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こだわりの農業

土作りから栽培・収穫まで無農薬・無化学肥料(自然農法)で露地草生栽培を実践するわが家を紹介します。

過激でしょうか?

2007-11-22 20:56:50 | きょうのひと言
農業界には、日本農業新聞(日刊:JA系)と全国農業新聞(週間:農業委員会系)の2大紙があります。

私は両方とも購読しています。
農業の世界の流れを知るためにです。

正直なところ、参考になる記事もあれば全く興味をそそられない記事まで内容はさまざまです。

農業に興味のある方は、サイトでも見ることが出来るのでぜひチェックしてみてください。

ただし両紙とも客観的にみると、”自立”より”保護”を訴える論調です。
要するに”自由化反対”なんです。
業界紙なので、ある程度の偏りは仕方がないのかもしれません。

貿易の自由化はもはや世界の流れです。
競争力を付けなければ、今後ますます農業者が減少することは確実です。

後継者の問題、農地の問題、所得の問題など解決すべき問題はたくさんあります。

特に所得の問題は、今の生活に直結する最重要問題です。

「今が凌げれば」という考えの下で補償や補助金、税制優遇などの政策を打ったとしても、
将来的には、日本農業は生き残れません。
”守られている”からです。

確かに世界各国とも自国の農業に対して少なからず”保護”をしています。
でもその代わり、農産物の輸出をしています。

日本は?
一部の国のデパートや日本物産展のようなところに”輸出”しているだけです。
ましてそのほとんどは、在外邦人向けみたいな感じです。

外国からの攻勢にずっと”関税という温室”で守られてきた日本農業。

競争力が付くはずもありません。温室育ちはやはり弱いんです。

両紙から”何とかしてくれ!”というメッセージの込められた記事がなくなったとき、
きっと自立を果たしたことになるのでしょう。


いま、あちこちで農産物即売を目玉にしたイベントが行われています。
農産物即売の目的は「地域の農業を紹介する」とか「地元産農産物のPR」とか
「農業に関心も持ってもらう」とか「消費者とのふれあい」なんてことになっていますが、
やり方はあまりいただけないと思っています。

売る側は「安くしてお客を呼ぼう」とか「品揃えを増やす」ということばかり考え、
ひどいときには、市場から仕入れてくる。
買う側は「とにかく安くて新鮮」という一点だけで買い求める。

安く売ることが「ふれあい」や「関心を持たせる」こととは到底思えません。
売ることに気をとられ、ほとんどの即売会場には「農業に関するパネル」などの
農業を知ってもらう情報はありません。


所得補償を行うのも、重要なことだとは思います。
でも補償してもらわなくては立ちゆかない現状下で、
どうして即売会では「安売り」なのか?

こんなところからも、甘さが見えます。
未だに守られたフィールドで「薄利多売でご機嫌取り」。

新聞媒体は残念ながらリアルタイムの情報には向いていません。
しかしながらその論調は、活字であるがゆえ影響力があります。
だからこそ、補償に頼らない自立した経営を確立するためにマイナスイメージの
農政に関する情報だけではなく、逆風下でも成果を上げているプラスイメージの情報がもっとあると
良いと思います。

農業以外の世界から農業に参入(就農)した方たちの活躍や頑張りが、時々紹介されます。

”食っていけない”はずの農業界に飛び込み、経営が軌道に乗っているのは何故なんでしょうか?

発想が”普通”だからだと思います。
今までの常識を知らないから逆に、積極的な情報収集と経営の効率化を
よその世界で体得しているから農業界の常識にとらわれることなく、結果”成功”しているのだと思うます。

このような人たちのほとんどは、”補償”にはおそらく無縁のはずです。


毎号両紙を読む私は、第2種兼業農家です。
第2種兼業農家とは、
「世帯員のうち兼業従事者が一人以上で、農業所得より農外所得が多い農家」を指します。
農外所得が多いからといって、趣味や道楽で農業をしているわけではありません。
農業所得を上げ、自立した”専業”農家へ経営転換をするために日々情報収集をし、
栽培作物を吟味し、栽培方法と販売方法に「こだわり」ながら農業を続けています。

そんな私は、「反面教師」という思いで両紙を読んでいます。





















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栗より美味しい!

