の材質が問題なのです…

現在使用している紙は不織布で出来ていて、不織布でも特にメッシュが細かい
ものが使用されていて、中には「オキロン」という材質の少し荒い物があるの
ですが、10gの業務用ティーパック(煎茶・ほうじ茶・抹茶入玄米茶)はオキロン
使用なのですが、2gの紐付きティーパックを加工しているところでは、それを
持ち合わせていませんので…何処か良いところが無いかと思っています。

只、現行の依頼先がかなり長いお付き合いで、いろいろ便宜を図ってくれるのと
加工単価を特別安くしてくれているのと、包材を預けていたり、いろいろな関わり
そう、スティック茶も年10万本以上加工していたり…

なかなか思うようにいかないのが、世の常ですね。
もっと美味しいティーパックを作れればよいのですが・・・まだまだ研究が必要です。


量目?

2012年01月04日 | お茶の品質管理
今日はお茶屋の初日でした。
お陰さまで、ショッピングモール系で6件、業務用系で6件、店頭販売で
それなりにご注文と売上がありました。
併せて、製造方面も受注、職人おやじは「試作品」作りに夢中、2400㌔の
ブレンド商品を作るのに、試作品20キロを試しづくり12㌔に8㌔混ぜる
風袋込みで12.5㌔差引残、4.5㌔はかりに乗せる4.45㌔いや4.5㌔
好きな人に見せたい!…
でも殆ど何時ものことなんです。

昔。京都にいたとき(時効なので少し書きますネ)老舗のお茶屋さんのお茶を
1割か2割の口銭で分けてもらい、お茶屋をやっていた人がいらっしゃいました。
その人曰く「あそこの工場長は玄米茶やら、ほうじ茶の合(ブレンド)の時は
全くはかりをつかわらへんのですわ!せやけど、お客さんから一度もクレーム
はあらへんのですわ!偉いもんでせ!」

そんなことを思い出しました、その昔、宇都宮のS園(何時も行列が出来ている
店で見学に出かけたことがありました)その工場長も…後日、そこの出入り業者
がやはり同じようなことを・・

牛どん屋さんでは(135gか150g)ないけれど、結構正確に計れるんですよね。
キャリアは正確体で覚えてる。