ふろしき王子功

あたらしくて
かっこいい
風呂敷のつかい方を
伝えあるく、
横山功のページ

ふろしきについて。

2009年06月11日 23時22分39秒 | 風呂敷の使い方
人の衣服は
寒い北は皮、砂漠の西は毛
温暖な東は麻、暑い南は綿

麻と綿は布の文化。
着る布は長方形。
綿ならばそのまま巻いて服になるが
麻は巻きづらいため
日本では着物のかたちをつくる。

つつむ布は正方形。
日本ではふろしきという。
もともと「平包み」といっていたが
お風呂あがりのマットとしてその上で着がえ、
さらに脱いだ着物は包んで持ち帰れる。
お風呂以外でも使うが
日本人のネーミングセンスで「ふろしき」となる。

日本の風呂敷はもともと古い着物をほどいて
反物の幅(約38cm)をつないで作ったので
サイズを二巾(ふたはば)や三巾(みはば)という。
正方形ではなく縦が少し長い。
縦糸のほうが伸びづらいので、
ひっぱって使いやすくするために長くする。

江戸時代は風呂敷に屋号を入れて
街道を歩くと宣伝にもなった。

自然のモチーフなどをパターンにして
増幅させた文様をふろしきに刺し子して
布を丈夫にするとともに縁起や魔除けとした。
麻の葉、青海波、七宝、かごめなど。

朝鮮半島のふろしき「ポジャギ」は
細かいはぎれのパッチワークなので
角が結びづらいこともあり
角に付けたひもを結んで使う。

日本は現在エコロジーブームなので
風呂敷がよく取り上げられているが
まだ古くさいイメージがあるのか
それほど普及はしておらず
本当の便利さを知らない人も多い。
使い方を知り、そしておしゃれな風呂敷もふやしていこう。


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2 コメント

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風呂敷の思いで (辻石泰之)
2009-06-12 09:11:19
横山さんお変わりございませんか。

コメントはせずとも、最低1日1回はあなたのブログをのぞいています。期待通りの楽しい記事にいつも感動と刺激を頂戴しています。

思えば数年前、横山さんのTVを拝見させていただき、「風呂敷」について目ざめ、そのさわやかさとに魅せられたのが始まりでした。

親戚に酒屋があり、亡き主人が自転車に乗り、(風呂敷の)一升瓶の2本包みを片手に走っていた姿を子どもごころに想い出します。また、8人兄弟の末っ子だったためか、兄、姉の結納や結婚式のたびに、風呂敷が登場し、かっての生活には欠かせないものという印象が強烈でした。母のふるいタンスの小引だしには美しい花柄の風呂敷が何枚も入っていたものです。

かっては、身近な生活にとけ込んでいた風呂敷、その美しい絵柄が大好きでした。風呂敷、女性もののハンカチ、扇子、着物(留め袖・振り袖・訪問着・・)、帯・・などに描かれた(純日本的な)図案や花柄が目に入ると、今も店先でたちどまることもしばしばです。

横山さんの、風呂敷、植物、小動物をはじめブログに
みる折々の”主人公”の風情と情緒に接するたびに、唱歌「ウサギ追いしかの山・・」の境地にひたっています。

ありがとう、横山さん!!  お元気で・・・。

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おはようございます。 ()
2009-06-12 10:47:38
いつもご訪問とコメントを
ありがとうございます。

ふろしきがただのブームではなく
生活必需品として新しい時代に
再来するような氣がして
わくわくしています。

今後もどうぞよろしくお願いします。
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