2007-11-19 19:40:31 | 営農のこと
関東83号。

食味がよいのと貯蔵性が良いとの勧めで、
今年はじめて栽培したサツマイモです。

きのうの直売の時、焼き芋にしてみました。

あじは、とにかく甘くってホクホク!
印象としては、栗よりも栗の味がするって感じ。

とにかくウマイんです。

栗ご飯ならぬイモご飯を作るのなら、
断然イモは「関東83号(カンパチ)」です。

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きょうの野菜セット

2007-11-18 16:10:58 | 直売情報

究極の直売!で販売中の「こだわりの野菜セット」。

 いつも写真を撮って紹介しようと思っているのですが、ついつい忘れてしまいます。 でもきょうは箱詰めをする前に1枚撮ることができたので、紹介します。

きょうのセット品目は、
             ①じゃがいも(男爵)・・・秋の新じゃが(11/17収穫)
             ②さといも(女早生)
             ③はつかねぎ
             ④ルッコラ
             ⑤かぶ
             ⑥しゅんぎく
             ⑦小松菜
             ⑧ほうれん草
             ⑨ケール
             ⑩キャベツ
             ⑪ブロッコリー
                              以上11品。

 

送料・クール便手数料込みで全国どこへでも、2,800円です。

基本的に収穫は、発送当日。
ちなみにきょうの分は、けさ6:30~8:00に収穫しました。

また当然のことながら、すべてわが家で育てた”こだわり栽培”。
もちろん、仕入れたものなんて一つもありません。

だからこそお客さんからの問い合わせにはすぐに応えられるし、
すべて自分で育てたものだからこそ、その野菜の生育状態なんかもよくわかっています。

全国からの寄せ集めではなく、すべて自家生産。

だから、栽培方法にムラがありません。
だから、旬のものしか作れません。

うちのはすべて、無農薬・無化学肥料で堆肥を使って土作りからこだわった、
”こだわり栽培”です。そして、すべて露地栽培。

 このような栽培法で作った野菜だけの”野菜セット”。お試しください!

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本日の直売開始

2007-11-18 10:54:30 | 直売情報

秋の収穫祭が雨天中止になり、皆さんに大変ご迷惑をおかけいたしました。

収穫祭よりも品数が少ないのですが、本日直売を開催しています。

開始早々いらしてくださった方、どうもありがとうございました!!

きょうは、こんな感じです。

きょうの販売品目は、ほうれん草、小松菜、春菊、ルッコラ、はつかねぎ、カブ、
大根、ブロッコリー、キャベツ、サトイモ、さつまいも(焼き芋あります!!)、みかん。

焼き芋は、これからはじめます。

ともあれ、天気が良くてひと安心です。

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畑からの夜景

2007-11-17 18:02:24 | きょうのひと言

畑で作業をしていたら、あっという間に真っ暗。

片付けをして帰ろうとしたとき目に入ってきたのは、
ライトアップされた清掃工場です。

普段は昼間しか見ないのでこんなにきれいにライトアップされているなんて
全く知りませんでした。

畑から肉眼で見ると、それはすばらしい光景でした。
でも写真にしてみたら、あんまりきれいに見えないものですね。
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きょうの工事現場11/17

2007-11-17 17:55:44 | 地域の出来事

レイクタウン内の工事の様子です。

東埼玉道路(国道4号線)からの撮影です。

 

工事は確実に進んでいます。

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やぶにらみだと思いますが

2007-11-16 22:14:41 | きょうのひと言
エコロジー、エコプロダクツ、環境保全、安心、安全、環境に優しい、地球に優しい、
ロハス、スローフード、無農薬、減農薬、有機栽培、減農薬栽培、特別栽培、
エコライフ、etc・・・。

良く耳にするし、自分でも何となくニュアンスではわかっているつもりです。

でも書き出してみたら、何がなんだかわからなくなってきました。

二酸化炭素(CO2)が従来のものと比べて減っていれば(減らすことができれば)
このような表現がOKなのでしょうか?

「チーム・マイナス6%」以来、どこもかしこもエコ。

これって一種のブームなのでしょうか?

とはいえ、わが家も「チーム・マイナス6%」のメンバー。

ふと思ってしまった素朴な疑問に、少しだけ思考が混乱しています。


二酸化炭素削減というゴールは同じだと思います。

でもそれぞれアプローチのしかたが違う。

各企業・各個人とも、微妙に考え方や取り組みが違う。

中には明らかに便乗みたいなのもある。

食品表示の偽装問題がいま世間を騒がせていますが、

近いうちに偽装エコなんてものが発覚しそうな気がしています。


また環境問題や健康問題、そして食の安全の問題などは、

本来ブームではなく、当然の取り組みとして行われるべき問題だと思います。

はじめはブームでも良いと思います。でも早く日常化され特別ではなくなることを願っています。










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まるごと一個食べる満足感を!

