ふろしき王子功

あたらしくて
かっこいい
風呂敷のつかい方を
伝えあるく、
横山功のページ

東京棚田フェスティバル

2008年11月26日 09時06分24秒 | 
先週は予定がたてこんでいました。

大阪の風呂敷講座と
恵比寿の棚田フェスティバルでのお絵描きと
父の代わりに行った紅葉狩りツアー。

ちょっとしたことでも
3つ重なるときりきり舞いになりがち。
でも逆に、ささやかでも
心地よいことが3つ揃えば
ハッピーフル状態になるでしょう。

たとえば
・良い香り×好きな曲×簡単な掃除
何故3つかというと
たとえばしゃぼん玉は
3つまではくっついて
4つめがつくと
2つずつに分かれるというので
3をひとまとまりにしてます。

さて、土曜日は
恵比寿で東京棚田フェスティバルでした。
第3回目となるこの催しは、
全国で棚田(斜面に造られた階々の田んぼ)に
関わっている方たちと人々との
情報交換や交流のイベントです。

棚田についてあれこれ
・保水力があって山に降る雨をゆっくり流し
 土砂災害などを防ぐ
・大型機械が入れないなどの理由で
 手作業、小規模の稲作となり
 無農薬、減農薬米が比較的多い。
・その結果、田んぼの生き物が多い。
・山のきれいな湧き水が引かれるので
 ひと味違うという
・四季折々の棚田の風景が素晴らしい

こんな、愛すべき棚田のイベントですが
僕は今回
田んぼの生き物や子供たちの
大きい絵を描いてほしいと頼まれました。

初めは、ふすま用の紙などに
描こうと思いましたが
床に置くスペースがなく
壁にベニヤ板などを立てかけて描くのも
ピンと来ない。

そこで考えたのが、
棚田の田んぼの形のように
柔らかい三日月形に切った和紙に
四季折々の行事や生き物たちを
1枚1枚描いて、それを貼り並べて
棚田風景を作ることにしました。

貼る土台は
大きめのすだれです。
幅3.6m×高さ1.8mのものを
南千住の泪橋(なみだばし)交差点にある
いちかわという竹製品のお店で買いました。
もっと大きいのもありますが
電車は高さ2mまでなので。
すだれなので担いで持って行けます。

たくさん並べて
棚田風景にするために
描くモチーフを決めました。
田植え前から稲刈りまで季節を追います。

・かっぱと桜
・菜の花ともんしろちょう
・れんげと蜜蜂
・田植え
・どじょうとメダカ
・おたまじゃくし
・カブトエビ
・たにし
・アゲハチョウといもり
・草取り
・アジサイとかたつむり
・かえるとミズアオイ
・カマキリとバッタ
・くも
・タガメ
・ゲンゴロウ
・サギとつばめ
・へびとうなぎ
・浴衣の子と蛍とつゆくさ
・すいか
・きじ
・田毎(たごと)の月
・かかし
・彼岸花とコスモス
・稲穂ととんぼ
・柿と焼き芋
・栗とどんぐりといなご
・へびのぬけがら
・もちつきとかっぱ

(今回描き忘れたもの)
・刈った稲を干すはざかけ
・ざりがに

これら約30枚を
和紙と墨で描き続けました。

初めは写真を観ながら描こうと
思ってましたが
当日は自分の記憶や体験から
生き物の特徴を思い出して描きました。

最低3つの特徴を。
おたまじゃくしなら
・上から見るとしっぽはちょろ
・横から見るとしっぽはひれのように幅がある
・足の生えているものもいる

ちょうど2日前に
京都の鴨川で観察したのが
役立ちました。

お蔭さまで時間内に
無事描き終え
棚田の一年が完成しました。

お客さま
スタッフのみなさま
応援ありがとうございます。
来年は田植えなど
手伝いたいと思ってます。

追伸
屋上では小麦が伸びてきてます。
麦踏みも、花壇に入るのが忍びなかったので
手の平で押し付けました。
小松菜はまだ小さいですが
十姉妹のヒナがいるので
摘んでやってます。

