南九州の旅(part ４)

神戸を出発してカンカン照りの毎日・・・
旅も４日目になるとちょっぴり疲れを感じてきた。
ゆっくり朝から温泉に浸かり「さ～出発・・！」

今日は先ず＜知覧＞へ
鹿児島県知覧町は、終戦の年の昭和20年に、来るべき沖縄決戦のための
特攻隊基地がおかれた街で、この基地に全国から集った一千数百人もの
若者が、国家的に組織時の国家に殉じている
富さんと特攻隊達の話はあまりにも有名だが、実際にそこを訪れてみると
想像以上の生々しさと人間と人間の固く結ばれた絆と愛情を深く感じる。
どんなに沢山の若者達が富さんによって死すとも心が救われたことだろう！



今日は兎に角高速道路をむちゃくちゃ走った・・・
旅の最後のホテル指宿（イブスキ）に早めに着いた。
パパさんが楽しみにしている砂風呂に入る為・・・

只でさえ暑い今年の夏わざわざ昼間の太陽で焼け焦げた砂の上に寝て
おまけに体に砂をかけて熱さに耐える・・・
「何時止めて起きるかはご自分で決めてください・・」係りの人が
注意をしていた・・





今夜のお宿は＜秀水園＞
秀水園は全国でも有名なホテルらしい・・
流石・・係りの人が車の移動をしてくれた。玄関に入ると女将さんが
綺麗な着物姿で正座をして・・ご挨拶を・・
お部屋係り曰く「去年、関西の西村屋さんから研修で一泊ですが来られ
ました・・」とやら・・・
　
ホテルの食事が続き、何となく好きなものを自分で作って食べたい気に
なっていた私だが、今夜のお食事があまりにも美味しく綺麗だったので
例のデジカメで撮ることにした。
お味噌汁の他に＜ご汁＞と言うのがあった。
白味噌に大豆を潰して混ぜた椀物だが、中に豆もやしが入っていて、
家庭的な美味しいさがあった。
南国の味が少々私には濃すぎたが、このホテルはお料理の美しさだけ
でなく、薄味でその上とても上品な美味しさがあった！