2007-11-15 23:16:38 | 農作業のこと
そろそろかなと楽しみにしている”秋じゃが”のキタアカリと男爵。

まだまだ樹勢が強く、なんだかまだ育ちそうな気がします。

きょうも試し堀をしてみましたが、ちょっと小振り。

でもいつまでそのままにしておいても、そんなに大きくなるものでもありません。

欲張って大きめ狙いで、掘りあげるタイミングを逸してしまっては元も子もないので、

とりあえず今度の日曜日にでも、少しだけ掘ってみようと思います。

新じゃがだけあって、皮が手でむけるくらい柔らかいんです。

だから冬の定番、おでんにはうってつけです。

ましてや、小降りなので切らずにまるごと一個をおでん種にするのも良さそうです。

おでんの他、シチューなんかにも良いかも。

小さいなら小さいなりに使い道はあります。

ほかに小さなジャガイモを使った料理のアイデアがあったら、ぜひ教えてください。





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11/18の直売情報

2007-11-14 20:22:48 | 直売情報
先日(10・11日)の収穫祭では、皆さんに大変ご迷惑をおかけいたしました。
あの悪天候でしたので、どうぞお許し下さい。

さてさて今度の日曜日(18日)は、曇りベースで雨の心配はさほどなさそうです。

久しぶりの告知となりますが、今度の日曜(18日)の直売情報です。

今回は、朝どりの葉物(ほうれん草、小松菜、春菊、ルッコラ)とサトイモ、さつまいもの販売です。

寒さがだいぶ本格化してきました。
あったかいお鍋などにいかがでしょうか?

開催時間は、10:30~16:30。
基本的には売り切れ御免方式です。

収穫と調製のため開店ギリギリまで、準備ができていないこともあるかもしれませんので、
あわてずに10:30過ぎにいらして頂くと確実です。

いつものように、直売実施の目印として”のぼり旗”を出します。
今回は写真のようなのぼり旗が出ていますので、初めての方はこれを目指して
おいで下さい。皆さんのおいでをお待ちしています。

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未だ収穫中です

2007-11-13 23:07:18 | 農作業のこと
”えっ?
 まだ採れるんですか?
 露地で?!”

”ええ、採れますよ。
 収量は確かに落ちますけれど。”

きまってこう答えます。

これ、夏野菜の収穫が未だに続いていることに対する
お客さんとのやりとりです。

わが家では、4~5月に植え付けをした
「ケール」「ししとう」「ピーマン」と
「中玉トマト(糖度の高い旬はフルーツトマトとして販売しています)」や
「島オクラ」が未だ畑に健在です。

中玉トマトと島オクラの収量はピーク時の1/20以下。

でも他の作物は、ピーク時と収量がほとんど変わっていません。

島オクラはさすがに気温低下のため、気の勢いがなくなってきました。
それでも、家で食べるくらいなら充分です。

普通ピークを過ぎ季節が変わる頃、樹を倒して次の作物に移ります。

収量が落ちると経営的にきつくなるからと、
樹勢が落ちて病害虫にやられてしまうからです。

旬の時期と比べ食味は若干落ちますが、
それでもスーパーなどの店頭に並んでいるものと比べると、
同等かそれ以上です。


特に追肥として堆肥を投入することもありません。

土と作物自体に”体力”があるからできることかもしれません。
暑かった今年の夏の影響もほとんどありません。

例年霜が降りるようになる12月中旬~1月中旬頃まで収穫が続きます。
露地栽培でこんなに長く収穫ができるんです。

わが家にとっては普通のこの状態が、
お客さんや業者さんには不思議(なぜできるのか?)に映るようです。

無農薬(年間を通じて使わない→タネが薬剤処理されているものは一部あります:栽培履歴で公開しています)、
無化学肥料(年間を通じて使わない→堆肥と鶏糞、牛糞のみ:栽培履歴で公開しています)で
極めつけは、露地栽培(太陽をしっかり浴び、自然に逆らっていません)。

まさに”循環型農業”。そしてなによりも、自然には逆らいません。

このやり方をはじめて、4年が過ぎました。
わが家はこれからも、このやり方です。





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