今年の田植えの総括です。一言に言えば、大失敗でした。ここ数年発生しなかった蒸れ苗か、立ち枯れが
発生しました。特に思い当たる節は無いのですが、もしかしたらと思うことは、例年だと種籾を45kgで
約360箱に蒔くのですが、去年はすこし種籾がたりなかったので5kg増やして50kgとしました。
種蒔きは例年通りと言いたいのですが、今年は芽だし(催芽)が結構短い時間で済みました。その分
芽の伸びがやや良かったように思います。
そのせいだと思うのですが、最初は例年通りの機械設定で蒔き始めたのですが、見た感じはやや薄い感じ
でした。種籾を5kg追加で買って、余すのもおかしいので途中から微調整で最高に厚蒔きにしました。
その結果はやはり350箱程度で種籾が終了です。
今年は育苗の初期段階では、かなり寒かったですし、その後は夏の暑さ、第3週目頃からは普通の天気。
と感じてます。天気が悪かった。のですかね?
(病気になった苗、田植えはこの苗は出来ません。苗を130箱程度捨てました。この作業も大変でした。)
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去年までは一箱当たり125gの種籾だったのですが、今年は142gの種籾だった、と言う結論です。
本当の原因がなんであるのかは分かりませんが、最終的に使えた苗が210箱でした。購入した苗が70箱。
使えた苗も全く症状が無いわけでないので、特に後半に使った苗はこれは病気になったと思われる苗を
小さい田んぼへ移した分から、約20枚ほど使いましたので植え付けも本当ではありません。
例年と比べて幾らか良かったかもと思われるのは、代掻きを少し代えました。3回掻くようにして、縦、横、縦
としたことで幾らかムラが少なくなったようです。しかし田んぼの田面が高低差があって、高いところは植え付け
時に固くなるし、低いところは田植機が土を押して、前回植え行へ土を被せてしまうなど、多少の問題は有りました。
土を被せてはいけないなので、隣との間隔を幾らか広くしたところもあります。特に田んぼを掻いてから田植え
するまでの時間が大事です。今年は中1日と中4日があったんですが、基本は中3日にしてます。4日目に植える
様に段取りをしてます。
田植えで作業が終了では無いので、秋の収穫が決まったわけではありません。一番は天候です。(^0^)
数年前にも失敗して、多分ですが今年以上に田植えがムラだったことがあります。その時は苗は枯れなかった
のですが、生育にムラが出来て、結局は植えた苗が短いものは水没。結果は腐ってしまいました。
苗は均一が基本です。厚かったり、薄かったりしてはいけませんし、伸びたところと短いところが有ってもいけません。
農作業は自分でやることが基本ですかね。苗にしても買えば良いというわけにも行きません。苗にも微妙な
違いが有ります。でも緊急事態の購入なので、ショウが無いのでしょうか。
米作りに係わって40年位ですか?でも未だに課題を抱えたままです。段々には自分の健康も気になり出しました。
病気の苗の写真ばかりでは、面白くないので、ムラサキサギゴケですかね。タンポポ、ウマノアシガタ。でしょうか?
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そんなわけで全く余裕が無い生活をしてました。もう暫く続きそうです。今度は草刈に追われそうです。
自然相手のお仕事ですからなかなか思ったようには行きませんよね。
特に今年は夏日の後、冬に逆戻りなんて言う日もありましたし
稲には残酷な状況だったような・・・。
それにしても苗って繊細ですね~~。
植え方ひとつをとってもこんなにこだわるんですね~~。
田植えは作業が集中しますので、難しいですね。稲刈りよりも大変です。
でも自分の場合は、今年は特に、股関節の痛みも出て、歩くのも自由に出来ませんでした。昨年までは回復してたんですが、今年はストレスのせいもあってか、回復せずです。
一番酷いときよりは幾らか良いですが、今も続いてます。農繁期が終われば、幾らからは楽になると思いますが、これか何年続けられるのか心配です。70歳を目標にしてましたが、無理そうです。
田植えが作業では難しいですが、それで全て出ないので、秋まで手抜きをせず、それなりにやりたいです。苗を購入して、余計無い仕事を増やして、苦労しましたが、秋には豊かな豊作が待ってるかも、知れません。
(^0^)