大阪

2008年11月26日 09時04分44秒 | 講座などの記録
11/25

忘れ得ぬうちに
先週水曜日の大阪の日記です。

難波から南海高野線に乗って
大阪狭山市駅で降りて
市会議員の古川照人さんの
後援会主催の
風呂敷使い方講座をしました。

お昼はうどんでした。
関西風なので澄んだおつゆでした。
ぷりぷりこしがあって美味しかった。

平日なのもあり
参加者はみな女性です。
大阪の人は面白いから
僕の真面目な風呂敷で
大丈夫だろうかと思いましたが

和やかに打ち解けながら
参加者モデルに風呂敷水着も
お召しいただいたりして
笑い多い時間でした。

議員さん(男性)を
ふんどしのモデルにと思いましたが
クールな雰囲氣の方ですのでやめました。

その後、天王寺で大阪の友達2人と逢って
夕飯をいただきました。
青春を共にした?人たちなので
ずっと愉快にほっこり元氣に
おかしなことばかりしゃべってました。

女の子は、若いうちに
ヌード写真集を作っておいて、
将来お金が必要になったら
売るとよい。とか。

今晩泊まるのに
宿も決めずへらへらして。
結局難波のカプセルホテルへ。
なかなかきれいな所で、
カプセルと別にロッカーが
3種類も(服、荷物、貴重品)。
僕はこの旅
行きから着物でした。

丁寧にも服ロッカーの中に
無地の上下が揃えてありましたが
みんな同じ囚人服みたいでややわ
って、着物の下の長じゅばんを
パジャマにしました。
カプセルの中で脱ぎましたが。

顔を洗うのが面倒なので
水を入れたマイスプレーを
顔にシュッシュしてタオルでふきました。

北向きで寝たほうが落ち着くので
方位磁針で確認しました。

翌日、別の友達と
待ち合わせして
たこ焼きを食べました。
京都へ寄ってから帰りました。

着物姿
鴨川べり
西日の中を泳ぐ
おたまじゃくしを
ずっと見てました。

浅草ツアー☆

2008年11月18日 07時34分54秒 | 講座などの記録
11/17

昨日は浅草ツアーでした。

浅草の前に
まず亀有の着物屋さん
竹松ノ屋へ。

主催者の結さんと
パフォーマーのみわみさんが
アンティーク着物をレンタルして
着付けてもらいました。

僕はまだ和装ではなく
白い耐油性ヒーロー長靴でした。

浅草で王子さんたち4人と合流しました。
うちの屋上で緑に囲まれながら
ランチの予定でしたが
首都しとしと雨でしたので
十姉妹歌う僕の部屋で
皆でおむすび結んで
美味しいパンや麻の油など食べました。

ご飯を鍋で炊いたのですが
上に木ぶたと重しを乗せたものの
すき間から蒸氣がもれてしまい
水分が減って固めになりました。
それで、余ったご飯は夕飯の
チャーハンにしました。

次回ご飯を炊く時は
とっておきの
南部鉄のご飯釜というのを
使おうと思います。
うちの実家のお店で売っていて
まだ試したことありませんが
美味しく炊けそうです。

ランチの後
おばあちゃんの部屋の
グッピーを見てから
屋上へ行きました。

雨はやんでいたので
あれこれ説明しました。
・野菜くずはカゴの中の団子虫が土にしてくれる
・ルッコラを摘んで食べました
・土が乾かないように万年草で覆ってます
・藍の茎は赤い
・小麦が伸びてる
・榊(さかき)は一年中葉が青々としてる。
 だから神の木になったのかも。

部屋に戻って風呂敷使い方講座です。
今日はてんこ森です。
全部やると2時間はあっという間なので
今回は基本を中心に練習しました。

さて、いよいよ浅草案内です。
基本に忠実に雷門からスタート☆
といいたい所ですが
うちから雷門までの道も
既に浅草巡りです。

近所にあるくずれた花壇。
道路に土がこぼれたまま10年。
誰も修復しないけど、
風雪に耐えて
四季の雑草を育んでいる・・・
そこも僕にとっての
アイキャッチスポットです。

雷門で旅好きのりすとさんと合流。
みわみさんの友達もいらっしゃって
写真を撮ってくださいました。
仲見世はかなり混んでいるので
裏道を抜けつつ浅草寺へ。
ちょうど今日まで本殿の扉が
お開きで観音様を拝めました。

境内では奥山風景という催しで
江戸のお店が並んでいます。
職人さんの実演販売も。

みんなお団子を買ってました。
僕と王子さんは矢を的に射って
花やしきの招待券をもらいました。

うちに戻って
着物レンタルの方は着替えました。
なんとみわみさんが
着てきた洋服を着物屋に
置き忘れてしまったので
上は肌じゅばんを着て
下は布を巻きスカートにして
コートを羽織って帰りました。

先に3人お帰りになり
残った6人
・いさお
・あきこ
・結(ゆい)さん
・王子
・あややさん
・りすとさん

は色々語らいながらチャーハンとパンと
豆腐と甘酒のデザートを食べました。

・非常用のヘルメットにもなるステンレスボールは
 直径21cmの深型が一般の大人にはちょうどよい。
 食器にしたり水をくんだりもできる。
・日本のどこかにあるかもしれない自治区を探そう。
・歯石は弱った歯を補強するためにできるので
 歯石を取ると歯がぐらついて抜けやすくなったりする。

話し忘れたこと。
僕の好きな旧字体について。
・「栄」「営」「蛍」は
 元々は「榮」のように上に火が二つ。
 命が熱くうごめいている感じがいい。
・「区」は中のメが品。
 「駆」の右のメも品になると
 いかにも馬が村々を越えて行く感じがする。
・「台」は「臺」
 昔の土臺(どだい)は頼もしい。
・「翻」は右の「羽」が「飛」です。
今度旧字体をみんなで書くのもやりたいな。

みんなの引き出しが合わさると
話が尽きません。
広大無辺で千変万化な雑談も
ほっこりイベントの醍醐味ですね。

防災かぶと☆

2008年11月10日 01時21分08秒 | 風呂敷の使い方
昨日(土曜日)
友達たちと地元浅草の遊園地
花やしきに行きました。
そのうちの一人は目立ちたがり屋の
可愛い子なので
目立たせるために
僕は家から本物のかぶと(源義経みたいの)を
持ってきて、かぶってもらいました。

かなりのインパクトです。
外国人観光客たちも喜んで
写真を撮られたりしました。

ところが
境内の階段から
ずてっと落ちてしまったのです。

っ☆
幸い軽傷で済みました。
かぶとをかぶっていたお蔭だそうです。

次回からはよりしっかり
かぶとの緒を締めるとよいでしょう。

かぶとやヘルメットを
日常身に付けている人は
あまり見ませんが
地震で窓ガラスが降ってきた時などに
助かるので

マイボウルを持ち歩き、
いざという時かぶると
よいかもしれません。
普段は
風呂敷バッグの底に
はめておきます。
食器にもなります。

そんな
非常用風呂敷包みを
一人一つ準備しておきましょう。
中身は
・ボウル
・水筒
・塩
・傘とレインコート
・長靴と靴下
・下着(藍染めのふんどしがおすすめ。酸化しづらい)
・タオル
・銀色保温シートと寝袋
・懐中電灯と電池
・暖かい上着
・強力マスクと水泳ゴーグル(砂けむりの中など)
・風呂敷(バンダナサイズも)とレジ袋
・歯ブラシとひげそり
・ナイフ
・笛(SOS用)

書いたからには
実際作ってみます。
また報告します。